サマータイム 2日目。

月曜日。


今日のお天気の素晴らしいこと!


お昼の勉強会の後、

ケンウッドの風景式庭園を、ゆっくりぐるっと散策しました。


 ↑ 白のマグノリア 


これを見るために、わざわざ遠くから訪れる人も多いという 有名なマグノリア(モクレン)。

樹齢100年は超えるそう。


英国のモクレンは、気候が合うらしく

巨木になります。

こんなに枝を張って、巨木になるモクレン、

日本では見たことがありません。


それが一斉に花をつけるのですから、

驚きの美しさ。

香りも素敵。


 ↓ ピンクのモクレン


日本が桜なら、
英国の春はモクレン。


この時期は ケンジントンの住宅街がオススメ。

見事に枝をはった満開のモクレンが、あちらにも、こちらにもあって、美しさにため息がでます。


さて 次は 

貴族の趣味として流行した 

エレガントな搾乳場へ。




1700年代 大貴族のカントリーハウスでは、

ご主人が 奥様のために 風景式庭園内の少し離れたところに 搾乳場を作るのが大流行。


奥様は バターやクリームを作ったり 

貴婦人の友人とお茶をしたりして 楽しむのです。


搾乳場が、貴族のエレガントな趣味だなんて

英国らしい〜



この搾乳城のま下に、「Ha-ha」と呼ばれるものがある。これ ↓

 ↑ 「ハーハー」

 景観を妨げないように、羊の柵を掘り下げる。

 これだけのことで、遠くから柵が見えなくなる。


先日、スタッフルームで、

「ハーハー」の語源で盛り上がった。

アメリカ人ゲストに質問されたと言う。


近づくと 突然 姿を現す堀に 驚いて

「ハ!」 と言ったのが

変化したものですって。

なんじゃそりゃ! 〜 笑


ロンドンの中華街 「ソーホー」 も

オノマトペ が語源。

あそこも 昔は狩猟場で 「ヨー!」「ホー!」

と、動物を追いかけるときの掛け声が変化した〜

なんじゃそりゃ〜 笑


 

 ↑↓  アネモネ きれい〜



↑  エジプトガモ のヒナ。生後1週間位だそう。

  横にいるお母さんが、

  さぁ、今から泳ぐ練習をするわよっ!

  という雰囲気だったけど、

  お昼寝タイムに〜 可愛いすぎる〜




 お父さんグース。足元まで寄ってきます。



 ↑ 眼鏡橋になってます〜

  イギリスの水は もともと黒いので、

  水面に映りやすく、ますますきれいに見えます


 ↑  ロンドン中心部から最も近い

 1700年代後半の貴族の館。

 広大な庭は、

 当時売れっ子 風景式庭園デザイナー 

 ハンフリー レプトン設計。


 風景式庭園は、自然の庭ではない。

 自然に見えるように、人の手で作ったもの。

 道や川も全て移動して、壮大な敷地を 

 完璧に自然に見えるよう作り上げた。

 人工的なフランス式庭園の対局にある。

 1700年代に イギリスで大流行し、

 世界へ広まった。

 当時の英国貴族は、競って、フランス式庭園を取り壊し、風景式庭園に作り替えた。

 どんだけ〜 びっくり



 大好きな黄色水仙、まだたくさんある〜



 ↑ 当時は、樹木が低く ロンドンのスカイラインが、たくさん見えた。

今この1カ所だけ。シャード見えますねえ〜


 ↑ 当時大流行の ネオクラシック様式。

 1番人気の建築家 ロバート・アダムを起用



イギリスの春 最高!

今日もまた 幸せになりました。

明日はどこ行こっかな〜

うきうき ♬