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ダイヤモンドプリンセス乗船記1 Day 1 乗船~出港 | 子連れはジュニアスイートがお得 |メダリオンが便利すぎ!

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ダイヤモンドプリンセス乗船記1 アイキャッチ

2023年の7月後半~8月上旬にかけて、夫婦と4歳児の家族3人でダイヤモンドプリンセスのクルーズに乗船しました。横浜から出港して鹿児島、釜山(韓国)、秋田、青森(ねぶた祭)に寄港して横浜に戻るというルートで、8泊9日の旅でした。

乗船から結構時間が経ってしまいましたが、これからダイヤモンドプリンセスを利用する人はたくさんいると思いますし、今年の夏も上記と似たような航路で東北を巡るクルーズがあるので、私たちの経験とおすすめポイント等を共有することでお役に立てると思い、記事にすることにしました。プリンセス以外のクルーズ客船に乗船する方にも参考になる情報があると思いますので、ぜひご覧ください。

なお、同じ年のゴールデンウィークにはMSCベリッシマのクルーズにも乗船し、横浜~鹿児島~那覇~石垣島~基隆というルートを周りました。その時の乗船記は、この記事の一番下にリンクを貼っておきます。

目次

クルーズ基本情報

スケジュールと航路

今回私たちが乗船したダイヤモンドプリンセスのクルーズは「ねぶたに沸く青森と韓国9日間」で、日程は2023年7月27日~8月4日の8泊9日でした。

ダイヤモンドプリンセス クルーズ日程
プリンセスクルーズパンフレットより

航路は次のとおりです。

ダイヤモンドプリンセス 航路
プリンセスクルーズパンフレットより

ダイヤモンドプリンセスについて

ダイヤモンドプリンセスは2004年に長崎で造船された客船で、日本路線には2014年から就航しているようです。クルーズ業界内の一般的な区分では、ラグジュアリー、プレミアム、カジュアルという3段階のうち中間のプレミアムクラスに属しています(ベリッシマはカジュアルクラス)。船のスペック等の詳細は公式HPを参照してください。

乗客定員は2,706人とベリッシマの半分以下ですが、乗組員の定員は1,100人なので、乗組員1人当たりの乗客数は2.46人とベリッシマの3.55人よりも少なく、その分きめ細やかなサービスが期待できます。さすがプレミアムクラスですね。

余談ですが、以前地中海で乗船したオーシャニア・クルーズのリヴィエラは乗員乗客比率が1.56人で、いま思えば本当に贅沢で優雅な経験ができました。また乗りたいです。

利用した部屋とプラン

3人以上はジュニアスイートがお得

私たちが選んだ客室はジュニアスイートで、約33㎡の面積があります。ツインベッドにソファが1台あり、ソファをベッドに展開することで3人が就寝できるタイプの部屋です。

ダイヤモンドプリンセス ジュニアスイートの部屋
プリンセスクルーズHP: https://www.princesscruises.jp/ships/diamond-princess/staterooms/ より

スイートと聞くと贅沢だと思われるかもしれませんが、ダイヤモンドプリンセスには子供料金の設定がないため、家族連れで利用すると割高になる傾向があります(ベリッシマは12歳未満は無料)。ただしジュニアスイート以上のランクの部屋であれば、「3~4人目特別料金キャンペーン」をしょっちゅう行っており、3人目以降が一人一泊1万円以下の料金で利用できることも多いので、総合的に考えるとそちらの方が合理的な選択になることもあります。

後で詳しく触れますが、ジュニアスイートの部屋は水回りを中心に通常の部屋よりも設備が充実していて広さもあるので、個人的には3人以上でダイヤモンドプリンセスを利用する際は、ジュニアスイートをおすすめしたいです。

実際の料金がいくらになるかは、キャンペーンの内容や予約時期にもよるので一概には言えないですが、例えば海側バルコニー付の部屋を3~4人で利用する場合(3~4人目は正規料金が発生)と、ジュニアスイートを予約して3~4人目は格安料金で済む場合を比較すると、そこまで大きく金額が変わらない可能性もあります。最新の料金は公式HPや旅行代理店にご確認頂くのが良いと思います。

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プランはプリンセス・プラスで充分

客室のランクとは別に、ダイヤモンドプリンセスには「プリンセス・スタンダード」、「プリンセス・プラス」、「プリンセス・プレミア」という3つの料金プランがあります。詳しい内容は公式HPを参照して頂きたいのですが、ざっくりいうとプリンセス・スタンダードは基本的な運賃と飲食代、施設使用料だけが含まれています。

これに対してプリンセス・プラスでは、主に以下の特典があります。

  • ドリンクパッケージ(USD 15までの対象ドリンク無料)
  • 高速wifiが一人1デバイスまで無料
  • 船内チップが含まれている
  • 有料のカジュアル・ダイニングが2回まで無料
  • 専用アプリで食事や飲み物の注文とデリバリーが無料
  • プレミアムデザートが一人一日2個まで無料

上記は公式HPで確認した最新の内容(2024年4月18日時点)で、私たちが乗船した時とは少し違うものもありますが、大きくは変わっていません。ドリンクパッケージは、ソフトドリンクが無制限でそれ以外は一日15杯までですが、普通はその範囲内に収まります。高速wifiも付いてきますし、チップも別途払わなくて良く、さらに船内どこでも飲食物を無料で注文・デリバリーしてもらえるので、はっきり言ってこのプランで充分すぎる内容だと思います。

最上級のプリンセス・プレミアだと、ドリンクパッケージでUSD 20までのものが対象になったり、カメラマンによる写真撮影が無料だったりするのですが、個人的には値段差を埋めるほどのベネフィットはないような気がします。

チェックイン~昼食

大さん橋でチェックイン

ダイヤモンドプリンセスは、基本的に横浜の大さん橋国際客船ターミナルから出港します。私たちは初日の午前11時ごろに車でターミナルに到着。大さん橋はベリッシマの発着場所である大黒ふ頭とは違って、横浜中心部に近いので電車やバスでも行けますが、家族でクルーズに乗船される方は荷物が多いと思うので車で行くのが便利です。

ダイヤモンドプリンセス 大さん橋
これから乗るダイヤモンドプリンセスの前で記念撮影


なお、この日はベリッシマも大黒ふ頭から出港だったようですが、大さん橋ターミナルに間違って来てしまっているベリッシマの乗客もちらほらいました(係員に「ここじゃない」と説明されてました)。特にタクシーで行く場合、単にクルーズターミナルと伝えると間違えやすいのでご注意ください。

私たちが利用した大さん橋ターミナルの地下には約400台収容可能な屋根付き駐車場があり、そこからエレベーターで直接チェックインフロアに上がれます。駐車場にはカートも用意してあるので便利です。クルーズの乗客は一日1,000円の割引料金で利用できるのですが、割引してもらうためには必ず初日にインフォメーションセンターで駐車券と乗船券(乗船することが分かるアプリ画面も可)を提示して手続きする必要があります。詳しくはターミナルのHPをご確認ください。

チェックインはトラブルもなくスムーズに進みました。乗船を待っている間、周りを見渡すとアメリカ人やアジアから来たと思われる外国人が多いことに気が付きました。後で分かったのですが、今回のクルーズで日本人乗客の割合は6~7割とのことで、噂で聞いていたとおりベリッシマよりも国際色が強かったです。

レストランで昼食

正午前に乗船できました。まずはメインのレストランであるインターナショナル・ダイニングに向かってランチを頂きます。ベリッシマの乗船記でも書きましたが、クルーズは乗船初日の昼もレストランで食事ができます。

レストランは空いていて、すぐに席に案内してもらえました。まずは飲み物から。息子はパイナップルジュースです。

ダイヤモンドプリンセス レストランでランチ

こちらは前菜のカルパッチョ。サーモンとエビだったと思いますが、見た目どおりに美味しかったです。

ダイヤモンドプリンセス カルパッチョ

こちらはメイン。ローストビーフのような肉料理だったと思いますが、とてもジューシーでした。

ダイヤモンドプリンセス ローストビーフ

昼間から調子に乗りすぎかもしれませんが、これがクルーズの醍醐味ですね。

部屋の紹介

ジュニアスイートの部屋

ゆっくりランチを楽しんだ後、そろそろ部屋の準備もできる時間なので9階の客室に向かいます。ジュニアスイートの部屋はこのようなレイアウトになっています。

ダイヤモンドプリンセス ジュニアスイートのレイアウト
プリンセスクルーズHP: https://www.princesscruises.jp/ships/diamond-princess/staterooms/ より

部屋に入ると、想像よりも広く感じました。収納も多く、あちこちに棚があって色々な物を置いておけます。クローゼットのスペースも広大で、家族全員の昼間のカジュアルウェアとディナー用のジャケット等も含めて余裕で収納可能なサイズです。ハンガーの数も充分でした(20本以上はありました)。必要であれば追加で貸してもらえます。

こちらがソファ。私たち家族3人には充分な大きさです。夕方~夜の掃除(ターンダウン)のタイミングで、これをベッドにしてくれます。

ダイヤモンドプリンセス ジュニアスイートのソファ


なお、部屋はよく掃除されているものの、20年前の船なので全体的に古さを感じることは事実です。特にバスルームの目地などは年季を感じさせる部分もありました。

ジュニアスイート以上の部屋にはバスタブがあり、トイレはウォシュレット付きです。通常の客室だとシャワーだけでウォシュレットもないので、この点を重視する人にもジュニアスイートはおすすめです。

バルコニーでまったり

部屋で荷解きをしていると、客室係がウェルカムドリンクを持ってきてくれました。休憩がてらバルコニーに出てゆっくり頂きます。

ダイヤモンドプリンセス ジュニアスイートのバルコニー

バルコニーから大さん橋ターミナルが見えます。

ダイヤモンドプリンセス ジュニアスイートのバルコニーから大さん橋が見える

部屋の位置にもよりますが、ジュニアスイートのバルコニーは十分な広さがあります。フラットになるデッキチェア2脚とテーブルがあり、チェアをフラットにしても奥行きに余裕があります。また、テーブルはしっかりした作りの直径1mほどの丸形で、2~3人でちょっとした食事をするにも十分な大きさです。

私たちは今回のクルーズ中、このベランダでよくくつろいでいました。

メダリオンが便利すぎる

メダリオンの機能

ここでメダリオンについて触れておきます。メダリオンはメダルの形をした500円玉ほどの大きさのデバイスで、各乗客の様々な情報が記録されています。

ダイヤモンドプリンセス メダリオン

ダイヤモンドプリンセスではこれがクルーズカードの代わりになるのですが、とんでもなく便利でした。これ一つで船内でのあらゆる行動が可能になるのですが、主に以下の機能があります。

  • 乗下船時のセキュリティーチェックで使用
  • 客室のスマートキーとして使用
  • レストランやバーなどで注文する時に使用
  • 船内ショップで買い物するときに使用
  • 同行者の居場所を確認するために使用

機能の詳細は公式HPをご参照ください。

上記の機能が、セキュリティーチェック以外は全てタッチレスで使えます。例えば、自分の客室に入る時はメダリオンを持った状態で部屋のドアに近づくと自動で鍵が解錠される仕組みになっています。

ダイヤモンドプリンセス メダリオン
プリンセスクルーズHP: https://www.princesscruises.jp/cruise-life/medallion/ より

特に便利なのがレストランやバーで有料のものを注文する時で、普通のクルーズであれば自分のクルーズカードを出してスタッフの読み取り機にかざす必要があるのですが、メダリオンであればポケットに入れたままでもこちらの情報を読み取って注文を記録してくれます。

家族で同じテーブルで食事をしている時は複数のメダリオンの情報が認識されますが、料金を誰のアカウントにチャージするかをスタッフが聞いてくるので、希望を伝えればOKです。

船内ではメダリオンさえ持っていれば何でもできるというレベルの便利さですが、逆にいうとこれが無いと何もできないので、部屋に忘れたり無くさないように気を付けましょう。

メダリオンは、乗船時にもらえるストラップに付けて首から下げている人が多かったですが、小さな子供にはストラップは長いし事故も心配です。そこで船内のショップでこのようなリストバンドが売っており、メダリオンを装着することができます(素材が磁石になっています)。

ダイヤモンドプリンセス メダリオン用リストバンド

うちの息子にも子供用リストバンドを購入し、常に腕に付けさせていました。本人は腕時計のようで気に入っていたようです。

ダイヤモンドプリンセス メダリオン用リストバンド

専用アプリも超多機能

ダイヤモンドプリンセスでは「メダリオン・クラス」という専用アプリが利用でき、これもとても便利です。

ダイヤモンドプリンセス メダリオンクラスアプリ

アプリ上で乗船前からディナーの予約が出来て、対象レストラン、時間、人数などを細かく管理できます。予約の変更やキャンセルもアプリで簡単にできます。日本語にも対応しているので安心です。

また、メダリオン・クラスアプリにはオーシャン・ナウ(Ocean Now)という機能があり、船内のどこからでも好きな飲み物や食べ物を注文できます。こちらの場所はメダリオンの位置情報で分かるようになっているので、届けてくれるスタッフも迷いません。アプリで注文後、あと何分ぐらいで到着するかや、注文品がいまどこにあるかがアプリ上の地図で分かるようになっています。凄すぎですね。

ちなみに、メダリオン・クラスアプリは2024年2月以降「プリンセス・クルーズアプリ」という新しいアプリに置き換わっているようですが、ざっと公式HPを見たところ、基本的な機能は変わっていないようです。最新情報は公式HPをご確認ください。

出港~ディナー

ベイブリッジを通過

そろそろ出港の時間です。15階のテラスに向かうと、ベイブリッジの向こうの大黒ふ頭にMSCベリッシマが停泊しているのが見えます。

ダイヤモンドプリンセス ベイブリッジの向こうにベリッシマが見える

ほんの数カ月前に乗船したばかりですが、懐かしいです。息子も思わず「べりっしまだ!」と叫んでました。

船がゆっくりと動き始めます。ダイヤモンドプリンセス名物(?)のベイブリッジ下のギリギリ通過です。

ダイヤモンドプリンセス ベイブリッジ下を通過


大丈夫だと分かっていてもドキドキします。無事に通過した瞬間、周囲から拍手と歓声が沸き起こります。

その後は船内を散策したり、荷解きの続きをしたりして過ごしました。

初日のディナー

ディナーは、事前にメダリオン・クラスのアプリで全日程分を予約済みです。結構細かく時間を指定できて、私たちは毎日18:30~19:00ぐらいから食事開始という形で予約していました。もちろん、空きがあれば当日でも変更可能です。

昼間に続いて、調子に乗ってまたステーキを注文してしまいました。

ダイヤモンドプリンセス ディナーのステーキ

サーロインだったと思いますが、赤身と脂身のバランスがちょうど良くて満足しました。クルーズはつい食べ過ぎでしまうので注意が必要です。

ちなみに、プリンセス・プラスのドリンクパッケージでカバーされるワインメニューはこちらです。

ダイヤモンドプリンセス ワインメニュー

食後に頼める飲み物はこちらです。

ダイヤモンドプリンセス 食後の飲み物メニュー

ここには載ってないですが、もちろん紅茶も頼めます。ちゃんとティーポットに入れて熱々のものを持ってきてくれます。ベリッシマはカップにティーバッグを入れた状態でお湯を注ぐ形だったので、その点も違いを感じます。

まとめ

この記事では、2023年の夏に家族3人で乗船したダイヤモンドプリンセスのクルーズ一日目のレビューと、メダリオンの便利機能などについてご紹介しました。お伝えした内容がお役に立てれば幸いです。

クルーズ2日目以降のレビューは、以下の記事をご覧ください。


また、当ブログでは下記のとおりクルーズ関連の記事がありますので、ぜひご覧ください。ベリッシマの乗船記も参考になると思います。

ダイヤモンドプリンセスに興味を持たれた方や、クルーズ旅行に行ってみたいと思われた方は、まずは旅行会社のHPでどのような航路があるかを調べてみるのが良いと思います。

JTBクルーズ ダイヤモンドプリンセス 日本発着ラインナップ


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