記憶障害の多い春ドラマ

4月も後半に入り、春ドラマもほぼほぼ初回が放送されてます。まだ始まってないドラマ、録画したまま見ていないドラマ、録画していないドラマもありますが、録画して見てるドラマは概ね楽しく見てます。

しかし、今期、なぜか記憶障害の設定が多くないですか。

すでに名作の予感がする「アンメットある脳外科医の日記」は、事故で2年分の記憶を失い、1日分の記憶が翌日にはリセットされてしまうという障害を負ってしまった脳外科医の物語。

「くるり～誰が私と恋をした？～」はラブコメ要素多め。階段から落ちて記憶喪失になってしまった女性が次々登場する男性たちとの関係を探りながら、自分らしい生き方を見つけていくドラマ。「セクシー田中さん」も良かったけど、こういう前向き女子の役は生見愛瑠さんに合っていていいなぁ。

月9「366日」では主人公が高校時代の同級生と再会して両思いになったとたんに相手が事故で昏睡状態に。次回で目が覚めるようですが、どうも、記憶なさそうなって感じの予告でした。まだわからないけれど。このドラマ、高校時代のエピソードと現在の大人パートが交互に出てきます。高校時代は回想シーン的に少しだけだと思っていたら、毎回けっこうな分量で出てきて、ちょっと予想外。キャストが同じなので、大人が高校生を演じてるシーンが多くなって、微妙…。高校生役ができない年齢ではないけれど、長いシーンはどうなんだろう。物語の展開は、このあとも楽しみ。

まだ見てないのだけど先日初回放送だった「9ボーダー」もどうやら記憶喪失の登場人物がいるようで。

あと記憶障害ではないけれど、ある事件（事故）のあとに失踪した人物が何年か後に姿を現して、過去の事件の真相が明かになってゆく、っていう「Destiny」。こちらも大人世代の俳優さんたちが大学生時代も演じてます。

「9ボーダー」は見てないからわからないのですが、他のドラマは、記憶障害や空白期間を設定することで、過去の大きな出来事や事件などの真相が判明してゆくというミステリータッチのストーリーになってます。

まだ見てないといえば「約束〜16年目の真実〜」もタイトルの通り、過去の事件の真相を暴くという話のようです。

あと「Re:リベンジ-欲望の果てに-」は、復讐劇ではあるけれど、やはり空白期間のナゾを解明していくような展開になってきてます。「君が獣になる前に」はタイムリープを繰り返しながら、事件の真相を探る話。

他は見てないのでわからないですが、見てるものだけでも似たような設定のものが多い。そういうドラマを選んで（好んで）見ているからかもしれませんけど、平行して見ていると、ドラマの内容がごっちゃになってしまって、「ああ、なんかもう前回の話は忘れちゃったけど、とりあえず見とこう」みたいになってます。忘れちゃう内容はその程度のものだったってことで、そのまま。面白いドラマは、忘れない。

あと、楽しく見ているのは、明るい法廷物「JKと六法全書」、暗い法廷物「アンチヒーロー」、明るいお仕事ドラマ「花咲舞が黙ってない」、明るいゴーストストーリー（なのか？）「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」、エンタメ要素多めの「ACMA:GAME アクマゲーム」と「イップス」。文学的な（見る人を選びそうな）「季節のない街」「95」「RoOT / ルート」「滅相も無い」あたりも一応見てます。