僕のお気に入りの京大数学の2問

 

(2020年 理系1)

 

 abは実数で、a0とする。zに関する方程式

    z33az2bz10        (※)

3つの相違なる解を持ち、それらは複素数平面上で一辺の長さが√3 aの正三角形の頂点となっているとする。このとき、abと(※)の3つの解を求めよ。

 

(簡潔な講評)まず問題文が美しいです。また。解答もオーソドックスな解法を使った美しさがあります。京大数学の名作です。難易度も標準だと思うので、ぜひオーソドックスな解法の赤本を読んで問題を楽しんでください。

 

「この問題は京都大学の西暦2007年の入試問題から抜粋したものです。」

 

 

 

(2007年 文理共通 理系 甲乙3 文系3)

 

p3以上の素数とする。4個の整数abcdが次の3条件

abcd0adbcp0abcd

を満たすとき、abcdpを用いて表せ。

 

「この問題は京都大学の西暦2007年の入試問題から抜粋したものです。」

 

(簡潔な講評)

抽象的で美しい問題。そこそこの難問。整数問題としての魅力があり、数学を楽しむ人々に人気がある問題です。そのため、京大数学の名作の一つです。個人的には京大数学の中でも傑作の一つだと思います。ちなみに僕は解答をカンニングしながら理解して解けました。感動ものです。

 

ほかにも「tan1°は有理数か。」という有名な京大数学の名作もありますね。過去問集などでいろいろと探してみてください。