山形市に本社を構える建築業の「株式会社鎌田工務店」が、5月2日に事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入ることが分かりました。
同社は1973年に設立され、主にデザイン性の高い戸建住宅の建築工事を手掛けていました。また、住宅リフォームや外構工事も行い、天童市にはモデルハウスを展示するなど、事業を多角化していました。
しかし、競争が激化し売上が減少したことに加え、新型コロナウイルスの影響で経営環境が悪化し、資金繰りが厳しくなりました。このため、事業を継続することが難しいと判断し、自己破産申請の準備に入ることになりました。
負債総額は約6億1000万円で、「きらやか銀行」が同社に対する貸し付け金5億1400万円について、取立不能または取立遅延のリスクが生じたことを明らかにしています。
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