桂頭の銀、これ定跡なり

こんにちは、Frankです。

今日の将棋の格言は、

――桂頭の銀、これ定跡なり。

確かに柱頭に銀を指すのは納得がいきます、だって桂馬が更に攻めて
来た時に「桂頭の銀」なら右斜め、左斜め後ろに引いて桂馬がとれる
からです。

ところがです。

素人のコメントで恐縮ですが、第82期名人戦七番勝負第1局の終盤で
後手が先手の藤井聡太名人の4五桂馬にこの定跡どおり4四銀と「桂
頭の銀」を放ち、定跡通りの守りを見せたかに思えましたが、後手の
定跡を見込んでのその後の藤井聡太名人の8二飛車、4一銀と、僅か
三手で後手を投了に追い込む切れ味は最高でした。

勝手な解釈ですが、「定跡」>「誰でも歩く轍」>「見切られる」と
いう負の連鎖が後手の敗因だったような気がします。

<木を見て森を見ず>の後手に対して、藤井聡太名人の大局観に頭が
下がる思いです。

名人戦第2局も楽しみにしています。

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