こんにちは!
週末コーヒー屋のオータクです。
私は徳島で移動販売カフェをやっており、週末にイベントでコーヒーを販売しています。
そこでキャッシュレス決済を導入しているのですが、私は「スクエア」と「ペイペイ」を併用しています。
この記事にたどり着いた方の中には「併用することでどんなメリットがあるんだろう?」「逆にデメリットってないの?」とお考えの方もいるはずです。
そこでこの記事では、スクエアとペイペイを併用して使っている筆者が、そのメリット・デメリットをご紹介します。
また、併用を検討している方が気になりそうなポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
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- 【前提条件】筆者が活用しているSquare(スクエア)とPayPay(ペイペイ)のサービス内容
- Square(スクエア)とPayPay(ペイペイ)を併用するメリット
- Square(スクエア)とPayPay(ペイペイ)を併用するデメリット
- Square(スクエア)とPayPay(ペイペイ)を併用する際に気になるポイントをチェック
- まとめ
【前提条件】筆者が活用しているSquare(スクエア)とPayPay(ペイペイ)のサービス内容
まずこの記事の内容の前提条件として、筆者が活用しているスクエアとペイペイのサービス内容をご紹介しておきます。
それぞれのサービス内容は以下の通り。
・スクエア:スマホタッチ決済(Tap to Pay)
・PayPay:コード支払い(ユーザースキャン方式)
ここからご紹介するメリット・デメリットは、スクエアとペイペイの中でもこの2サービスを併用した場合のものです。
ほかのサービス(スクエアならスクエアターミナルなど)を利用した場合はメリット・デメリットが変わってきますので、あらかじめご了承ください。
Square(スクエア)とPayPay(ペイペイ)を併用するメリット
前提条件を共有したところで、早速スクエアとペイペイを併用するメリットをご紹介していきます。
筆者が上記2サービスを併用して感じたメリットは以下の3つ。
- 併用しても導入コスト・月額料金がかからない
- PayPay支払いの手数料を抑えられる
- スクエア単独で使うよりもレジ業務がスムーズになる
それぞれの内容について詳しく解説します。
併用しても導入コスト・月額料金がかからない
お店の利便性を上げるためにある程度の投資は必要不可欠だとは思いますが、お金がかからないのであればそれに越したことはありません。
特に、私のような超超小規模な事業者にとっては、初期費用も月額費用もかからないというのは大きな魅力のはずです。
スクエアのスマホタッチ決済と、ペイペイのコード支払いであれば、両方とも導入コスト・月額料金は無料。
無料であれば、試してみて失敗したとしてもダメージを最小限に抑えられるので、導入に踏み切りやすかったのもメリットといえると思います。
PayPay支払いの手数料を抑えられる
スクエアでペイペイ支払いを受け付けた場合、決済手数料が3.25%(非課税)かかります。
しかし、直接ペイペイと加盟店契約した場合は1.98%(税別)なので、併用することでペイペイ支払いの手数料を抑えられるのです。
同じ10,000円のペイペイ決済をスクエア経由で受け付けた場合と、ペイペイのコード決済で受け付けた場合の手数料の差は以下の通りです。
- スクエア経由:10,000円×3.25%=325円
- ペイペイのコード決済:10,000円×1.98%=198円(税別)
10,000円だけでも100円ほど手数料の支払い額を抑えられます。
私がスクエアとペイペイを併用しようと思った理由は、キャッシュレス決済導入前から「ペイペイ使えますか?」とよく聞かれていたから。
「ペイペイは利用者数が多そうだから、直接契約した方がお得かも」と思ったのがきっかけでした。
ペイペイ支払いによる手数料支出を抑えられるのは、スクエアとペイペイを併用する大きなメリットだと感じています。
スクエア単独で使うよりもレジ業務がスムーズになる
スクエアでペイペイ支払いを受け付ける場合、レジとして利用しているスマホでQRコードを表示しなければなりません。
しかし、ペイペイを直接契約した場合は、以下のような自立式のスタンドが送られてきます。
つまり同じペイペイ支払いでも、スタンドを準備しておくことで「スマホでQRコードを表示させる」というひと手間を省けるので、レジ業務がよりスムーズになるのです。
ペイペイ支払いに慣れているお客様は、このスタンドがあれば自動的にお客様側で会計作業を進めてくれるので、お店としては金額の確認をするだけ。
「何でもっと早く導入しなかったんだ…」と思うくらいスムーズです。
正直、導入時はこんなメリットがあるとは想像していませんでしたが、レジ業務がスムーズになったのは、決済手数料が抑えられるのと同じくらい大きなメリットだなと感じています。
Square(スクエア)とPayPay(ペイペイ)を併用するデメリット
スクエアとペイペイを併用するとさまざまなメリットを享受できますが、一方で「これはデメリットやな…」と思った点もいくつかあります。
スクエアとペイペイを併用してみて、筆者が感じたデメリットは以下の2つ。
- 売上データを複数管理しなければならなくなる
- 入金タイミングがズレてしまう
それぞれの内容について詳しく解説します。
売上データを複数管理しなければならなくなる
スクエアを単独で使用した場合、すべての売上データがスクエアで管理されることになります。
しかし、スクエアとペイペイを併用すると、ペイペイ支払いの分はペイペイ側で管理されることになるので、複数の売上データを管理しなければならなくなります。
1日の営業が終わってレジ締めをする際、スクエアの分とペイペイの分の両方をチェックしなければならないので、ほんのちょっと手間が増えたかなと感じます…
「ややこしくなるから売上データは1箇所にまとめたい!」という方には、スクエアとペイペイの併用は向かないだろうなと思います。
入金タイミングがズレてしまう
スクエアを単独で使用した場合、当然ですがすべてのキャッシュレス売上がスクエアの入金サイクルに従って同時に振り込まれます。
しかし、ペイペイとスクエアでは入金サイクルが異なるため、併用した場合は入金タイミングがズレることになってしまうのです。
◆スクエアとペイペイの入金サイクル
スクエア |
他行の場合:毎週水曜日締め翌金曜日支払い |
---|---|
ペイペイ | 月末締め最短翌日入金 |
特に、ペイペイで支払いで受け付けた月初の売上は翌月まで入金されないため、「資金繰りが気になる…」という方は併用せず、スクエア単独で使用した方がよいと思います。
Square(スクエア)とPayPay(ペイペイ)を併用する際に気になるポイントをチェック
メリットとデメリットを確認して、「スクエアとペイペイを併用しよう!」と決めた方もいるかもしれません。
ただ一方で「あれはどうなんだろう?」「この場合はどうするの?」と気になる疑問が出てきている方もいるはず。
そこでここからは、スクエアとペイペイを併用する前に気になりそうなポイントをQ&A方式でご紹介します。
スクエアとPayPayを併用する場合のレジ操作はどうする?
スクエアをペイペイを併用する場合のレジ操作は、最終的に自分が理解できればどんな方法でも問題ないと思います。
筆者の場合は、ペイペイの売上に関しては「現金」で入力し、スクエアの管理画面で1日の総売上が表示されるようにしています。
最終的にここからペイペイの売上を差し引いて、現金売上とペイペイ売上を仕訳帳に記載するという形をとっています。
一方で、ペイペイの売上に関してはレジでは入力せず、仕訳帳に記載する際に合算して管理する方法も。
最終的にどの支払い方法でいくらあったのかがわかればよいので、自分が管理しやすい方法でレジ操作するのがよいでしょう。
併用するならスクエアでPayPayの申し込みはしないほうがいい?
個人的に、「スクエアでペイペイの審査を受けて、直接ペイペイで加盟店契約の審査を受けると契約上の問題でややこしくなったりするのかな?」と感じていましたが、両方申し込んでも特に問題はなさそうです。
実際、直接ペイペイの加盟店契約をした後に、スクエアでペイペイの導入審査を受けましたが、問題なく通りました。
併用するならスクエアでの導入審査は受けなくてもよいですが、受けたとしても問題はないようです。
スクエアとPayPayを併用する場合の仕訳はどうしてる?
スクエアとペイペイを併用する場合、現金とスクエア上のキャッシュレス決済、ペイペイの売上をそれぞれ分けて仕訳しています。
例えば以下のような形です。
◯売上があった日
現金 | 500,000円 | 売上 | 100,000円 |
---|---|---|---|
売掛金(スクエア) | 300,000円 | ||
売掛金(ペイペイ) | 200,000円 |
◯入金があった日(ペイペイの場合)
普通預金 | 195,644円 | 売掛金 | 200,000円 |
---|---|---|---|
支払手数料 | 4,356円 |
記載する項目は少し増えますが、個人的にはそこまで大きな負担ではないかなと感じています。
まとめ
スクエアとペイペイの併用は、個人的にはめちゃくちゃおすすめです。
決済手数料も抑えられますし、レジ業務の手間も少しだけ減ります。
ただ、入金タイミングがズレる点や、売上データがバラけてしまう点は、ちょっとだけ面倒かなとも感じます。
この2つの併用に関しては、ご紹介したメリット・デメリットを自分がどう感じるかによるため、合わない人もいるかもしれません。
とはいえ、始めるのに費用はかからないため、とりあえずやってみて、イマイチだと思ったら辞めるというやり方が一番よいのかなと個人的には思います。
自分に合った方法でキャッシュレス決済を運用できるよう、いろいろと試してベストな形を見つけてくださいね。
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