超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・春惜しむ

2024-04-28 00:03:01 | 自作俳句
半生の正午近づき春も尽く
見し夢は奥に仕舞いて春の果て
蜜蜂に紋白蝶も春惜しむ

夏山にまた近づけり青き峰
旅に出る人も居るらむ大連休
囀りの中を歩けば竹林

その瞳木の芽の色も愛でるかな
家垣に見事なつつじ点々と
庭の傍見る藤棚は花薄し

うっとりとする食感のわらび餅
嬉しさを胸に飾りて金盞花
嘘を縫う町は何処や飛ぶ燕

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