ライ麦と小麦粉の生地に、ミルク粥を入れて焼くという日本人には馴染みのないフィンランド料理です。
しかし、これがめちゃくちゃ美味しい!是非お家でも味わってほしいので、フィンランド語のレシピを参考にしつつ、修正を加えて日本語でレシピを作りました。
材料(20個分)※半分の量で作ってもOK
※ボタンをクリックすることでg表記のレシピもご覧になれます。⇩
- オリジナル
- g表記
パイ生地の材料
- 水: 1.5dl
- 塩:3/4tl
- ライ麦粉: 3dl
- 薄力粉: 1dl
パイ生地に入れるもの(以下フィリング)
- 水: 2½dl
- 米: 2dl
- 牛乳: 7½dl
- 塩: 1/2tl
- 卵: 1個
焼き上がりのパイ生地に塗るもの
- 溶かしバター:1/2dl
- 牛乳:1/2dl
(お好みで)カレリアパイの上にのせる卵バター(munavoi)
- 卵4個
- バターまたはマーガリン100グラム
- (カッテージチーズ2dl)
- (刻みパセリ大さじ4)
※()のものはお好みで入れてください。
パイ生地の材料
- 水: 150g
- 塩:3.75g
- ライ麦粉: 165g
- 薄力粉: 65g
パイ生地に入れるもの(以下フィリング)
- 水: 250g
- 米: 170g
- 牛乳: 750ml
- 塩: 2.5g
- 卵: 1個
焼き上がりのパイ生地に塗るもの
- 溶かしバター:45g
- 牛乳:45g
グラム換算はフィンランドのサイトを参考にしています。(https://www.k-ruoka.fi/artikkelit/nain-onnistut/mitat-ja-muunnokset-haltuun)
(お好みで)カレリアパイの上にのせる卵バター(munavoi)
- 卵4個
- バターまたはマーガリン100グラム
- (カッテージチーズ2dl)
- (刻みパセリ大さじ4)
※()のものはお好みで入れてください。
作り方
パイ生地に入れる中身(フィリング)の作り方
- 沸騰したお湯に米を混ぜ。中火で水が無くなるまで煮ます。
- 牛乳を加えて、弱火~中火でお粥っぽくなるまでゆっくり煮ます。時々底をかき混ぜてください。もし米が固ければ蓋をして柔らかくなるまで蒸らしてください。
- 完成したお粥に塩で味付けし、冷まします。(塩でしょっぱさと甘さが感じられる位が丁度いいです!)
- 冷えたお粥に卵を混ぜます。

パイ生地の作り方
【事前準備】
・オーブンを225℃に予熱しておく
・溶かしバターを作り、牛乳と混ぜておく
- 冷水に塩とライ麦、薄力粉を入れて混ぜます。生地がまとまり表面が滑らかになるまでこねます。
- テーブルか大きいまな板に薄力粉を振り、その上に生地を置きます。生地を約0.5cmほどの厚さになるように伸ばします。
- コップを使って生地を丸くくり抜きます。(お好みの大きさでOK!)
- 丸くくり抜いた生地は乾燥しないように、ジッパー付きの袋に入れたりボウルで覆っておきましょう。
この際、生地の表面に薄力粉をつけておくことでお互いにくっつかなくなります。 - 全てくり抜いたら、麺棒でさらに生地を薄く伸ばします。広げたら生地中央にフィリングをのせて、生地を成形しやすいように端から1cmの余白を残しておきます。
- 指でひだを作りながら形を成形します。(※下部に参考動画を貼っています。)
- パイをオーブンシートを敷いた天板に移します。
- 225°Cで約25分間、様子を見ながら焼きます。
- 焼きあがったパイに、溶かしバターと牛乳を混ぜたものを塗ります。


※パイ生地の成形方法
カレリアパイの上にのせる卵バター(munavoi)の作り方
- 卵を沸騰したお湯に入れ、8分間ほど茹でます。
- 茹でた卵をしばらく冷水に入れます。これで殻が剥きやすくなります。
- 卵の殻をむきボウルなどに入れて、フォークで小さくします。
- 室温の柔らかいバター(とお好みでカッテージチーズ)を混ぜます。
また、お好みでパセリをかければ見栄えが良くなります。
私は面倒くさがり屋なのでカッテージチーズとパセリは入れませんが、それでも超美味しいですよ~。

レシピが参考になれば嬉しいです。
また、もしご質問や、他の料理のリクエスト、また「上手くできた!」といった感想などありましたらコメントを頂けると幸いです。
今回私が参考にしたレシピはこちらです。

また、こちらの動画も参考にしました。
オリジナルレシピのオーブンの温度が275-300℃で、そんな高温のオーブン持ってないのでこちらの動画を参考に225℃約25分で焼きました。美味しかったです。
【補足】フィンランドでのレシピ表記の仕方の違い
日本のレシピだとgであったり、大さじ、小さじで表記されますがフィンランドではこのような表記となっています。
・rkl (Ruokalusikka)スプーン=大さじ(15g)
・tl (Teelusikka)ティースプーン=小さじ(5g)
またdl表記もよく使われます。
最初はなれておらずややこしかったのですが、大さじ、小さじの概念は一緒なので何とか慣れました。
私は料理する時は全てグラムで測っていたので、料理を作る時にdlをg計算するのが面倒で計量カップを買いました。
正確に全てgで測りたいマンとしては抵抗があったのですが、一度慣れてしまうと大まかで良いマンになれました。
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