遠距離介護の帰省 認知症母の対応、無事終了

ちーたむ
ちーたむ

老老介護中の大腸がんの父の手術入院のため、遠距離介護の帰省をしてるんだけど、1週間の認知症母の対応、無事に任務終了しました

今回の帰省の目的

今回、父が大腸がんと診断されて手術が決まり
娘3人で交代して認知症母の面倒を見ることになり、
とりあえず、最初の1週間は私が担当
毎回往復で高速代1万円超えるから、一気に帰省した方が経済的な負担も減る
そして、今回の目的は母の対応と、ディサービスでいない時間の有効活用

1:開かずの部屋が2つあるんだけどそこの一つを大掃除
ここが終われば、残すはあと1部屋、そして、物で溢れて車の入らない車庫のみ
2:父が退院後食事の負担を減らすためにおかずとご飯を冷凍保存

上の二つが今回の密かな目的

認知症母の対応について思うこと

まずは、認知症母への対応だけど
1週間過ごして思った
父が言うほど大変じゃない。予想より楽だった。
母も機嫌が良いし、悪い時もあったけど許容範囲内
なんでだろう・・・???

父と私の違い・・・
それは、父は他者との生活の中で認知症母を見ている
私は母の身内内との生活の中で認知症母を見ている
仕事しながらの父は社会的なつながりを持つ中で母を見ているから
時間にも追われるし、仕事で疲れるし、不眠で昼間眠い
つきっきりで母を見ることができない
一方の私は、母の面倒と家の掃除とかだから
時間に追われない、自分の決めた掃除の疲れ、昼間眠くない
母のペースに合わせられるし、待つことができる
ご飯だって、早く食べてほしいとかも無かった
母主体で生活してるから、基本的に母も生活しやすかったんだと思う

きっと父は私との生活の方が母の機嫌が良かったって思うだろうな
でも、置かれてる立ち位置が全然違うからってのもあると気づいた
私がもし、実家で仕事しながら母の面倒見てたら
もっとイライラしちゃうし、待てないし、なんでもやってたと思う
夕食後の散歩も母の機嫌が良くなるからやるけど
本当だったら夕食の片付けとかしちゃいたいもんなー

家の大掃除の変化

そして、母のディサービス中は大掃除か料理に徹した
下の写真はお風呂の脱衣所
本当は綺麗にする予定はなかったけど

以前、母の食べかけの大福のブログの時に紹介した写真が下の写真
物とゴミと埃で溢れかえってて、食べ物が置いてあるのすら気づきにくい
それを上の写真みたいに綺麗にした

数年分の埃とゴミ
ここは父が退院したら、また物で溢れるし
きっと、父は綺麗になったことに気づかないと思う
でも、一度埃を無くしてると、あとは掃除がすごく楽になる
母が何か置いてもすぐ分かる

そして、開かずの部屋の掃除は
ゴミ袋10個分
私たち姉妹や兄が小学生から高校までの物が沢山あって
習字道具とか、彫刻刀、手紙や教科書・・・
小学生の時のスキーウエアや制服まで出てきた
そんなのを全部片付けて大掃除

遠距離介護で帰省するようになって
何十年ぶりに実家の田舎に生活して
なんとなくゴミの分別もわかってきたし
なんでもかんでも燃えるゴミとして捨てなくなった
紙は紙ゴミだったり、服は古布、そうやって片付けないと
やっぱりゴミ問題。なるべく資源になるものはそうしていきたい
だから、プラごみとか全部分類して捨てるようになって
余計にゴミ袋を沢山使って分けるようになった
写真撮るのを忘れたけど
6畳くらいの部屋が歩けないし、身長以上に高くものが溢れてたけど
2/3くらいの空きスペースを作って、残すは粗大ゴミと
母の趣味だった写真のパネルとかだけになった

部屋がどんどん綺麗になると
ドス黒いイメージの実家がどんどん明るいイメージに変わっていく
そして、不快から快適になっていく
以前はなんだか汚くて寝るのも嫌だったのに
今はすごく快適になった

残すはあと1部屋と車庫かなー
やってもやっても、父や母が物を置いていくけど
それでも、一度掃除をしていると後片付けがすごく楽になる
そして、母が何か隠しても見つけやすくなる

最後の食事で母大混乱

さてさて最終日
お昼は次の交代要因の姉が遠距離帰省でお昼に合わせて来てくれる
そして、妹と小学生の姪も来てくれる
母も含めて5人の食事を計画

外食だと母は行きたがらないし
妹が昼に来るってなると、図々しいってならないように
妹が食事を作って持って来てくれるってことにした。
あとは、姉は昼間直にそっと来てくれたらいい
朝から、余計な体力使わないようにして、
機嫌を維持できるように休憩を入れたりしながらお昼にみんなで食べれるように調整
そして、お昼間近
まず、妹と姪が来たタイミングは良かったから、母の機嫌は大丈夫
次に姉が来たけど
なぜか、いつも来ないレアキャラの兄が実家に寄ってきた
女子たちの甲高い声と、兄の大きな声
さらに追い討ちをかけるように、父の知り合いがホタルイカのお裾分け・・・
母・・・・頭の中が大混乱
私と母の2人の生活に
妹や姪や姉や兄や知らない誰かが来て
生活を脅かすと思ったのか不安が不安を呼んで
体調悪いからって、部屋に引きこもり
徘徊に行こうとしたら、
いつも玄関には母と私の靴だけだったのに
6足もあるから、余計に大混乱
自分の靴がわからなくなって、そのまま徘徊・・・・
家にあるスリッパ、しかも左右違うスリッパで徘徊に行ってしまった・・・
こうなるとGPSがついてないから
待って、ダメだったら探しに行って、それでもダメなら・・・・
でも、なかなか帰ってこないし
私も家に戻らないといけないから
とりあえず姉に引き継ぎして帰宅
母は色んな人の車が無くなってるのを見て帰ってきた見たい

それが、これ。姉が後からLINEで教えてくれました。
玄関の下の方に置いてあったスリッパを履いて行ったみたい
同じ白だから、気づかなかったのかな?
このスリッパ履いて、一体どこまで歩いて行ったのかなぁ
とりあえず、裸足じゃなくて一安心

母が認知症にならなかったら

今回母が認知症になってなかったら
娘たちが協力したり
こうやって食事食べたりってなかったと思う
今は記憶のある母の時に料理とか、話聞いたりって思うけど
母が認知症になってなかったら、そんなこと思いもしない
実家に帰るのは面倒だし、なんか汚い・・で寄り付かなかったと思う
父が入院したって、母がいれば良いだけだし
どんどん綺麗になっていく実家や
母とドライブ行ったり
一緒にゆっくりご飯食べたり、母に似合う髪型考えて美容院に行ったり
日々の散歩すらあり得なかった
毎日のスーパーでの買い物とか
母の記憶は無くなるけど
私には認知症でも楽しい母との記憶が残っていく

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