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飛鳥クリニックは今日も雨【ネタバレ感想】原作は実話?配信延期の背景&実写ドラマ化の見どころ

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裏社会のリアルを描いた異色の小説『飛鳥クリニックは今日も雨』が、森山未來主演で2025年にLeminoで実写ドラマ化!期待がが集まる中、原作者Z李氏をめぐる報道により、ドラマの配信は延期となりました。

とはいえ、原作小説はすでに上・中・下巻で完結済み。その世界観は、歌舞伎町の闇を“実録”のようなリアリティで描き出し、読者に衝撃を与えています。詐欺、薬物、売春…社会の裏側で生きる者たちの姿を追う中で、浮かび上がるのは主人公・リーと相棒・純の“生きる理由”。

  • 原作は実話なのか?Z李さんの実体験がベース?
  • 舞台はリアル歌舞伎町!『飛鳥クリニックは今日も雨』ってどんな話?
  • リーと純の熱い生き様とは?実写ドラマ化への期待と見どころ

本記事では、原作のあらすじ(ネタバレあり)や感想、2025年1月配信中止(延期)の背景、ドラマ化の注目ポイントまで、まるごと徹底解説していきます!

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『飛鳥クリニックは今日も雨』原作あらすじ(上巻ネタバレあり)

物語の舞台は東洋一の歓楽街・歌舞伎町。その片隅で、ひっそりと営業している「看板のない何でも屋」が主人公・リーの拠点です。彼の元には、昼夜を問わず様々なトラブルが舞い込んできます。それも一筋縄ではいかない、“裏社会”の厄介な依頼ばかり。

きりはむ
きりはむ

歌舞伎町のど真ん中で、誰にも頼れない孤独な戦い…!”落とし所”を探るのがリーの流儀なんだね◎

上巻では、ポンジスキームという投資詐欺をめぐるトラブルを皮切りに、未成年の売春、裏カジノや裏スロット、薬物の密売など、現代の闇をリアルに切り取った事件が次々と描かれます。まるで実録のような緻密な描写で、読者は歌舞伎町の生々しい空気感に引き込まれていくでしょう。

登場するのは詐欺師、闇金業者、暴力団構成員、そして“トー横キッズ”と呼ばれる若者たち。誰もが何かを背負い、誰かを利用し、誰かに裏切られながら、それぞれの「生き残り方」を模索しています。

そんな中、リーの相棒として登場するのが純(じゅん)。感情を表に出さず、淡々と行動する彼もまた、裏社会で生き抜くための掟を体に染み込ませた男。リーと純は、表の正義では裁けない事件の中で、時に暴力を、時に知恵を武器に、トラブルの「落とし所」を探っていきます。

ぽじはむ
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警察じゃ追いきれない事件だからこそ、リーの出番なんだね。相棒の純もめちゃくちゃクールで、地味にカッコいい!

個人的に上巻で一番気になったエピソードは、純がSNSのDMで依頼を受けた“行方不明となったトー横キッズの行方探し”です。依頼に前金500万を払った主は誰なのか、仲間だと思っていたトー横キッズ間での裏切りや裏社会との繋がりまで、最後まで目が離せない展開が続きます。

そして上巻のラストでは、リーの過去に深く関わる“ある女性”の存在が明かされ、彼がなぜこの仕事をしているのか、その原点が垣間見えます。まだ中巻・下巻を読んでいない読者にも、「この先の展開を知りたい」と思わせる巧妙な引きが仕込まれており、ページをめくる手が止まりません。

中巻では、時をさかのぼってリーとその女性の出会い、若かりし頃の純との関係が描かれ、物語はさらに人間ドラマの深みに入り込んでいきます。そして下巻では、リーたちの過去と現在が交錯し、因縁ある人物たちとの最終的な衝突が描かれ―――。

上巻はまさに、「リーという男が、いかにして“裏社会の何でも屋”になったのか」を知るための序章。そして同時に、現代の歌舞伎町という街が抱える“闇”そのものを照射する作品でもあります。

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『飛鳥クリニックは今日も雨』タイトルの意味は?結末を簡単解説

1冊毎でも楽しめますが、タイトルの意味を知るには全3冊を読む必要があります。『飛鳥クリニック』とは、リーのかつて同棲していた彼女(美香)に関係しています。飛鳥クリニックは薬中にはありがたい、薬を簡単に出してくれるクリニックで、美香は少女を集めそこで薬を貰うよう指示していました。

きりはむ
きりはむ

他にも美香にはリーくんに隠していることがいっぱい。結構とんでもない彼女なんだけど、最初の出会いは木村さんに押し付けられたんだよね。

木村と美香は結託して少女売春の元締めをしていましたが、木村は美香との行為を盗撮しDVD販売しており、それをリーには隠していました。リーがDVDを見たことを知った美香は、リーの部屋で自殺しますが、彼女が自殺したのは木村のせいだと察したリーは怒り心頭となります。

そして十数年後、因縁の相手である木村を歌舞伎町で再び見かけたリーは、木村を追い詰め暴行。隙を見て逃げ出した木村は運悪くゴミ収集車に撥ねられ死亡。リーは傷害で警察に拘留されますが、その拘置所で差し入れに貰ったノートに過去の出来事を書き記そうとします。そのタイトルが『飛鳥クリニックは今日も雨』でした。

ぽじはむ
ぽじはむ

リーの自叙伝のタイトルだったんだね。“今日も雨”には、リーの人生の節目の出来事は、雨の日が多かったからタイトルに入れたいと思ったみたい。

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原作は実話?Z李(ジェット・リー)のリアルに迫る

『飛鳥クリニックは今日も雨』の一番の特徴、それは“あまりにもリアルすぎる”描写の数々です。ポンジスキームや裏スロット、処方薬の転売、そしてトー横の少女たち…。まるで誰かの実体験をそのまま文章に落とし込んだようなリアリティは、読む人に「これ、本当にフィクション?」と思わせます。

その理由のひとつが、著者・Z李(ジェット・リー)の存在にあります。

Z李は、経歴不詳のインフルエンサー。SNS(旧Twitter)のフォロワーは90万人超、ネット上では“裏社会の事情通”として知られ、ギャンブル予想から猫の保護活動、炊き出し、調査会社、そして「新宿祖界」という自称組織の代表まで…幅広く活動しています。

きりはむ
きりはむ

インフルエンサーなのに猫の保護からトラブル解決まで!?すごすぎ!フィクションって言われても、これ本人の実話じゃんって思っちゃうよね…!?

作中で描かれる多くの事件は、Z李本人がSNSやnote(現在は削除)で語ってきた内容とリンクしており、物語というよりも「Z李の日常の一部を小説化しただけでは?」と感じさせるほど。特に、薬物名や人物像、歌舞伎町の地理感まで含めて描写が細かく、裏付けのない想像とは思えません。

さらに、リーという主人公が何でも屋として裏社会の依頼をさばいていく姿には、SNSでZ李がたびたび話題にしていた“揉めごとの仲裁”や“詐欺被害の追跡”といったエピソードが重なってきます。

ぽじはむ
ぽじはむ

これは小説じゃなくて”実録”と言ってもいいかも!?それくらいリアル。デパスやODって言葉の生々しさがすごい…ホントに知ってる人しか書けないやつ…!

※デパス=抗不安薬(精神神経用剤)、OD(オーバードーズ)=医薬品の過剰摂取

もちろん、『飛鳥クリニック』は“フィクション”として書かれていますが、その裏にはZ李という現代のリアルな存在が色濃く投影されているのです。だからこそ、この作品は単なる小説以上の“空気感”を読者に与えてくれます。

表と裏の境界線に立ち続ける著者だからこそ描ける、ギリギリの世界。それがこの作品の最大の魅力と言えるでしょう。

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【ネタバレ感想】読者レビュー・総評まとめ:悪い点についても

『飛鳥クリニックは今日も雨』は、裏社会を舞台にしたノワール小説として、読者からさまざまな反響を呼んでいます。ここでは、実際に作品を読んだ人たちの感想をもとに、「高評価のポイント」と「読みづらさを感じる声」の両方をまとめてみました。

【高評価ポイント】リアルすぎる裏社会描写と空気感

特に多くの声が集まっていたのは、歌舞伎町のリアルな空気感や、現代的な社会問題(詐欺・薬物・売春・貧困など)の生々しい描写に対する高評価です。

「トー横」「ポンジスキーム」「OD」「処方薬の乱用」など、実際のニュースやSNSで耳にするような用語が頻繁に登場し、現代の都市の“裏側”を覗いているような臨場感がある、という声が目立ちました。

きりはむ
きりはむ

トー横とかポンジ詐欺とか、実際にニュースで聞く言葉が多くてリアル!読みごたえはあるけど、重い…!寝る前に気軽に読むタイプの本じゃないかも…。

また、「本当にあった話じゃないのか?」「ここまでリアルだと逆に怖い」といった反応も。普段は光の当たらない社会の裏側を物語として描き出した点に、強く惹きつけられる読者が多いようです。

【読みづらさを感じた点】専門用語の多さと重いテーマ

一方で、「読みにくい」「ついていけない」といった声も少なくありません。その主な理由は、裏社会特有の専門用語が多いこと。麻雀用語や投資詐欺、ドラッグの俗称など、予備知識がないと意味がわかりづらい部分もあり、注釈があればもっと読みやすかったのに、という感想もありました。

また、テーマが非常に重いため、「軽い気持ちで読んだら想像以上にヘビーだった」「夜読むとちょっと精神的にしんどい」といった感想も見受けられました。

ぽじはむ
ぽじはむ

ディープな世界が好きな人には良いけど、軽い文体に反して内容が重い…。麻雀ルールとか詐欺の仕組みとか、知識がないとすらすら読むのは難しいかも。

きりはむ
きりはむ

リアルだけど、気分が沈む人もいるかもしれないから注意だね。ボクは寝る前に読んでしまって、分からない単語を調べたりして目がさえちゃったよ…。

文章のスタイルは、賛否両論も“クセになる”

文章そのものは、SNSでのZ李さんの発信に慣れている読者からは「X(Twitter)っぽくて読みやすい」「口語調でテンポがいい」という好意的な意見が多く見られました。

テンポのよい文体でどんどん読める、という声もある一方で、「文体が砕けすぎていて小説っぽくない」との指摘もあり、ここは好みが分かれる部分です。

【総評】ノワール(闇社会)やリアル系が好きなら“ドンピシャ”

全体としては、「フィクションというより実録ノワール」「読んでいる間、現実に引き戻されないくらい没入できた」など、作品の独特の世界観と深さを評価する声が優勢。

ただし、テーマの重さや知識の前提が必要な部分もあるため、万人に向けたエンタメというよりは、ある程度“ディープな題材”が好きな読者向けの作品であると言えるでしょう。

ぽじはむ
ぽじはむ

ノワール好き・Z李ファンにはたまらないやつだね。軽い気持ちで手を出すと、痛い目見るかも…でも、それが逆にいい!

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配信延期の理由は?原作者の“逮捕報道”が影響

『飛鳥クリニックは今日も雨』のドラマ版は、映像配信サービスLemino(レミノ)にて2025年1月末の配信開始が予定されていました。しかし、その直前である2024年12月末、ドコモは“配信延期”を正式発表。その背景には、原作者Z李氏に関する“ある報道”がありました。

原作者のZ李氏、2024年11月に逮捕されていた

原作を書いたZ李(本名:田記正規)氏は、2024年11月に住居侵入の疑いで逮捕されました。これは、トラブルになっていた相手の自宅に無断で立ち入ったとされるもので、さらにその後、東京・渋谷のクラブに侵入したとして建造物侵入の疑いでも再逮捕

しかし、これらの件に関しては東京地検により不起訴処分とされ、12月25日に釈放されています。法的には無罪放免となったとはいえ、社会的な影響は小さくありませんでした。

ドラマ配信は延期へ、ドコモの公式発表も

この一連の報道を受けて、ドラマの配信元であるNTTドコモは、関係各所と協議を重ねた結果、予定されていた配信を延期する決定を発表。公式発表では以下のように記載されています。

Leminoオリジナルドラマ『飛鳥クリニックは今日も雨』配信延期のお知らせ

株式会社NTTドコモは、映像配信サービス「Lemino」にて2025年1月末から配信を予定していた『飛鳥クリニックは今日も雨』の原作者に関する一連の報道を受け、関係各所と協議した結果、配信時期を延期することを発表した。

延期後の配信日時など詳細については「Lemino」サービスサイトにて別途お知らせ予定だ。

引用元:Leminoニュース

きりはむ
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作品とは別として、配信が止まるのは残念…。謝罪ポストから、関係者への思いが伝わってきたね。

Z李氏もSNSで謝罪、関係者とファンに向けて

Z李氏は2024年12月27日、X(旧Twitter)の自身のアカウントを更新し、謝罪のコメントを投稿しました。

このポストからも分かるように、制作スタッフやキャスト、そして視聴を楽しみにしていたファンへの誠実な姿勢がにじみ出ています。

【配信再開の時期は未定】今後の動向に注目

現時点で、配信再開の日程は発表されておらず、Leminoの公式サイトやドラマ関連の最新ニュースをチェックしていく必要があります。

作品そのものは完成済みと見られており、今後の対応次第では、何らかの形で視聴できる可能性も十分に残されています。今後の動向に注目です。

ぽじはむ
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最新情報はLemino公式サイトをチェック!本作は『欲望三部作』の1つ。アングリースクワッド、情事と事情は絶賛配信中です。

≫【情事と事情】ってどんな話?ネタバレ感想はこちら

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実写ドラマ化注目ポイント!主演・森山未來×監督・入江悠の本気タッグ

『飛鳥クリニックは今日も雨』のドラマ化において、もっとも注目されているのが主演・森山未來 × 監督・入江悠という異色かつ本格派のタッグです。このふたりの組み合わせだけでも、「ただのアウトローものでは終わらない」という期待が高まっています。

森山未來が“裏社会の何でも屋”リーに挑む!

主演を務めるのは、俳優・ダンサーとして国内外で高い評価を受けてきた森山未來さん。1984年生まれ、舞台での表現力と、体の動きそのもので感情を伝える“身体性”に定評のある俳優です。

代表作には『世界の中心で、愛をさけぶ』『怒り』『劇場版「アンダードッグ」』などがあり、最近では『ドラマ 地球の歩き方』にも出演。ジャンルを問わず、深い人間性を表現できる役者として知られています。

きりはむ
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森山未來が裏社会を生きる役って、かなり合ってそう!感情を言葉じゃなく“動き”で表現するタイプだから、無口なリー役にぴったりかも…♪

歌舞伎町の混沌とした世界で、過去を抱えながら“落とし所”を探し続ける男・リー。その複雑で内省的なキャラクターを、森山さんがどんな演技で見せてくれるのかに注目が集まります。

監督は『22年目の告白』『AI崩壊』の入江悠

メガホンを取るのは、映画『SR サイタマノラッパー』で一躍注目を集め、『22年目の告白-私が殺人犯です-』『AI崩壊』『ギャングース』など話題作を多数手がけてきた入江悠監督

社会の暗部を描くことに長けており、映像のテンポ感と緊張感の演出には定評があります。『飛鳥クリニック』のように、生々しい現代社会の裏側を描く作品にはまさにうってつけの監督です。

ぽじはむ
ぽじはむ

入江監督なら一筋縄じゃいかない仕上がりに…?現実とフィクションの境目を曖昧にしてくる演出、期待しかない…!!

実写化でどう再現される?原作の“危うさ”と“リアル”

原作は、ドラッグや未成年売春、詐欺、暴力といったセンシティブな題材をリアルに描いているため、どこまでドラマとして表現されるのかにも注目が集まっています。

一歩間違えれば過激すぎると捉えられるテーマを、どのように映像として昇華させるのか。表現のギリギリを攻める覚悟が問われる作品ですが、それだけに作品としての“重み”と“インパクト”が期待されています。

ドラマ化に込められた“本気度”を見逃すな!

延期とはなったものの、制作陣の顔ぶれを見る限り、このドラマには「本気」が詰まっています。表と裏の交錯するリアルな歌舞伎町を舞台に、実力派のキャストと映像作家たちがどのような世界を描くのか、配信再開の日が待ち遠しくてなりません。

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ネタバレ感想まとめ:上巻だけでも衝撃の一冊!続きは作品で体験を

『飛鳥クリニックは今日も雨』は、上・中・下巻の三部作としてすでに完結しており、気になった人はすぐに物語の結末まで辿り着けるのも魅力の一つです。

特に上巻は、歌舞伎町という“現代の裏社会”を生き抜く男・リーの生き様が濃密に描かれた導入編。ポンジスキームや援助交際、裏カジノといった闇の世界を背景にしながら、リーの過去や相棒・純との関係性がじわじわと浮かび上がってくる構成には、多くの読者が引き込まれています。

きりはむ
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この世界観にハマったら中・下巻も読むべし!ドラマ化が延期でも、作品の魅力は変わらない…!!

もちろん、今後予定されている森山未來主演のドラマにも大きな期待が寄せられています。配信延期というハプニングはありましたが、原作の持つ“生の迫力”がどう映像化されるのか――、それを想像するだけでもワクワクせずにはいられません。

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リーたちが生きるのは、フィクションでありながら、どこか現実と地続きの世界。読後には、自分が普段暮らしている世界とはまるで違う“もう一つの日本”の存在を、強く意識させられることでしょう。

まずは上巻から。この衝撃を、ぜひあなた自身の目で体験してみてください。

mina

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