超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・木の芽雨

2024-04-26 00:03:00 | 自作俳句
木の芽雨終れば直ぐに餡蜜屋
木の精の気配漂い草芽吹く
寒暖差疲れを感じよもぎ餅

春の雨瞳の奥は晴れ渡る
そこに居た人影消えて浅霞み
風船をまた追う様に後半生

舞い上がる雲雀の声の残りけり
大曲を三回聞きて暮れかねる
画板下げ数行書けば帰る雁

桃の花 遊びに暮れし遠き庭
辛夷にも聞かれぬ様に伝えけり
桜草咲き乱れたる野に惑う

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