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介護士さんの思いやりに感激するの巻

頑張らない在宅介護
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介護拒否の強い母

最後の転倒事故以降、認知症が一気に進み、元々介護拒否があったのが、体の痛みもあり、その拒否も一気に強くなった母。直後に利用したショートステイからも、「適切な治療を受けてから又ご利用ください」と申し送りをいただく事態となりました。ざっくりいうと、今のままでは利用できなくなってしまった訳です・・・。仕方ないです。利用者は母だけでないし、介護士さんの身の安全だって大事です。

それでケアマネさんに相談しつつ、最初はあっちのお医者、こっちの病院、と、転々としていました。今年のお正月は、脚の怪我もあって、当番医めぐりの新年だったのです。結果、今は在宅医療に切り替えて、やっと落ち着いたところです。この在宅医療については、それまでの経緯、現在、などは、また記事にする予定です。

その転々とする当番医めぐりの中で、激しく抵抗、大きな声を出す母に、他の患者さんもいて、診察と処方箋だけで、処置ができなかったこともあるぐらいの拒否の強い母に、私も疲れ果て、施設入所も視野に入れるほどでした。

デイサービスの復帰

転倒直後から、病院巡りをしていたため、しばらくデイサービスは事情をお話ししてお休みしておりました。
しかし、訪問医療に切り替え、往診の先生も、ケアマネさんのご尽力により、良い先生にきていただけて、母の肉体的、精神的回復が驚異的だったのです。

そこで、まずはデイサービスの通所介護から復帰してみましょう、ということになりました。

身体中あちこち痛がるため、私一人で車椅子に乗せることができず、早朝からヘルパーさんにきていただき、一緒に身支度と車椅子の移乗をしてからデイサービスに行く、ということになり、久しぶり、ということもあって、どうなることか、とドキドキして送迎バスを待ちました。

しかし明るく迎えにきてくださった顔馴染みの施設のドライバーさんに名前を呼ばれ、少し顔がほころぶ母。顔は覚えていないようですが、自分を知ってる人がいる、ということが、とても嬉しいようなのです。

そして、バスの中から「あんた、しばらく顔見なかったから、どうしたかと思ったじゃん〜」とか「久しぶりだね〜」と、口々に声をかけてくださる利用者さんの皆さんのお心遣い、本当に涙が出そうでした(多分出てた)。

決して、すごく気乗りがしている、という様子ではなかった母でしたが(笑)それでもバスに乗って、デイサービスの復帰1日目を迎えました。

復帰して3ヶ月後の担当者会議

デイサービスに復帰、訪問医療、ヘルパーさんの訪問、多くの方々の助けを経て、母はすくすくと回復していき、深か目だった褥瘡2つ、奇跡的に回復、現在は色素沈着のみとなりました。母の回復力にも感謝です。

先日担当者会議があって、ケアマネさん、訪問看護士さん、新たに始めることになった理学療法士さんの訪問、デイサービスの相談員さん、福祉用具のご担当者さん、ヘルパーさん、一同に会しました。

それぞれの専門分野があり、情報を交換しつつ、質問を交わしつつ、母にとっての最善を会議してくださってる訳です。それだけでも感動ですが、お一人ずつ母の様子と見解をお話しくださったとき、デイサービスの相談員さんの言葉に感激してしまいました。

母は入浴の時の抵抗が強く、復帰初期の頃は三人がかりだったと聞いております。よく続けさせてくださったと、そこも感謝ですが、母の抵抗が始まったら、車椅子のまま一緒に母の好きな「瀬戸の花嫁」を、何度もリピートで一緒に歌ってくれ、その流れで入浴する、という方法をあみだしてくださったそう。

なんという根気強さ、そして愛ある対応でしょうか・・・。

会議中、いろいろありがたいことがあって、涙もろくなっていたこともありますが、そのことにも感激してしまい、なんか泣かずにはおれませんでいた。

皆さんは、「娘さん、大変でしたね、よく頑張りましたよね」って目をうるませてくださったんですが、それもそうですが、私は感動していたのです・・・。

このデイサービスも、ケアマネさんが知っているツテがあっておすすめしてくださって体験に行ったのですが、本当に素晴らしい施設と介護士さんです。ご紹介いただいて本当によかったです。またケアマネさんの記事のところで書きますが、ケアマネさんの口コミ情報は、本当に強いです。 訪問看護師さんや、ヘルパーさんに、「どこどこに行ってる」というと、「評判いいですよね〜よく聞きますし、行き先の患者さんの利用率高いですよ」と言われますし、往診の先生についても前のヘルパーさんから「いい評判の先生ですよね」って言われました。

迅速に、そのような良いご縁をくださったケアマネさんにも足を向けて寝られません・・・。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

認知症の実母の在宅介護8年目。内弁慶の母にも、そして自分にも、あまり負担にならないよう、本当に少しずつ、ゆっくりと、介護サービスを受けることを増やしてきて、頑張りすぎない在宅介護を心がけてきました。

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