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乳酸閾値を計測してきました。

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 2024-03-18  最終更新日時 :2024-03-18 
こちらは過去のブログを再投稿したものです

乳酸はエネルギー物質

こんにちは!後藤です。
先日、乳酸閾値というものを計測してきました。

乳酸?と聞くと疲労物質という人も多いのではないでしょうか?実は乳酸は疲労物質ではなくエネルギー物質です。乳酸は、再度エネルギーを作るサイクルに取り込まれる物質で決して疲労物質ではないということをお伝えしておきます。(実は私も以前まではそう思っておりました。)

目次

乳酸血を測定してきました

今回は乳酸閾値というものを計測してきました。

これは有酸素運動と無酸素運動の割合を調べるのに重要な指標となるからです。
といっても、本当は無酸素運動というものはなく、血液中に乳酸の割合が増えてくるタイミングを調べるということです。

エネルギーの代謝サイクルから無酸素運動というものがあると間違えらえて捉えられてしまった結果、無酸素と有酸素というように覚えられてしまったのかもしれません。

浦和駒場体育館へ

計測する機会は、さいたまマラソン出場後にきたメールマガジンで知りました。なんでも、乳酸閾値を調べて目標タイムを更新しようというものでした。

駒場体育館は駒場サッカー場(元浦和レッズホームスタジアム)の隣にある体育館で、当日は埼玉ブロンコスの試合が行われていました。

で私は、バスケの試合は見ずに、そのままトレーニング室へ。実は、駒場体育館と駒場競技場を一緒だと思っていて、予定時間のギリギリになってしまったので焦っていたからでした。

計測の仕方は心拍数と汗

腕に心拍計と汗から乳酸を測定する機器をつけ走って計測します。計測では、ランニングマシンを使ってスピードを調整しながら行います。

そもそも

マラソンは典型的な有酸素運動です。しかし有酸素運動でもゆっくり走っている時には酸素をたくさん使い、脂肪の燃焼に関わりますが、早く走ると脂肪ではないエネルギーを使う運動の割合が多くなり苦しくなります。この時、主に使っているのが糖質(炭水化物)です。

なので、長距離を走るときには糖質を使う運動の割合を少なくしたスピードで走りきることで、脂肪を燃焼しながら走ることができます。

さいたまマラソン2024では、20キロ過ぎで失速し残り20キロを地獄のような苦しさで走りきるという過酷なレースにしてしまいました。本当に辛かったです。
 こんなレースをしないためにも一度計測しておこうと思ったのが、今回の「乳酸閾値(LT)」の計測というもので

マラソンと乳酸閾値の関係

これは、ほぼ教えていただいた内容のまま記載しますが・・・
マラソンで使うエネルギーは糖質と脂質から得られています。スピードが早ければ糖質の割合が多くなり、ゆっくりであれば脂質の割合が多くなります。体に蓄えられているエネルギーでは圧倒的に脂質の方が多く、このエネルギーを効率よく使うことがマラソンのポイントとなり、最後まで走りきれるコツとなります。

これまでの私のフルマラソンは、まさに糖質を使いきり枯渇した状態で走るという一番無理をする走り方です。これをやるとマラソンが本当に辛い😋

最初、ゆっくり走り乳酸を計測すると乳酸はなだらかに上昇します。この状態から少しずつスピードを上げて自覚的運動強度の「きつい」というところまでスピードを上昇させていきます。そうすると、あるときに乳酸がポンって上がるタイミングがあります。これが乳酸閾値です。

この乳酸がポンッと上がった状態の時が、運動の中で糖質を使う割合が増えたタイミングと言えるため、このときの走るスピードがトレーニングでも有効なスピード基準となり感覚的に覚えこませるということが大切ということでした。

ただ、乳酸閾値(LT)はその日の体調や疲れによっても変わります。

結局

私の場合は、時速14キロのランペースがポイントになるとわかり、1キロ4分17秒ペースくらいだと糖質を使う運動の割合が高くなるということがわかりました。そのためトレーニングではその前後のスピードで調整することを勧められました。

自覚的状態と科学の力による多角的な状態。二つを比べることで差をなくしていくことで、トレーニングが研ぎ澄まされ効果が高まることがわかりました。あとはこれをもとに実践あるのみ。まずは怪我しないようにゆっくり走ることも大切なのでそれを実行していきたいと思います。

最後におまけ

このブログは2024年に投稿した内容でした。実は2025年さいたまマラソンの結果は、3時間31分と昨年よりも20分近くタイムを更新することが出来ました。

なかなかスピードに乗れなかった時期が12月からあり、そのころから乳酸を意識したトレーニングを週一回ペースで行ったところ上手く結果に結びついたと考えています。

マラソンは当日の大会コンディショニング、自身のコンディショニングと色々とタイミングが難しいスポーツでもありますが、今後も取り組みによって記録は伸びると信じています。

#汗乳酸カウンセリング

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