マサキがベッドに座ってくつろぎだしたところで
さっそく考えてきた質問をぶつけていきます!
私「ねぇねぇ、マサキさ~…私に何か、隠してることない?」
はい!
間違いなく「彼女にされると怖い質問」No.1ですよね!これ!!
マサキ「え…?」
ちょっと怪訝な表情のマサキ。
マサキ「なんで……?」
でた!
「なんで」!!
質問に答える前にこれ聞いてくるやつって
だいたいやましいことがあるんだよね。
何もないなら、スッと「ないよ」って答えればいい話だからね!!
私「あるの??」
「なんでか」なんて教えてやんね~よ!
質問に答えやがれ!
するとマサキは、少し考えた後――
マサキ「まぁ……あるっちゃ、ある」
!!!?
ふぉ!?
これはちょっと――
予想外!!
絶対に前の「ゴムが減ってる事件」の時みたいに
「隠し事なんてないよ!」って言い張るかと思ってたのに……
え、アプリ再登録したの、認めちゃう感じ?
私「あ、あるんだ?(動揺)それって、どういう……」
マサキ「……」
な、何よ!その沈黙?
もしかして、アプリのことじゃない?
じゃあ、いったい――
マサキ「別れようと、思ってること、かな」
!?!?!?
あああああ!
先越された!!!←
いや、私もさ?
別れようかなって、別れるんだろうなって、思ってたわけよ?
今日、マサキのスウェットだって突き返してやろうって、持ってきてるし――
なのに!!
何か先に言われたんだけど!!
あああ何か悔しい!!
っていうか!
私が言いたいのは、そんなことじゃないのよ!!
私「え、――そっち!?」
思わず口に出しちゃったよ!
その話は後でするとして。
その前にお前の!アプリ再登録問題だろ!!
マサキ「『そっち』って……?」
私「いや、まぁ『別れる』とかは考えてるのかな、とは思ってたよ……。けどそうじゃなくてさ、他に隠してることない?」
何としてもマサキの口から言わせたい私。
「別れる」こと自体はもちろん悲しくないわけじゃないけど
ここ半年くらいは、お互いの気持ちも完全に下がってたし
そこまでめちゃくちゃショックってわけでもないんだよね。
だけどさ。
何ていうかこのままじゃ終わらせられない!
私のモヤモヤが残ったままなのよ!!