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田舎の畑・田んぼの相続と処分のリアルな流れ

不動産投資

地方の畑や田んぼを相続することになった場合、その後の処分に困る方は多いのではないでしょうか?こちらのブログにも書きましたが、私の叔父が亡くなり、叔母が一人で生活することになりました。叔母は目が見えず、生活保護申請も進めていますが、その過程で「住居以外の土地は手放してください」と言われました。叔父は専業農家だったため、畑や田んぼをいくつか保有しており、これを処分する必要があります。

ただ、相続には様々なハードルがあることが分かりました。本記事では、実際の手続きの流れや課題、そして解決策を紹介していきます。

相続人と土地の現状

叔父の相続人は以下の3名です。

  • 叔母(叔父の配偶者・目が見えず生活保護申請中)
  • 私の母(叔父の妹・高齢で足腰が弱い)
  • 叔父のもう一人の妹(遠方在住)

叔母は土地を管理できないため、実質的に相続を放棄することになります。また、遠方に住む叔父の妹も相続は難しいため、私の母が土地を相続し、売却を進める形になります。(母から私に個人譲渡や母から私の所有する法人に譲渡することも考えましたが、どちらも贈与税や所得税などが発生し、手続きが煩雑でかつコストもかかるため、母名義で売却を進めることが一番効率的と判断しました。

相続の基本的な内容については今回ほど複雑ではないですが私の祖母が亡くなった際に一度経験しており、こちらのブログにもまとめていますので気になる方はご覧ください。

田舎の畑・田んぼの売却のハードル

調査を始めたところ、農地の売却には通常の不動産とは異なる手続きが必要であることが分かりました。

① 農地売買には農業委員会の許可が必要

畑や田んぼを売却するには、農業委員会の許可が必要です。一般の不動産と違い、農地は自由に売買できるわけではありません。

② そもそも買い手がつくのか?

田舎の農地は買い手がつきにくいのが現状です。農業をする人が減少しているため、購入希望者が限られています。

③ 太陽光発電事業者に売れる可能性は?

農地の活用方法として、太陽光発電事業者に売却できる可能性があります。ただし、農地を転用するには農地転用許可が必要です。

手続きの進め方

実際に私が現在進めている手続きを紹介します。

① 名寄帳の取得

まず、自治体に「名寄帳」を申請し、叔父が所有していた土地を特定しました。

② 不動産業者に査定を依頼

名寄帳をもとに、知り合いの不動産会社に査定を依頼しました。ここでおおよその価値を把握します。現在、このフェーズまで進んでいます。

③ 売却方法の検討

ここからはまだ不動産業者の査定結果次第ですが、以下の方法で進めていくことになると思っています。

  • 農地のまま売る:買い手がいるか不動産業者に相談
  • 農地転用して売る:太陽光発電事業者などに売却できるか確認

④ 売却の手続き

売却が決まった場合、農業委員会の許可を取得し、契約を進めます。

4. まとめ

田舎の畑や田んぼの相続・売却は、通常の不動産よりも手続きが複雑です。今回のケースでは、

  • 叔母が土地を管理できないため、母が相続して売却
  • 名寄帳を取得し、不動産業者に査定を依頼
  • 買い手がいるか確認し、農地転用の可能性も検討 といった流れで進めています。

今後も手続きを進めながら、詳しい情報をブログで更新していきます。田舎の農地相続でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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