褒められるのが苦手な人の心理と5つの対処法 | 素直に喜べるようになるコツ

こんにちは!ココロの雑学Lab.です。

「褒められるとなぜか落ち着かない…」「素直に”ありがとう”って言えなくて、いつも否定してしまう…」そんな経験ありませんか?

実は私も昔から褒められるのが苦手で、「そんなことないです」「たまたまです」と打ち消してばかり。

でも今は少しずつ素直に受け取れるようになってきました。

この記事では、なぜ褒められると居心地が悪くなるのか、その心理的メカニズムと対処法を実体験をもとにお伝えします。

褒められると居心地悪い…その心理的背景とは?

褒められるとなぜか頬が熱くなり、目を合わせられなくなる。

「そんなことないよ…」と否定したくなる。これって一体なぜなんでしょうか?

自己評価と他者評価のギャップ

私たちが褒められて居心地悪さを感じる最大の理由は、「自分が思う自分」と「他者から見た自分」のギャップにあります。

例えば、プレゼンを終えた後に「すごく分かりやすかった!」と言われても、自分では「あそこで言葉に詰まったし、もっと上手く説明できたはずなのに…」と思っていると、褒め言葉が素直に入ってこないんですよね。

「本当は大したことない」という思い込み

「褒めてくれるなんて優しいな…でも本当は大したことないのに」 こんな風に考えてしまうクセがある人は多いです。

これは心理学では「インポスター症候群」と呼ばれる現象に近いものです。

自分の成果や能力を過小評価し、「いつか正体がバレる」という不安を抱えてしまうんですね。

日本の謙遜文化の影響

「出る杭は打たれる」という言葉があるように、日本では謙虚さが美徳とされてきました。

そのため、褒められたときに「いえいえ、そんなことないです」と否定するのが「正しい」反応だと無意識に思い込んでいることもあります。

褒められたときの4つの典型的な反応パターン

褒められたとき、あなたはどんな反応をしていますか?自分のパターンを知ることが、変化への第一歩です。

1. 完全否定型

「そんなことないよ!」「全然大したことないです」 完全に褒め言葉を打ち消してしまうタイプです。

これは褒めてくれた相手の評価を否定することになり、相手を困らせてしまうことも。

2. 理由付け型

「運が良かっただけです」「周りのおかげなんです」 自分の力ではなく、外的要因に功績を帰属させるパターンです。

自分の能力や努力を認めることを避けていませんか?

3. 話題そらし型

「あ、そういえば昨日テレビで…」 褒められると話題をすぐに変えてしまうタイプ。

褒め言葉への向き合い方がわからず、その場から逃げ出したい気持ちの表れかもしれません。

4. 過剰反応型

「えええ!?まじで!?そんなことないよ〜!」 大げさに驚いたり照れたりして、場の空気を変えてしまうパターン。

周囲を和ませることもありますが、本音では受け入れられていないことが多いです。

褒めを素直に受け取れない5つの原因

自分の反応パターンがわかったら、次はなぜ素直に受け取れないのか、その根本原因を探ってみましょう。

1. 自己肯定感の低さ

「自分なんて…」と思い込んでいると、どんな褒め言葉も素直に受け入れられません。

自分に自信がないと、褒め言葉がノイズのように聞こえてしまうんですよね。

2. 完璧主義の落とし穴

「もっとできたはず」「100点じゃないから褒められる価値はない」

こんな風に考えると、どんな良い成果でも満足できず、褒められても素直に喜べません。

完璧を求めすぎていませんか?

3. 見返りを求められる不安

「褒められたら何か返さないといけないかも」「期待されるのが怖い」

褒められることで、相手からの期待値が上がり、それに応えられない不安を感じることがあります。

4. 過去のネガティブ体験

「褒められた後にからかわれた」「皮肉だったことがある」

過去に褒め言葉が裏目に出た経験があると、素直に受け取れなくなることも。信頼関係が築けていないと、特にこの傾向が強まります。

5. 注目されることへの恐れ

褒められると注目を浴びます。

人前で目立つことに抵抗がある人は、褒められることでスポットライトを当てられるような居心地の悪さを感じるのです。

褒めを素直に受け取るための5つの対処法

さて、ここからが本題です。どうすれば褒められたときに素直に受け取れるようになるのでしょうか?

1. まずは「ありがとう」と言う練習

最初は気恥ずかしくても、「ありがとうございます」と言う練習をしてみましょう。

否定や言い訳をせず、シンプルに感謝の言葉を返すだけでOK。これだけでも相手との関係性はぐっと良くなります。

例えば、「プレゼン上手だね」と言われたら、「ありがとう。嬉しいです」だけでいいんです。

2. 褒め言葉ノートをつける

褒められたことをノートに書き留めてみましょう。

「いつ」「誰に」「何を」褒められたか記録するだけです。定期的に読み返すことで、自分の価値に気づくきっかけになります。

私も実践していましたが、書き始めると「思ったより褒められていたんだ」と気づき、自己評価が少しずつ変わっていきました。

3. 自分を褒める習慣をつける

「今日はあのプレゼン、よくがんばったな」「難しい仕事をやり遂げたぞ」 毎日、自分をねぎらう言葉をかけてみましょう。

自分で自分を認められるようになると、他者からの褒め言葉も受け入れやすくなります。

4. 相手の視点で考えてみる

「もし立場が逆だったら?」と考えてみましょう。

あなたが誰かを心から褒めたとき、相手に否定されたらどう感じますか?おそらく残念な気持ちになりますよね。

褒めることは相手への贈り物。それを受け取ることは、相手の好意を尊重することでもあります。

5. 褒め言葉の「解釈」を変える

「この人は社交辞令で言ってるんだ」と思い込んでいませんか?

そうではなく「この人は本当にそう思ってくれているんだ」と解釈を変えてみましょう。

心理学では「認知の歪み」という考え方がありますが、褒め言葉を過小評価するのもその一種。

意識して解釈を変えることで、受け取り方も変わってきます。

具体的な褒め言葉の受け取り方・返し方例

理論はわかっても、実際どう返せばいいの?という声にお応えして、具体的な例を紹介します。

仕事の成果を褒められたとき

NG例 「いえいえ、たまたまうまくいっただけです…」

OK例 「ありがとうございます。時間をかけて準備したので、評価いただけて嬉しいです」

外見を褒められたとき

NG例 「えー、全然!今日寝不足だし…」

OK例 「ありがとう!そう言ってもらえると嬉しいな」

性格や人柄を褒められたとき

NG例 「そんなことないよ。むしろいつも自己中心的で…」

OK例 「そう思ってくれてありがとう。そういう風に見てもらえて嬉しいです」

まとめ:褒められることは自分の成長につながる贈り物

褒められるのが苦手な心理には、自己評価の低さや完璧主義、日本の文化的背景など様々な要因があります。

しかし、「まずはありがとうと言う」「褒め言葉ノートをつける」「自分を褒める習慣をつける」といった小さな一歩から始めることで、少しずつ変わっていけるんです。

私自身、完全に克服できたわけではありませんが、以前より素直に褒め言葉を受け取れるようになりました。

その結果、人間関係も良くなり、自分自身の成長にもつながっています。

褒め言葉は相手からの贈り物。素直に受け取ることで、あなたの世界はもっと広がっていくはずです。

今日から少しずつ、「ありがとう」と言う練習から始めてみませんか?

あなたの小さな一歩を、心から応援しています!

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