こんにちは、
オランダに住む
元保護猫のシャルルです✨
ここ数日、
あの、けたたましく鳴く鳥が
いません…
わたしが外を眺める、
その窓の目の前の木に、
毎日やって来ていたのに…
2羽のその鳥が、
木の上の方に、
何かを作り上げたのが見えます。
最近はそこに訪れることが、
ほぼなくなりました。
シャンタールママがそばに来て、
わたしの背後から言いました。
「カササギさんのおうちは、
もう完成したのかね?
シャルル、どう思う?」
「おうち…?」
シャンタールは
窓の外をじーっと見て、
「うーん…
もう住んでいるのかな?」と、
ひとりごとを
ブツブツ言っています。
窓の下の方には、
あの大きな鳥が
更に大きな群れを成し、
目の前の水の上を
ゆっくり移動しています。
あの鳥の群れは、
どんどん大きくなります。
ふんあぁ〜、ムニャムニャ
外を見てたら眠くなりました。
またふかふかの布団で
寝ることにします。
※シャンタール追記※
カササギのつがいが、
我が家の窓の前の木に
巣を作り始めたのに気づいてから、
一ヶ月が経ちました。
とても大きなカササギの巣には、
壁と屋根があり、
高さが80cmほどにもなる
豪邸です。
カササギ邸を建築中は、
毎日せっせと働いてる姿を、
いつでも見れましたが、
最近は姿が見えません。
「あら?もう住んでいるのかな…?」と思いましたが、
その直後に、
自分の抱いた疑問に、
思わず吹き出してしまいました。
人間の価値観を
鳥の生態系に
当てはめようとしていること
が、なんか変… プッ
鳥は中で過ごすために、
家を作るわけではなかった!
新しい命を
大切に育むためだった!
あんだけ真剣に働き続けて
巣を作り、
新しい命を大切に育てる…
カササギを観察しながら、
涙が出ました。
それは単に
「自然の命の営みに感動した」
というものではなく、
ヒトもまた同じく、
そうやって命を
つないでいるのだな…
と、気づかせてくれてるような
そんな気分になったからです。
カササギの卵を産む時期は
いつなんだろう?
調べてみました。
4〜6月が産卵、生育時期だそうです。
なので、我が家の前の
「カササギ邸」は、
余裕をもって建設された
わけです。
巣に入らなくとも、
その近くにいるつがいを
発見しました。
新しい命が
いつあの豪邸で
産声を上げるのか…
今からとても楽しみです。
※追記その2※
アジアの多くの国で、
カササギは
「幸福を呼ぶ鳥」と
言われてるそうです。
インドでは
「人の魂と繫がっている」
とも言われているとか…
とにかくとても賢い鳥です。
あの複雑な豪邸を
一ヶ月もかけて作りあげても、
使用するのは
一回限りだそうです。
毎年、
また新たに作るそうです。