タマ公は新潟県中蒲原郡川内村(のちの村松町、現在の五泉市村松地区)で飼われていたメスの柴犬(越後柴犬)です。
飼い主である刈田吉太郎さんに引き取られてから深い絆で結ばれていました。
タマ公は昭和9年(1934年)2月5日と昭和11年(1936年)1月10日の2度にわたり、猟場で雪崩に巻き込まれた刈田さんを助けたことで知られています。
1度目の雪崩では、猟仲間と共に雪に埋もれた刈田さんをタマ公が懸命に掘り起こし、刈田さんを救出しましたが、残念ながら猟仲間は助かりませんでした。
2度目の雪崩でもタマ公は再び刈田さんを救い、その忠義が当時の新聞やラジオで大きく取り上げられ、新潟県知事やアメリカ合衆国から表彰されました。
タマ公は1940年(昭和15年)に11歳で亡くなりましたが、その物語は今も語り継がれています。
新潟駅のこの像は彫刻家の中原悌二郎さんによるものですが、タマ公の像は新潟県内に複数存在します。
1982年(昭和57年)に上越新幹線開通を記念して、新潟駅南口駅舎2階の新幹線コンコースに羽下大化の弟子である林昭三さんにより銅像が建立されました。
さらに翌1983年(昭和58年)には、五泉市にある村松公園にも林昭三さんによる銅像が建てられました。
2003年(平成15年)には五泉市内の「ありがとうの郷・タマ公苑」に銅像が建立され、2021年(令和3年)には五泉市内に新しくできたラポルテ五泉に、愛宕小学校にあるものを複製する形で銅像が建ちました。
これにより、新潟県内には合計7基の忠犬タマ公の銅像が存在することになりました。
また、新潟県外では横須賀市の衣笠山公園にも2017年に銅像が寄贈されており、タマ公の物語が地域を超えて広がっていることを感じます。
タマ公が越後柴犬という新潟の地元に根付いた犬種であることも、物語に深みを加えています。
越後柴犬は新潟県で古くから飼われてきた犬種で、忠実で我慢強い性格が特徴だそうです。
タマ公の物語は、忠犬ハチ公のエピソードを彷彿とさせる感動的なものでした。
飼い主への愛と忠誠心がこんなにも深いなんて…。
タマ公の像を見ながら、思わず胸が熱くなりました。
駅を行き交う人々にとっても、タマ公の像は癒しと感動を与える存在になっているんだろうなと感じました。
〜CoCoLoNIIGATAをフロアマップで散策〜
新潟駅に直結している商業施設「CoCoLoNIIGATA」にも足を運びました。
インフォメーションで手に入れたフロアマップを見ながら散策開始

CoCoLoNIIGATAは新潟駅の南口と万代口をつなぐ形で広がっていて、複数のフロアに分かれています。
フロアマップには1F(West Side)、2F(West Side)、そしてメッツ館の1Fと3Fが掲載されていました。
まず1F(West Side)から見てみると、飲食店やショップがずらり。
地元の特産品を扱う「新潟銘品館」や、新潟名物のタレカツ丼やへぎそばが楽しめる「越後十日町小嶋屋」などが気になりました。
スイーツ好きには「GODIVA dessert」や「PHO MINH」も魅力的ですね。
フロアマップを見ながら歩いていると、スターバックスやHUB ECHIGO BEER PUBもあるので、休憩がてら立ち寄るのも良さそう。
2F(West Side)には、ファッションや雑貨のお店が多かったです。「TAYOLA by JUPITER」や「COMING SOON」と書かれた新しいお店もあって、これからさらに賑わいそう。
メッツ館の1Fと3Fには飲食店やサービス施設が中心で、特にメッツ館1Fの「Niigata foodcampus SUZUVEL/TABISURUCAFE」は地元の食材を使ったメニューが楽しめそうでした。
フロアマップがあっても、階層が多くてどこがどこだか分からなくなりそう…。
やっぱり迷子になりそうな予感が的中しそうです(

)。
でも、フロアマップのおかげで効率的に回ることができ、いろんなお店をチェックしながら楽しく歩き回れました。
〜ウォーキングの記録〜
今回のウォーキングの記録です。
・時間:185分(約3時間ちょっと)
・距離:14.17km
・ペース:13.03分/km
新潟駅周辺をぐるっと歩いて、CoCoLoNIIGATAの中もかなり歩き回ったので、距離がしっかり伸びました。
ペースは13.03分/kmと、のんびり散策しながら歩いた感じです。
駅周辺は歩道も広くて歩きやすいし、ところどころにベンチもあるので、休憩しながらマイペースで楽しめました。
〜感想〜
新しくなった新潟駅とCoCoLoNIIGATAは、想像以上に広くて見どころがたくさんありました。
特に「忠犬タマ公」の像とその物語は、今回の散策で一番心に残った体験です。
タマ公が飼い主の刈田吉太郎さんを2度の雪崩から救ったエピソードや、新潟県内に7基、県外にも1基の銅像があることを知り、新潟の地元の歴史や文化にさらに深く触れられた気がします。
また、フロアマップを手に持つことで、CoCoLoNIIGATAの広大な施設を効率的に回ることができました。
地元の特産品やグルメが楽しめるお店がたくさんあって、次回はもっとゆっくり食事やショッピングを楽しみたいですね。
ウォーキングしながら新しい場所を探索するのは本当に楽しい

体を動かしてリフレッシュできたし、新潟の魅力を再発見できた一日でした。
新潟駅周辺は観光客にも地元の人にも便利なスポットなので、ウォーキングがてら訪れてみるのもおすすめです。
次はもっと晴れた日に来て、五泉市にあるタマ公の銅像も巡ってみたいなと思っています。
それでは、また次のウォーキングブログでお会いしましょう
