骨董屋 青雲館

昭和の金沢、まだ子供だったころのことや、今の金沢に思うことなど、折々に綴っています。

エスカレーターの乗り方

2024年04月22日 | 日記
新幹線の延伸前に、サンダーバードの乗り納めに京都へ行ってきた。
北陸新幹線ができてからは便利になったこともあって、東京に行くことが多かったから、久しぶりに京都駅についてエスカレーターに乗った時、あれ…と思った。
これまでは京都につくと、烏丸の改札口に出るエスカレーターは右側に人が立って左が開いていることが多かったのだが、今回は皆左側に立って右を開けている。
たまたま新幹線で関東から来た人が多かったのかもしれないが、これまで見たことがなかったので印象的だった。

金沢に新幹線が来た時、東京から行ったり来たりする人だからか、当然のようにエスカレーターは右を開けて左乗りになっていた。
元々金沢はバスに乗るときもあまり列を作る習慣はなく、今でも駅など待つ人が多い場合以外は列にならない。
エスカレーターも初めて金沢に現れたのは、私のまだ小学校のころの丸越デパートだったが、それも上りだけで、下りは階段を使わなければならなかった。
その後徐々にいろんなところにエスカレーターができ始めたが、それでも今でも金沢ではどっちに乗らなければならないということはない。
乗る人の乗りたいように右でも左でも立つから、いやでも皆その場に立ったままになる。
片側に並ぶのは急ぐ人のためだったが、そのために事故も起きやすく、今では駅ではエスカレーターは歩かないようアナウンスがされている。
それでも片側に並んで乗ると、どうしても急ぐときは空いている方を歩いていきたくなるのもまた人情というものだろう。
そういうことを考えると、金沢のような乗り方は嫌でも止まっていなくてはならないので、かえって事故が起きにくい良い乗り方なのかもしれない。
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