自己紹介をします。
(2006年に書いたものを2025.3.29に 追加、書き換え)
柏(本名:今泉芳夫)です。
このブログは私の時論を展開することを目的としています。
同時に、私が長年所属し、会員諸氏から多大な影響を受けた現代技術史研究会を紹介することも、副次的な目的としています。
私は大学卒業後、大手通信企業に26年勤め、その後、48歳に退職、浪人的に、調査業(市場・技術調査) . . . 本文を読む
私は今から10年ほど前、「日本は高齢者をいじめる社会になってしまった」と思った。それは、オレオレ詐欺が多発し、日常的に報道されるようになったからだ。
オレオレ詐欺は、電話で、高齢者に対し、息子や孫をよそおい、「オレ(息子)だけど、会社の金を使い込んでしまった。すぐ返さないとクビになる。お金を振り込んで」とか、「オレ(孫)だけど、交通事故を起こしてしまった。示談金が必要なので、至急、口座に振り . . . 本文を読む
1.認知症とは
認知症は「知的な能力が脳の障害により阻害され、日常生活が支障を来すようになった状態」です。認知症患者には殆ど物忘れがありますが、そのほか徘徊、幻覚、妄想、興奮、排泄や食行動の異常など、患者それぞれ症状は多様です。
認知症という用語自体は症状(群)を示す言葉で、そのもととなる病気は、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認 . . . 本文を読む
標題の「弱きを挫(くじ)き、強きを助ける」は、あるフランス人ジャーナリストの日本のテレビ局に向けた発言から借用した。
私は数年前から、日本のテレビ・新聞は強いものには逃げ腰で、弱いものをいじめるところだと思ってきた。「日本の」としたのは外国のマスコミのことは殆ど知らないからである。
最近、その典型的事例が表面化した。2023年に公になったジャニー喜多川(芸能プロモーター、1931~2019 . . . 本文を読む
政治家(おもに議員)の不正(犯罪?)が、年に数回、ニュースとなる。おもに、金銭的に大きなというか性質のよくない不正である。
不正をした議員はテレビなどに顔がでる。私は、その顔をみて「あれー」と思うことがたびたびある。それは、人相(にんそう)が悪いからである。この人相なら、そういったこともしただろう、などと思うのだ。
人相という言葉は、以前はけっこう耳にしたが、最近はあまり聞くことがない。
. . . 本文を読む
本日の提言は、人を「○○先生」と呼ぶのは、できるだけ少なくしようということである。なぜなら、ある人たちだけを「○○先生」と呼ぶのは、差別意識の現れといった側面があるからである。もちろん、学校の担任や習い事の指導者を「○○先生」というのはかまわない。
ここ1年ほどテレビで新型コロナウイルス(以下、コロナとも書く)関連の番組をみていて、大いに気になることが一つある。それは、番組のなかでコロナを解 . . . 本文を読む
喫煙の最大の問題は「タバコの煙で肺ガンになる」かどうかです。この小稿では、歴史的事実や臨床家の観察などをもとに「タバコの煙で肺ガンなどの病気になることはない」と結論を出しています。 . . . 本文を読む
薬(化学薬剤)で病気は治せません。薬は症状を緩和するだけの対症療法(一時的措置)です。そして副作用があります。ところが薬は使われすぎて、副作用で苦しむ人は絶(た)えません。
薬の弊害(過度な使われ方など)は、ここ数年、週刊誌などが繰り返し取り上げており、関心が高まっています。それを受けて私は、私が過去10数年の間、折々見てきた本のなかから、24冊を紹介します。
薬の諸問題を指摘した本は沢山あ . . . 本文を読む
目次
1, 物事の本質に迫る方法を得る
2.「諸問題が良く見える」が通じない局面に
3.家庭医学のコーナーで解決
4.おわりに
5.付録
5-1 川上武について
5-2 高橋晄正について
5-3 武谷から学んだもう一つのこと
5-4 武谷の技術観、科学観
5-5 中谷宇吉郎『科学の方法』から
1.物事の本質に迫る方法を得る
友人らが武谷三男研究を . . . 本文を読む
目次
はじめに
1.高橋晄正の玄米食・漢方薬批判について
2.科学卑(かがくひ)
3.科学は人間の体をどのくらい分かるのか
4.内科は科学か
5.科学志向の強い人はなぜ健康食品をきらうのか
6.自然医食か安全食か
7.長寿集団、短命集団
8.おわりに
はじめに
この小稿はもともとは「武谷三男らから得られたこと得られなかったこと」の付録として書いたものである。ただ、分量が . . . 本文を読む
目次
1. 原発は何が問題なのか
1-1 原発が良くない理由は
1-2 原発批判者たちの被曝労働の見方
2. 被曝労働の実態と問題点
2-1 被曝労働はどこでいつ起きるか
2-2 被曝労働による被害状況
2-3 被曝労働はさけられないのか
2-4 原発労働者は使い捨て
3. 被曝労働を知れば原発問題の見方が変わる
3-1 まるで被曝労働がないかのように
3-2 犠 . . . 本文を読む
ガン患者がガンを克服するための要点を短くまとめました。ガンにかかってから克服法を探すのでは、間に合わないことがあります。この文章を読んで、頭の片隅においておくことをお勧めします。
ガン克服のための基本事項を、6つにしぼって示します。
1.ガンは全身病
ガンは全身の病気です。ところが、腫瘍がある部分に集中してできるとか、病名が胃ガン、肺ガンなどとなっているため、内臓などの腫瘍をとればガンが . . . 本文を読む
2016年1月、週刊文春の報道で、甘利前経済再生担当大臣の秘書たちが、都市開発機構(UR)と建設会社の補償交渉の口利きの見返りで、建設会社から献金などを受けていたことが明るみに出た。
一連の報道をみていると、秘書たちの関与は度を越したものであり、また、高級車を求めるなど見返りの要求ぶりも異常である。だが、私がここで問題とするのは、甘利氏自身が大臣室で現金50万円を受け取ったことである(2013 . . . 本文を読む
認知症はこわい病気である。重くなると自分で自分のことが分からなくなる。また、他人に多大な迷惑をかける。50代で認知症になった妻をもつ夫たちが、定年前に退職している事例が、しばしば報道されている。また、国家財政も健康保険や介護保険の政府負担分が増えるから大変だ。私は1年ほどまえにNHKの番組で認知症患者がふえていることを知り、「これでは国家が破綻してしまう」とまで思った。2012年の厚労省統計では . . . 本文を読む
本日は、働き過ぎの方々、なかでも、自分の仕事量に、自分で調整の余地がある方々への提言である。なお、ここでの仕事には、サークル活動などの準仕事も含めて考える。
働き過ぎ防止のための習慣・制度としては日曜日がある。7日に1日の休みはキリスト教などでは安息日(あんそくび、又はあんそくにち)と呼ばれている。
私は安息日ができた意味を考えると、働き過ぎを、ある程度、防げると考えている。
安息日が . . . 本文を読む