―― あなたは、毎月何にお金を使っていますか?
「気づいたら給料がなくなっている…」
「なんとなくお金を使ってしまう…」
「貯金したいのに、なかなか貯まらない…」
そんなこと、ありませんか?
実は、 お金の使い方こそが、あなた自身を映し出す鏡。
そして、 どんな人生を歩むのかも、お金の使い方次第 なのです。
「将来のために使う人」 は、未来の安心を手に入れる
「目の前の楽しみに使う人」 は、刺激的な日々を送る
「なんとなく使う人」 は、後悔の多い生活をする
もし「もっとお金を有意義に使いたい」と思うなら、
まずは 「自分がどんな生き方をしたいのか?」 を考えることが大切です。
では、 あなたのお金の使い方は、あなたの生き方をどう映しているのか?
今回の記事から、あなたの生き方が見えてくるかもしれませんよ!
何にお金を使っているのか把握していますか?
あなたは、 毎月何にどれくらいのお金を使っていますか?
外食、カフェ、趣味、旅行?
スマホ代、サブスク、コンビニ?
貯金や投資、自己投資?
「何にお金を使うか」は、あなたの価値観そのものを反映しています。
たとえば…
「経験を大切にしたい」→ 旅行や習い事にお金を使う
「快適な生活を優先したい」→ 住居や家具、家電にこだわる
「将来の安心を重視したい」→ 貯金や投資をする
つまり、 お金の流れを見れば、あなたの生き方が分かる のです。
それは本当に「心の底から使いたい」と思っていますか?
お金を使う時、 「本当に自分の意思で使っているのか?」 を考えたことはありますか?
みんなが持ってるから買った → 周りに流されている
SNSで流行ってるから買った → 流行に乗り遅れたくないだけ
とりあえず必要そうだから買った → あんまり深く考えていないかも?
このように、「自分の価値観」とは関係なくお金を使ってしまうと、
「なんとなくお金がなくなる」 → 「何に使ったかわからない」 → 「貯金ができない」 という悪循環に陥ります。
お金の使い方によって、生き方が決まる
お金は単なる「支払い手段」ではなく、 「自分の生き方」を作るツール です。
たとえば、
「スキルアップしたい」と思う人は、自己投資にお金を使う
「自由に生きたい」と思う人は、ミニマリスト的な生活をする
「安心して暮らしたい」と思う人は、将来のために貯金・投資をする
このように、 お金の使い方が「生き方」を形作っていく のです。
自分はどのように生きていきたいのか、決断しよう
ここで 「あなたはどんな人生を送りたいのか?」 を考えてみてください。
どんなことに幸せを感じる?
どんな人間になりたい?
何を大切にしたい?
これが明確になれば、 お金を使う時に迷わなくなります。
例えば、
「家族との時間が大事」なら、交際費より家族旅行にお金を使う
「趣味に没頭したい」なら、無駄な出費を減らして趣味に投資する
「将来の安心を優先」なら、資産形成に力を入れる
自分の価値観が明確になれば、 お金の使い方にブレがなくなり、満足度の高い生き方ができます。
自分の生き方を決められない人は、他責思考になる
逆に、 「自分がどう生きたいか決められない」人は、お金の使い方も迷いがち。
「給料が低いからお金が貯まらない」
「周りが持ってるから、自分も買わなきゃいけない」
「みんな旅行に行ってるから、自分も行くしかない」
こうした思考になると、 お金がなくなる原因を「環境」や「周りのせい」にしがち。
でも、本当にそうでしょうか?
自分にとって本当に必要なものだけにお金を使っているか?
「なんとなく」でお金を使っていないか?
お金の使い方を通して、自分の生き方を選べているか?
この問いに向き合うことで、 お金をコントロールし、自分の人生を自分で決められるようになります。
幸せになるには幸せになるお金の使い方をする
幸福度の研究では、収入以上に影響を与える要素として、以下のようなものが挙げられます。
1)人間関係の質
良好な人間関係は幸福度を高める要素です。ロバート・ウォールディンガー(Robert Waldinger)博士はハーバード大学の成人発達研究を長年行い、何が人々の幸せで健康な暮らしにつながるのか研究してきました。
その結果、「被験者が年齢を重ねるにつれ、より幸せな人間関係を築いている人ほど疼きや痛みを乗り切りやすい傾向がある」「不幸せなパートナー関係にある被験者が痛みを訴えた場合、気分も悪化し、さらなる精神的な苦痛を引き起こす」との調査結果を出しました。

2)自分で決められる自由
「やりたくないことをやらされる生活」と「自分で選択できる生活」では、後者の方が圧倒的に幸福度が高くなります。フルタイム労働で高収入を得るよりも、少し収入が低くても自分の時間を確保できる方が幸せと感じる人がいるのも、この理由によるものです。
3)目的や生きがい
お金が十分にあっても、「自分は何のために生きているのか?」という問いに答えられなければ、幸せは感じにくくなります。仕事でも趣味でも、何か自分が「やりたい」と思えることを見つけることが重要です。
4)心身が健康であること
どれだけ収入が多くても、どれだけ素晴らしい人間関係があっても、心身の健康が損なわれてしまえば、それらを十分に楽しむことができません。 逆に、健康であれば、多少の困難があっても前向きに乗り越える力が湧いてきます。
そして健康とは、お金を出せば必ず手に入るものではありません。
つまり、
・人間関係が悪化して
・自己決定権がなく
・目的や生きがいもなく
・心身が健康でない
上記を全て満たすと、幸せではないことに近付くんですね。
逆に、上記を全て満たさないように避ければ幸せに近づける!ということです。
つまり、幸せになりたいのであれば上記を全て満たさないようなお金の使い方をすることも大切なんですね。
お金の使い方チェックリスト
このリストの質問に 「はい」 と答えられるものが多いほど、自分の価値観に合ったお金の使い方ができているといえます。逆に 「いいえ」 が多い場合は、一度立ち止まって考え直してみるのがおすすめです。
お金を使う際に「本当に自分にとって価値のある支出なのか?」を見極めるためのチェックリストを作成しました。買い物や投資を決める前に、ぜひチェックしてみてください。
1)価値観チェック(根本的な判断基準)
☐ この支出は、自分の人生の目標や価値観に合っているか?
☐ 世間の流行や他人の意見ではなく、自分が本当に欲しい・必要と感じるものか?
☐ 買った後に後悔しないと確信できるか?
2)必要性チェック(浪費を防ぐために)
☐ これは「欲しいもの」ではなく「必要なもの」か?
☐ これを買わなかったら、本当に困ることがあるか?
☐ 似たようなものをすでに持っていないか?
3)満足度チェック(使ったお金が幸福につながるか)
☐ これにお金を使うことで、自分の生活が豊かになるか?
☐ 一時的な満足ではなく、長期的に価値を感じられるか?
☐ 「今だけの特別価格」や「限定商品」に流されていないか?
4)予算チェック(経済的な余裕を考える)
☐ これを買っても、生活に支障は出ないか?
☐ 予算内で購入できるか?(無理な分割払いやリボ払いを使わなくて済むか?)
☐ これにお金を使うより、もっと有意義な使い道はないか?
5)未来視点チェック(長期的な影響を考える)
☐ これを買うことで、将来の自分が感謝するか?
☐ 「お金が貯まる習慣」ではなく「お金が減る習慣」になっていないか?
☐ 今の感情に流されていないか?(ストレス発散や衝動買いになっていないか?)
6)選択肢チェック(最適な選択をするために)
☐ 他の店やネットで、もっと良い選択肢はないか?
☐ 中古品やレンタルで済ませられないか?
☐ 同じ金額で、もっと満足度の高いものに使えないか?
まとめ
お金の使い方は、単なる「支出」ではなく、あなたがどんな人生を歩みたいのかを映し出す鏡です。
何に価値を置き、どのような未来を目指すのか――その答えは、日々の支出の選択の中にあります。
「とりあえず買う」ではなく、「これは本当に自分の価値観に合っているか?」と考える
短期的な快楽よりも、長期的な幸福につながる使い方を意識する
お金に振り回されるのではなく、主体的にお金を使う
これらを意識することで、お金の使い方が変わり、人生の充実度も大きく変わっていきます。
お金は「生き方を選ぶためのツール」です。
あなたが本当に大切にしたいことに、お金を使えていますか? 今日から意識してみましょう!