コンビニオーナー物語

脱サラして、コンビニを約15年経営しました。 コンビニを開店して閉店するまでにあった、いろんな出来事をアップしています。

韓国や中国から来た採用スタッフに韓国語や中国語以外に教えられたこととは!?

 

コンビニスタッフとして採用した韓国人女性と中国人留学生と接することで
言葉や文化の違いはあっても、人として偏見を持つことの間違いを正すことができた経験。

 

 

 

 

もう何年前になるでしょうか。


うちのお店のアルバイトさんで中国から来た留学生がいました。

 

大学生なので、1年生から4年生までの約3~4年の付き合いです。

 

最初、面接に来たときは、日本語もまだまだで、スタッフ同士でも
なかなかコミュニケーションが取れなくて、困った記憶が蘇ります。

 

お客様からも、特別扱いしてもらえない場合も多く本人も辛かった
時期もあっただろうと思います。

 

そんな彼(リャン君という男性です)もいよいよ卒業する時期となり
帰国することになりました。

 

私は、外国語に興味があってというか、話せるようになりたくて、
同じ時間帯で仕事になったときは、よく会話を教えてもらいました。

 

本物の中国語に接することなんて、そうそうあるもんじゃないと思って
会えるときには、真剣に教えてもらいました。

 

普通の挨拶程度しかできませんでしたが、私の宝になりました。

 

以前は韓国の女性がいた時期もありますが、言葉も楽しいですが、
生活習慣や、考え方の違いに触れることが多く、それがとても
新鮮でした。


韓国人の女性スタッフは、ソンさんという名前で日本へ嫁いできて
日本人のご主人と近辺に住んでいる方でした。


ソンさんは、本業としては韓国語を教える教室で講師をしている
とても頭のいい方でした。

 

韓国人がみな、同じではないとは思いますが受けた印象としては、
物事をハッキリと言います。

 

日本特有の、波風を立てないようにする謙遜した物言いだったり
オブラートに包んだような言い方はしないです。

 

そもそもそういう文化ではないのでしょう。

 

お客様とのやりとりでも、ややもすると喧嘩になりそうな場面も
多々ありました。

 

日本語を完璧に聞き取れないことに加えて、高齢者が使うような
方言はまったく理解できないようでした。

 

まあ、私でさえ地元のおじいちゃん、おばあちゃんしか使わない
昔の方言?的な言葉はわからないくらいです。

 

外国人が、そう簡単にわかるはずもありません。

 

韓国語も、彼女のおかげでだいぶ覚えたものです。

 

また中国人のリャン君との思い出は多いです。

 

たぶんですが、ある程度の富裕層の家庭に育ったと思われ
言葉や所作に品が感じられました。

 

それまでイメージしていた中国人のイメージとは違って
とても素直で、大きい声でも話しません。

 

日本語もどんどん上達していくのがわかりました。

 

卒業前には、日本語検定1級?とかを取ったらしく
誇らしげにしていましたね。

 

中国はいろんなニュースやネットを見てあまりいい印象を
持っていませんでした。

 

確かに今でも、政治的なことや軍拡、領土・領海の問題があり
国家としてはなかなか理解に苦しむことは多いです。

 

でも、実際の中国人の若者(リャン君)と過ごしてみると
人間としての偏見は持つべきではないと思いました。

 

そして彼と仕事をした4年あまりの付き合いを通じて
一度でいいから、中国へ行ってみたいと思うようになりました。

 


中国からの留学生のリャン君が帰国して約半月経った頃でした。

 

ふと、パソコンを立ち上げると、中国へ帰国したりゃん君から
メールが来てました。

 

あけてみると、どうも今就職活動をしているとの事。

 

こちら(日本)にいるときにも、話はしていたのですが、
トヨタ自動車の中国の会社を希望しているらしく、
履歴書を出しました!と書いてありました。


以前はリコールの問題で、バッシングされていたトヨタですが,
中国では人気の企業らしく、何だかうれしいような気持ちです。

 

リャン君は、日本語の勉強のために留学していたので就職は日本企業と
決めていたようです。

 

日本語を話すことや聞ける特技を生かして、通訳的な仕事をしたいと、
いつも話していたのを思いだします。

 

その後置き土産?ではないですが、りゃん君と入れ替わりに女性の
中国人留学生がスタッフになりました。

 


リャン君の後輩です。

 

とても綺麗な子です。

 

中国人の彼と彼女と知り合ってからは、中国人に対するイメージが
変わりました。

 

以前はあまりいいイメージを持っていなかったのですが、
接するうちに日本人と変わらない、同じ人間なんだと思うように
なりました。

 

変な言い方ですが、そんなふうに感じました。

 

リャンリャン(愛称です)がトヨタに採用されたという連絡を
貰ったのはそれからしばらくしてからでした。


中国の検閲が厳しいので、メールもできないのかと思ってましたが
ちょっと安心しました。

 

外国人と関わりあえたのもコンビニをやっていたからこその
出来事だとつくづく感じたお話です。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

 

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