お点前に集中するということ
先日、茶道の集まりでこの場に集中することについてお話がありました。
集中し続けることは難しいことであるけれども、集中することで多くの学びがある。だから「携帯電話をこの場に持ち込まない」
この集中という言葉を伺いながら、マインドフルネスを思いました。
確かにお茶の点前をしていると自然と集中が起こります。
そういう時は自分が静かになっていることに気がつきます
お点前の順番などを考えると集中は途切れてしまいます。
儀礼文化
茶道は儀礼文化の一つであるというお話も伺いました。
型のある文化を儀礼文化といい、日本文化の特質であるということでした。
儀礼文化について、一般社団法人儀礼文化学会のHPには、『わが国の生活文化は、趣味・教養などの面で豊かな発展を示しています。茶道・華道・武道・礼法・舞楽・能楽・歌舞伎・舞踊・民俗芸能、さらには料理・技芸等々、その種類・分野は実に多種多彩です。一方には、日常生活のリズムをなしている祭りや行事があります。祭りや行事の中には、神社・寺院を中心としたもの、人生儀礼といわれる成人式・結婚式・葬式のたぐい、また各家庭で行われる年中行事等いっさいが含まれます。これらのものは、それぞれ、伝統や目的を異にしていますが、そのどれにも共通して言えることは、型の文化とも言うべき儀礼的特性をもっているということです。』とあります。す。
お話では、型は単なる形や単なる空間芸術にとどまらない。
茶をたてる行為、花を飾る行為に心がある。
型の本質は、型をする行為に心がある。と。
もっと深いお話を伺ったのですが
十分に咀嚼できないのでここに書くことができません。
今ここにある確かな自分を感じる。
フォーカシングも全てはそこから始まるのだと思います。