香港金融。
20世紀はその存在を知っている人が少なかったが、21世紀になって以降、インターネットの発達により情報が届きやすくなったせいか、一般的になりつつある。
裏であった情報が表に出てきたと言える。
と同時に、日本人が契約できる保険商品や金融商品は限定されつつある。
情報として表に出てきた保険商品や金融商品が日本人にとっては再び裏に回ろうとしているのだ。
その理由はどこにあるのだろうか?
香港など海外の保険会社が日本市場を避ける理由とは?
香港などの海外保険会社が日本居住の日本人を受け入れてくれないのには幾つか理由が考えられるのだが、大きく3つが挙げられる。
①日本政府や金融庁の圧力!
日本の法律では、金融庁に登録されていない金融商品の勧誘・営業・契約などの取引行為が金融商品取引法で禁止されている。
だが、こうした取引行為の禁止は販売側を規制しているだけで購入する事自体は問題がない。
20世紀末の金融ビックバンにより、日本人も海外の金融商品を購入できるようになった。
インターネットの普及により、海外金融商品の情報が日本でも広まっていき、勧誘・営業に遭う事なく情報が入手できるので、香港の金融商品を契約する日本人が増えている。
だが、実はこれは日本政府や金融庁にとっては大問題。
それは何故なら、香港の金融商品が普及すると日本の金融商品が売れなくなってしまうからだ。
それだけ香港と日本の金融商品の格差は大きいということなのだが、日本国内の保険会社・金融会社を破綻させない為に、日本の金融庁は香港の金融庁を通して香港の金融会社に勧誘・営業をするなと圧力を掛けているようだ。
また、保険業法も知っておく必要がある。
海外の生命保険は内閣総理大臣の許可がないと販売できないのだが、その理由は日本の保険会社を守る為と明文化されている。
それだけ国内外の保険商品の格差が大きいと暗に示しているようなものである。
②日本人の金融リテラシーの欠如!
日本人が香港の金融商品を購入できるようになったのだが、日本人は金融リテラシーが低く、アフターフォローに時間とコストがかかる。
そして、途中解約する確率も他国と比較すると高い傾向にあるようだ。
英語ができない人も多いので、金融リテラシーと語学力で他国の数倍のエネルギーが必要となる。
こうしたコストがかかる日本市場を維持するだけのメリットを感じない保険会社が多く、日本からの撤退を決定することが多い。
日本市場は大きいように感じるかもしれないが、海外の保険会社からするとそれほど大きな市場でもないのだろう。
コストパフォーマンスを考えると、それほど注力すべし市場とは思われていないはずだ。
③MLMなど適切でない販売方法によるブランド力低下!
①②にも絡んでくることだが、日本では営業・勧誘ができない香港の金融商品をMLM(マルチレベルマーケティング)、いわゆるネットワークビジネスやねずみ講のような形で情報を広めて販売がされているケースが多い。
こうなると、金融商品の情報が正しく伝わらず、間違った商品知識を持った人が増えていく。
MLMの階層に入ってくる紹介者や仲介会社と呼ばれる人たちは、適当な教育しか受けていないので商品知識が浅く狭いのだ。
営業・勧誘時に何とか契約をしてもらおうと話を盛ったトークをしたり、根本的に間違った商品説明をしたりするケースも多く、契約後に何か違うと気付く事があったりする。
また、アフターサポートも杜撰になる事が多く、契約後は知らんぷりされてしまう事も多々ある。
紹介者や仲介会社は責任感が全くないので問題ばかりが増えてしまうのだ。
こうした背景から、途中解約する人が増加してしまう。
日本の金融庁としても対応に追われてしまい香港の保険会社にクレームを入れる事になるだろうし、保険会社としてもアフターフォローが大変になるので、日本市場から香港の保険会社は撤退を決めてしまうのだ。
実は、こうした事態にならないようにするのは難しい事ではなく、後述するIFAと呼ばれる正規代理店から直接話を聞き、直接サポートを受けられる体制にしておけば良いだけなのだ。
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日本居住の日本人を受け入れてくれる香港など海外の保険会社とは?
せっかく裏から表に出てきた香港の生命保険や年金プラン、今のままではいつまで日本居住者が香港のこうした商品を購入できるかどうか分からない。
香港の保険商品や金融商品は日本のそれとは比較にならないほどの利回りだったり、特色ある特性を持っていたりと日本人にとっても有用な商品が多い。
こうした商品に興味がある人は完全に購入ができなくなる前に契約する事をお勧めしたいのだが、今現在、日本居住者の契約を受け入れている香港の金融会社について簡単に紹介をしてみたい。
☆サンライフ香港
貯蓄型生命保険や貯蓄型保険商品、年金プランなどを提供していて、最も日本人顧客が多いと思われる香港の保険会社。
ただし、香港と直接関係のない法人での契約は受け付けていないので、日本法人での契約はほぼ不可能。
個人であれば問題ない。


☆CTF Life
CTF Lifeもサンライフ香港と同じように貯蓄型生命保険や貯蓄型保険商品などのラインアップが揃っている。
サンライフ香港は法人契約ができないので、法人契約で貯蓄型生命保険を契約したい方はCTF Lifeを選ぶ傾向にあるようだ。

☆Fubon Life
台湾に母体を置く保険会社だが、銀行なども経営している総合的な金融会社となっている。
日本人にとってはマイナーな保険会社だが、貯蓄型保険商品を法人で契約したい方がFubon Lifeを契約する傾向にあるようだ。

香港の会社でお勧めできるのは、この3社となってくる。
これら以外に、米国のパシフィックライフやケイマン島のパンアメリカンライフなども日本居住の日本人を受け入れている。
また、積立投資商品であれば、マン島のRL360°やケイマン諸島のインベスターズトラストも選択できる。
世界中にはとても多くの保険会社があるが、日本居住者が契約できるのは極僅か。
それでも、契約できるだけマシなのかもしれない。
いつの日にか、日本居住の日本人は海外の生命保険や年金プランに全く加入できない時代が来ても不思議でも何でもないからだ。
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海外の保険会社を正しく契約する方法とは?
海外の保険会社は日本の保険会社とは比較にならないほどの利回りの商品を提供しているとはよく聞く話だと思う。
では、そうした海外の保険商品に興味を持ったのであれば、どのように行動すれば良いのだろうか?
海外の保険会社は直接クライアントを受け入れてはおらず、IFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを担当する事になっている。
なので、先ずはIFAに連絡を取ってみなくてはならない。
海外の保険会社のIFA=正規代理店なので、日本には海外の保険会社のIFA=正規代理店は存在しない。
その為、海外にあるIFAに連絡をする事になる。
日本人スタッフがいるIFAもあるので、そうしたIFAで日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところを選んでおけば問題ないだろう。
問題は直接クライアントと向き合ってくれるIFAであるかどうかである。
中には契約からアフターサポートなどの責務を紹介者や仲介会社に丸投げしているIFAもある。
そうしたIFAになると、冒頭で説明したような問題が生じてしまう。
なので、自社で直接クライアントと向き合って対応してくれるIFAを選択しなくてはならないのだ。
また、IFAは総合代理店にもなっている。
日本人が選択できる商品は限定されているとはいえ、多くの保険会社と提携しているIFAであれば、それだけ選択肢は増える。
IFAに自分の予算や考え、家族構成などを伝える事で、個々に合った商品プランを案内してくれるはずだ。
☆ご質問やご相談、IFA=正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。
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