銀行の残高証明書が必要な理由 | 思考は現実化する!

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不動産投資専門税理士 叶温(かなえ ゆたか)のプライベートブログ


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GW、いかがお過ごしですか?
つづきは編集後記で!

それでは、今日は、
「銀行の残高証明書が必要な理由」
です。

オンラインサロンに頂いた質問です。

【質問】

先日、税理士さんから、決算・確定申告で銀行の残高証明書が必要なので、
取得して下さいと言われました。

他の税理士さんにも依頼しているのですが、通帳のコピーをお渡しするだけでした。

銀行の残高証明書が必要な理由を教えて下さい。


【回答】

税理士事務所が、決算をする際に、銀行の残高証明書の提出を求められる場合があります。

3月決算であれば、3月末時点での残高証明書です。

一般的には、通帳のコピーで事足るように思いますが、ではなぜ、残高証明書を求められるのでしょう?

これは、公認会計士の監査手法からきています。

公認会計士は、上場会社の財務諸表の監査をする際に、
財務諸表に載っている金額の実在性を確認します。

その1つが銀行の残高証明書です。

2018年から2019年に問題になった、シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営していた
スマートデイズの破綻にからんで不正融資をした疑いで、
スルガ銀行が金融庁の立ち入り検査を受けました。

この時に問題になった点の一つが、通帳の改ざん問題です。

通帳の記載金額を、画像処理ソフトなどで改ざんして、
自己資金を多く見せかけ、不正に融資していました。

この時に、銀行の残高証明書があれば、この不正は防げたかもしれません。

ただ、スルガ銀行においては組織的に関与していたので、無理だった可能性が高いですが。

したがって、提出を求められる事務所は、それだけしっかりした税理士事務所とも言えます。

しかし、正直、税理士が行う決算については、そこまで必要でありません。

僕の事務所でも、顧問先に残高証明書までは提出を求めていません

残高証明書を発行してもらうのも、手数料が掛かりますので、
提出を求められた税理士事務所に、「通帳のコピーでもいいですか?」と聞いていただければ、
「大丈夫ですよ」となると思います。

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【編集後記】 〜GW
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GW真っ只中ですが、いかがお過ごしでしょうか?

今年のGWは、中3日が休みではないですが、この3日に有給を取れば、最長10日もありますね。

僕は暦通り、出勤しています。

休みの日はいつも通り、テニスをして、ゆっくりするだけですね。

よいGWをお過ごしくださいね。



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