なぜか「妊娠糖尿病」というワードが急上昇していたので私の経験を書きます
上は昔（漫画家になる前）に趣味で描いていたエッセイ漫画の一部です。
医師が何人も居て産婦人科としてはかなり規模の大きい「産婦人科病院」でしたが、それほど重症ではない妊娠糖尿病で「うちでは無理ですよそで産んでください」と。そんなもんですかね
同僚も妊娠中で、「食べ悪阻」でチョコを食べまくっていたのになんともなく、１度もお菓子を食べなかった私が妊娠糖尿病になったのは当時、ものすごく納得がいかない気持ちでした
でも、妊娠中は胎盤からインスリンの効きを悪くする物質が出たりして血糖値が上がりやすくなるんですよね。だからもともと糖尿病になりやすい体質を持った女性が妊娠すると、耐えきれずに血糖値が上がってしまうんですよね。余力がなかったというか。
妊娠したから病気になったというよりは、妊娠がきっかけで自分が血糖値が上がりやすい体質だと気づけたということかもしれません。実際、産後いったん血糖値が正常値に戻ってもいずれ２型糖尿病になる確率は妊娠糖尿病にならなかった方よりかなり高いそうですから（私も！）
昨日この話を書いたら「なぜ妊娠糖尿病から２型糖尿病発覚までの11年間の間に分からなかったんですか？」と訊かれたのですが、病院で退院前に検査したらなんとか正常値だったので「気をつけるように」とだけ言われ、その後のフォローは一切なく、次男を産んだときは2歳と0歳の子を抱えて専業主婦をしていましたしまだ20代でしたから自治体から健康診断の案内もなかったですし、ついつい検査を受ける機会を逃してしまったのです。
いま「妊娠糖尿病」と診断された妊婦さん、落ち込むでしょうが産後はまた正常化する事が多いので血糖コントロールに励んでください。そして妊娠糖尿病になったということは他の女性よりも糖尿病になりやすい体質だということなので産後も少しだけ気をつけた生活を送ってください。
スイーツをドカ食いして「至る」なんてことは絶対にしないほうがいいと思いますよ、そこまでしなくても私のようになることがあるのですから
かわいいお子さんの成長を見届けるためにもちょっとだけ気をつけましょう
