
ドラッグストアで買える鎮痛薬は、がんを減弱させるのでやってみた話 第5話~鎮痛薬実践編
がんと思っている腹痛に、予防的に鎮痛薬を飲んでみて、作用と副作用を体感した話になります。
これが、すごかったんですわ。
がん?にCOX阻害薬を使ってみる
とまぁ、そんなことを薄っすら知っていたので、がん?と思われる症状(腹痛)に興味本位で
「COX阻害薬=鎮痛薬=イブプロフェンを使ってみるべ」
と思ったわけです。
人体実験です。
ま、自分がやるので、副作用が出ても自業自得。
がん?が減弱したらラッキー。
ぐらいの気持ちです。
「副作用も出るらしいが、やってみよ~」
みたいなノリですわ。
イブプロフェンを選択した理由は、
「がんは増殖、転移の際にこのCOX-2を積極的に利用してPGE2を生成し、増殖、転移を進展させる」
と言われているので、アスピリンやロキソプロフェンはCOX-2よりCOX-1に効くと言われているので候補から外し、
COX-1とCOX-2に同等に効くと言われているイブプロフェンを選択したと言うことです。
イブプロフェンなどを含む鎮痛薬はドラッグストアで売られている第二類医薬品で、頭痛や生理痛、神経痛、歯痛、腰痛、ひざ痛などの鎮痛目的で飲まれます。
飲まれている方も多いと思います。
購入した第二類医薬品は、2錠中イブプロフェンを150mg含んでいます。
「用法・用量」と注意事項
この薬の「用法・用量」は、
「1回2錠、1日3回を限度とし、なるべく空腹時を避けて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。15歳未満は服用しないでください。」
と記載がありました。
注意事項は、
「長期連続して服用しないでください」
と記載があります。
また
「5~6回服用しても症状が良くならない場合は服用を中止してください」
ともあります。
ま、製薬会社も釘を数本刺しますわな。
トライ目的
このトライはお腹が痛くなって、すぐその痛みを減弱するといった鎮痛薬としての本来の使い方「即時性」を求めたわけではありません。
およそ6カ月周期で繰り返す「がんと思っている腹痛」を予防的に減弱すること、そうなれば「がん自体もヘタレになるだろう」を目的としています。
今までの痛みと狙い
今までの痛み、腹痛を下にグラフにしてみました。

図1 現状の痛み
腹痛は時間が経つにつれて痛くなり、しばらくマックスの痛みが続き、その後収まっていきます。
その期間がおよそ1.5か月くらいか?
設定した服用量
長期間飲むつもりですので、リスク管理を最優先します。
副作用を抑えるため、1日6錠がマックスの服用量ですが、その1/6の1日1錠に設定しました。
痛み減弱のイメージ
図2のように、腹痛が痛くなり始めるタイミングから毎日1錠だけ昼食後に飲み、赤線で示すように「痛みを感じない」ことになるのか?トライします。

図2 痛み減弱のイメージ
2024年12月3日から飲み始めました。
トライ結果
12月29日まで4週間近く毎日服用し、合計27錠飲みました。
結果、痛みはイメージ通り、下の図3の赤線となり、腹痛は全く感じませんでした。

図3 結果のグラフ
やはり鎮痛剤だけのことはあります。
痛くなり始める初期?でもあり、「1錠でも継続的に摂取すれば抑えられた」のでしょう。
本来なら、痛みを感じてもおかしくない時期だが?
無い!
効いてんじゃね?
現在2025年3月8日でも時たま痛みを感じるくらいなので、予防的効果はあったと判断しています。
3つの作用が出た
しか~し。。。。
2つの副作用と、1つの嬉しい作用が出た。
副作用が出なければ、最高だったのに。。。
うまくいかない。。。
時系列に感じた作用を記していきます。
副作用その1 ふらつき
飲み始めて2週間から3週間飲み続けたぐらいでしょうか。
記録していないので分かりませんが、12月の20日頃だと思います。
「ふらつき」=「浮遊感」を感じるようになりました。
常にと言うわけではないですが。
立って歩く時に、何かのタイミングで違和感、
「ふわッ」と浮く感覚を感じます。
真っすぐ歩くつもりが、斜めに歩くような感覚も感じました。
真っすぐ歩いていた気がするのですが。。。
日を追うごとに感じる頻度や程度もひどくなっていきました。
副作用その2 脈拍や悪寒
ふらつきを感じ始めた頃の話です。
寝る時に頭を枕に載せますと、
「あれ、おかしいな」
「こんなこと、無かったが?」
頭の中で「ドクンドクン」と血液が流れる脈動を感じます。
枕に対して頭(動脈)の姿勢、位置が関係しているようです。
そしていつもと同じように布団に入っていますが、寒く感じます。
普段から手足は冷たい方ですが、一層寒い。
特に足先を寒く感じました。
寝れないほどの寒さでは無いですが、いつもより寒く感じます。
嬉しい作用 尿勢アップ
副作用を感じている時に嬉しい作用も出現!
12月29日のことです。
「おしっこ」がジャージャー出ていることに気がつきました。
全く想定外でした。
ノーマークです。
「なんか、勢いが良い!」
「どうなっちまったんだ、俺の蛇口は?」
泌尿器界隈では「おしっこの出方」を「尿勢」と呼ぶらしいです。
体感で今までの1.5倍は「尿勢」が増してる。
今まで、「雨だれ」
とまでは言いませんが、弱めでした。
公共トイレで、隣の人と比べると自分の「尿勢」がどのくらいのレベルなのかわかります。
隣が轟音立てて勢いよく放水してると、「羨ましい♡」と思います。
しかし、もう俺は「華厳の滝」から「ナイアガラの滝」に変わったぞ!
(美的表現!)
これで、「おしっこ回りのトラブルは解決だ!嬉しい」と天にも昇る気持ちでした。
「やるじゃん、イブプロフェン!」
「がんだけでなく、おしっこも解決してくれるのか!」
と。
とまぁ、29日の時点では超絶喜んだのですが、
翌日の30日、冷静になって
「華厳の滝からナイアガラには変わり過ぎだろ、さすがにこれはおかし過ぎる。。。」
「これは、ひょっとすると鎮痛薬の作用に違いない!」
私の異常検知センサーが発動し、
鎮痛薬を飲むのを止めました。
ちなみに男性では、尿勢は歳を取るにつれて弱くなり、対策が無いそうです。
泌尿器研究者によれば
「売られているサプリは効かない」
らしいです。
副作用その3 高血圧
トドメを指す決定的な副作用が明らかになりました。
飲むのを止めて1週間くらい後の話です。
1月7日くらいか。
友達の家に行った折に、腕装着式の血圧計を発見したので、測らせてもらいました。
すると、血圧がなんと167でした。
初めて見た。
こんな値!
普段は130程度なので、血圧計をガン見しましたわ。
「ヤバッ!」
あまりの衝撃に心拍数を見るの忘れ、
くっそ、衝撃を受けて帰宅したことを覚えています。
完全に副作用です。
「こんなに血圧上がるか~?」
「聞いていた血圧上昇のレベルと全然違う!」
「脈拍や寒気や副作用もこれが原因か~?」
その時には、既に鎮痛薬を飲むのは止めていましたが、腹痛を減弱する作用、ふらつきや高血圧といった副作用や尿勢向上は継続していました。
以上がイブプロフェンの正作用と副作用になります。
そして副作用は弱まりながらも1月終わりまで継続しました。
つまり、飲むのを止めて1か月は続いたことになります。
そのうち、収まるだろうと思いながらも待つのは辛いものがありました。
次回 それらの作用について文献などで調べた考察になります。