私「だよね。まぁ、もう私に気持ちあんまないんだろうなとは思ってたけどさ……」
マサキ「ごめん……」
私「で。さっきの話なんだけど。私もたぶん今日、別れ話になるかな~と思って…」
私はもってきた紙袋を取り出しました。
私「これ。返そうと思ってもってきたんだよね」
何か先に向こうから言われちゃったけどさ!
私だって別れ話しようと思ってたんだからね!?(←謎のマウント)
マサキ「?」
マサキは不思議そうな顔をして紙袋を受け取ったけど
中に入ってるスウェットを見て
マサキ「あ……」
全てを察したらしかった。
マサキ「べつに…よかったのに……」
ん?スウェットもってこなくてよかったってこと?
いやいやいやいや、私の家にこのままあっても困るし、捨てるのも何か人の心ないみたいで嫌じゃん?
「返す」が正解でしょ!
私「じゃあ……『別れる』ってことで……大丈夫、だよね?」
あ。「別れる」って言葉にしたら、なんかちょっと――
グッときてしまった。
何だかんだ、1年半付き合ってたんだもんなぁ……。
私はちょっとだけ出そうになった涙をこらえながら、マサキの方を見た。
マサキ「うん……」
私「うん。じゃあ……別れよう。今まで一緒にいてくれて、本当にありがとう」
マサキ「や、こっちこそ。ありがとう――」
別に、お互いに嫌いになったわけじゃない。
でも、このまま一緒にいるのは、お互いに何か違ったんだろうなぁ……。
特にこの年になると「結婚」とかも意識するわけで。
でも、二人で結婚して生活してる姿、ちょっと想像するの、難しかったもんな――
そういうことなんだろうな。
さて!
別れ話も終わったし。
「じゃあ」って言って、とっとと帰ればいい話なんだけど――
もうどうせ別れたんだから
この際、聞きたかったこと、全部聞いちゃおっと!
ってことで、尋問タイム、スタート!!(/・ω・)/