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韓国ドラマ『終末のフール』最終回までネタバレ/あらすじ/伊坂幸太郎原作小説とNetflix版との違いやラスト考察まで解説‼

Netflixオリジナル

シネマトゥデイより引用

はじめに執筆者の紹介をさせて下さい‼
僕、YOSHIKIは、総SNSフォロワー数1.4万人の映画系インフルエンサーとして映画やドラマを楽しむための情報や考察をいち早く届けるコンテンツ作りに取り組んでいます。
一緒に”好き”を広げて行けたらと思っています。

韓国ドラマ『終末のフール』作品情報/予告/評価‼

地球に接近する小惑星との衝突を回避するすべのない人類。 地球滅亡までのカウントダウンが始まる中、何としてでも元教え子たちを守りたい教師は、わずかな希望を求めて奔走する…。
本記事では、『終末のフール』の作品情報や感想をネタバレなし/ありで作品を解説しています‼

『終末のフール』は、いつ配信開始?

『終末のフール』は、Netflix4月26日(金)より独占配信される予定です! おそらくですが、日本時間の17時になると思います‼(詳細が分かり次第、更新します)

Netflix 公式では、Netflixオリジナルの映画やドラマは、一般的に太平洋時間の午前0時に全世界で配信開始となります。Netflixオリジナル作品には、赤い「N」の文字が記されています。

と説明されており、太平洋時間と日本との時差は約17時間ありますので、日本での配信の多くは、夕方17時からになる事が多いです‼


終末のフール
総合満足度3.0

Netflix公式より引用

ストーリー2.0
演出2.5
面白さ2.5
余韻3.5
リピート2.0

ストーリー

NASAが、小惑星が地球に接近しており300日後に衝突、朝鮮半島が直接的な衝突被害地域に含まれると発表し、瞬く間に混沌に包まれた韓国。人々は国を離れ安全な場所に避難するために全力を尽くしていた。残り200日を切り、目の前に予告された終末を控えて混乱に陥った世の中で、残された人々は懸命に生きようとするが…(シネマトゥデイより引用)

『終末のフール』予告動画
予告動画 クリックすると予告が閲覧できます↓

作品情報

 

終末のフール
動画配信サービス

動画配信サブスク 配信状況

Netflix

(2024年4月26日より配信)

見放題配信

『終末のフール 
キム・ジンミン監督代表作

✅マイネーム偽りと復讐
✅カノジョは嘘を愛しすぎている

キャラクターの説明&相関図

キャラクター 役名/キャスト/役柄
チン・セギョン(演:アン・ウンジン)
中学校の教師だったが、小惑星の衝突が発表された後、市役所児童青少年部でボランティアをしている。子供たちを守るために人知れず孤軍奮闘する。
ウ・ソンジェ(演:チョン・ソンウ)
小惑星の衝突が発表された後、消えた主任神父に代わって一夜にして補佐神父になる。さまざまな噂に混乱を募らせる信徒たちの面倒を見る。
カン・イナ(演:キム・ユネ)
戦闘勤務支援大隊中隊長。廃墟となった街のあちこちを歩き回り、補給輸送と治安維持に務めている。

伊坂幸太郎の原作小説とNetflix韓国ドラマ版の違いは?

韓国ドラマ『終末のフール』は、伊坂幸太郎の同名小説を原作にしています。
物語は、小惑星の衝突による滅亡まで残り200日となった混沌とした地球で、残された日々を生きる人々の姿を描いています。
以下は、配信直前に分かっている原作とドラマ版の異なる点になります。

伊坂幸太郎原作小説 韓国ドラマ版
【惑星衝突までの時間の違い】
8年前に小惑星衝突のニュースが報道され、残りが3年に迫った世界を描いている。
【惑星衝突までの時間の違い】
小惑星まで残り200日。
危機感の高まりに期待が出来る。
【舞台の違い】
日本の仙台
【舞台の違い】
韓国
【登場人物の違い】
日本人キャラクターが登場
【登場人物の違い】
韓国人キャストが演じている。

韓国ドラマ版『終末のフール』は、原作と異なる視点から終末の世界を描いており、独特な世界観を楽しむ事が出来ると思っています。

以下からは、ネタバレに触れるに感想になりますのでご注意下さい‼

『終末のフール』ネタバレ感想

1話 サッカー、そして思いがけない事態

時は、2025年4月6日。
地球に隕石が衝突し逃げ惑う恐竜たちの映像を流しながら「安心してください。小惑星は地球に衝突しませんよ」と宇宙をテーマにしたイベント会場でスタッフがアナウンス。

衝突が回避された理由として「小惑星に物体をぶつけて軌道を変えた」と紹介される。
この作戦は、2021年に10カ月も宇宙に探査機を飛ばして小惑星に衝突させ、軌道を変えるものだった。
もう衝突しないと紹介され拍手が飛び交い、未来は明るいはずだった…

約1年後、テレビでは、「小惑星の衝突は不可避」と報道され、地球衝突まで300日とされていた。
終末を迎える地球で韓国政府は、日本でいう非常事態宣言を2025年4月29日に宣布。

YOSHIKI
YOSHIKI

オープニングで小惑星衝突のニュースから終末まで50日までカウントダウンのようにダイジェストをみせてくれ、これから始まる終末へ向けた世界観へ緊張感が一気に高まりました。

小惑星は朝鮮半島を中心に衝突し、被害が広がると報道され政府は国外移住を推奨する。
さらには、政府の戒厳令布告に市民らの暴動が発生し、国民は混乱状態に…
世の中は、政府の戒厳令に対する反乱組織である反乱軍とそれを制圧しようとする軍組織の抗争が勃発。
学校は休校され、夜間の外出禁止令が敷かれる。
空港は、海外へ逃げようとする人で混雑し、偽造ビザを使用するものも現れる。

そんな中、学校教師のセギョンは、生徒たちを守りたい一心でボランティアで小惑星衝突はデマだと活動するデモ抗議に参加。
学校の生徒らもこのデモ活動を見学に来ていた。
そこに混乱状態に乗じた刑務所からの脱獄犯らがデモ会場を襲撃。
人身売買目的に多くの若い人が捕らえられ、多くの生徒が亡くなってしまい、教師のセギョンはトラウマを抱える事になる。

終末まで200日。
韓国は、更に混乱状態になり、街ではあちこちで犯罪が起こるようになる。
教師のセギョンは、生徒からの「クラスメイトを殺した脱獄犯が隣の空き家に居る」という手紙の内容を軍に所属するカン・イナに相談する。
カン・イナは、「軍には何も出来ない。弾薬は盗難され、武器が無く軍には力が無い。」と言われるが、終末まで200日、そんな世の中で悪党たちと一緒に生徒たちを過ごさせたくないと思ったセギョンは自ら行動を起こしていく…。

YOSHIKI
YOSHIKI

僕は伊坂幸太郎さんの原作を読んだことが無いですが、終末世界の中でもピンポイントな話だった事に正直驚きました。先生はどうしてそこまで生徒の事を思いやる事が出来るのか?既に殺されていた脱獄犯は、一体誰が殺したのか?思っていたのとは違った方向に舵を取っていきましたけど、第一話としては興味を引く内容だったと思います。

2話 ラブ・イズ・バック

終末まで200日、そんな世の中で悪党たちと一緒に生徒たちを過ごさせたくないと思ったセギョンは自ら行動を起こしていく…。
脱獄犯であり、生徒を殺害した犯人でもあるペ・ジョンスを殺害しようと計画を練り、家に侵入するが、ペ・ジョンスは既に殺害されていた。

慌てて自転車に乗り、現場を後にするセギョン。
翌日、自転車のタイヤのホイールに張り付けていた生徒との写真が無くなっているのに気づく。

現場を後にしたセギョンは、誰かに目撃されていたのだ…

殺人現場を検証した軍人のカン・イナは、セギョンが関与しているのではと疑い、本人に忠告するが、否定される。

セギョンが殺人現場から逃走した様子を目撃したイ・ジェミンという男は、合同捜査隊を通し、イム総務という人物と連絡を取っており、セギョンに対してペ・ジョンス殺害の復讐をしようと企んでいる。
セギョンは、殺人現場から持ち出したペ・ジョンスの携帯の履歴にあるイム総務という人物を調べるが脱獄犯リストには載っていなかった。

その夜、アメリカで死んだと思っていた婚約者のユンサンが戻ってきて再会を果たす。

一方で、セギョンは、副市長と第3避難所の地下に生徒たちと終末を迎えるダンスホールを作る計画を立てていた。

YOSHIKI
YOSHIKI

終末まで200日を切り、不可避とされている中、犯罪に手を染める集団の誰かが殺害されようと個人的にはどうでもいい。倫理観や正義感などもはや存在しない世界だし、生徒の為を想っての行動に対する共感の方が強いかな。それにしても終末まで200日だと言って畑仕事をしていたりする人も居たり、危機感があまり感じられない描写もあったけど、それがリアルなのかな。
セギョンは殺人を犯していないけど、現場で目撃されたことで新たなトラブルに巻き込まれていきそうですね。
そして、ユンサンとの涙の再開は、2人ともに演技が上手くて感動したなー!
イム総務って誰だ?

3話 飛び回る蝶

ユンサンの帰国をセギョンをはじめ、仲間たちが祝っている反面、その突然の帰国には様々な謎が残されていた。
アメリカで武装組織に捕まり、拷問を受け、体調が優れない様子。また、脇腹には、赤い光を発する発信機のようなものが埋め込まれてるが、仲間やセギョンには明かさない。
セギョンもまた、ユンサンには、殺人現場から持ち出した銃や携帯などの存在を隠していた。

ある夜、セギョンは自転車置き場に自転車が無い事に気付く。
自転車はバラバラにされ、そこには無くなっていたはずの生徒の写真があり、写真には、「面白くしてやる、楽しみにしていろ」と書かれていた。
セギョンは、自分の行動が監視されている事を知る。

生徒のソミンは、ペ・ジョンスだけじゃなくて、その下にももっと悪い奴が居て他にも生徒が危険にあう可能性があることを伝える。

終末まで199日となった世界では、金持ちばかりが飛行機や船を使い国外に脱出。

取り残された国民をカモに脱出させてやるという甘い誘いに騙され財産を失うなどの詐欺被害が勃発。
生徒の父親であるスグンとミリョンもまた、水上シェルターの説明会に参加していた。

YOSHIKI
YOSHIKI

物語が時系列が入れ替わりながら徐々に明らかになっていく展開は面白いですね。
ユンサンはなぜ、拷問されたのか?も気になります。
でも、なかなか話が進まないので、時々、終末世界である事を忘れてしまいます。終末世界で治安が悪くなり、生徒を守る為に奮闘する先生の話だとしても、もっと終末が近づく描写を見せて欲しい。
緊張感が段々無くなって来たぞ。

4話 幸いなる罪

ユンソンの帰国を祝う中、セギョンの携帯に生徒ソヨンから助けを求める通知が来て、会を抜け出したセギョンは、助けに向かう。
そこで、壊された自転車に張り付けられていた「待っていろ、楽しませてやる」という同じ言葉を伝言として聞かされる。

家に帰るとユンソンから結婚式の話をされるが、セギョンは脱獄犯らに監視されている現状に気が気でない様子。
ユンソンは、セギョンが何かを隠している事を気にし始める。

職場に着くと、バラバラになっていた自転車が復元されており、メールで「自転車は気に入ったか?鍵は会ってから渡す」と通知。

手に負えなくなったセギョンは、軍人のカン・イナ大尉に相談。
2人は、犯人に立ち向かう為、危険なミッションに乗り出す事に…。

一方、売春宿と賭博場は、脱獄囚らが管理をしており、合同捜査隊は動かない。合同捜査隊の上の存在が黙認している可能性が出て来た。
カン大尉は、特別任務隊を招集し、一挙摘発に動く。

YOSHIKI
YOSHIKI

相変わらずテンポが悪い。
しかし、終末まで197日と迫った状況で食料としてニワトリを増やそうと卵を産まし、孵化させ、育てる計画を軍人が行っているのには笑った。期限があるのに悠長な…
そんなアホな行動を許容しないとやってられないくらい差し迫った空気感も全体的に感じないし、これが終末世界の物語である事が段々、薄れてきています。
事件が起きたとすれば脅していた脱獄犯の1人を倒しただけ。
今後、どうなっていくのか?最後まで見る気力が続くか不安だ!

5話 ネコを連れた少女

セギョンとカン・ユナ大尉は、悪党を倒したものの、まだ危険は去っていないのではと不安になるセギョン。

カン大尉の特別任務隊招集により売春宿や賭博場を管理していた脱獄犯らは一挙摘発。その勢いに乗り、副市長は、広場での大規模な追悼式を行おうとしていた。

その頃、セギョンは、カン大尉が保護した少女から事情を聴いていた。
そこで、秘密ではあるが、家族と修練院に入り、その後、家族と離れ離れになってしまった事を聞かされる。
セギョンは、殺害された脱獄犯ペ・ジョンスの携帯履歴にあった修練院 イム総務という名前を思い出す。
保護された少女には、暴行の跡があり、修練院では、暴行が行われていたのか?

一方、ユンサンは、消息不明の重要人物に関係する怪しげなプロジェクトに勧誘される。

YOSHIKI
YOSHIKI

僕はここから1.5倍速で鑑賞です(笑)
やっと2話で出て来たイム総務という名前が出て来ましたね。
修練院で何が行われていたのか、消息不明だったペク神父らが裏で行っているプロジェクトとは何なのか?
何か大きな陰謀がありそうですね。ちょっと物語が動いてきた感じがします。

6話 から騒ぎ

広場で大規模な追悼式が行われる。
そこに大統領の秘書室長とその母も訪れるが、目的は、ユンサンを怪しげなプロジェクトへ勧誘するのが目的のようだ…。

追悼式が始まり、ソンジェ神父代理が話している途中、急に音声は乗っ取られる。
「騙されている。ペク神父は、皆さんから集めた献金を金に換えた。大統領が逃げ、要職に就く者は行方不明…、安全地域へ移住出来るという最後の希望すらはかなく消えた。ペク神父は、金をどこに使ったのか?」
乗っ取られた音声が発する驚きの内容に会場の人たちは、大混乱。

これまで献金として納めたお金の在処を求める者。
これまで心の拠り所だった教会に裏切られたと思い絶望する者。

更に、教会が火事で焼けた事で絶望は大きく拡大していき、教会に対する非難の声、そして、ペク神父の不在を問題視する声が高まる。

YOSHIKI
YOSHIKI

ペク神父の金庫には金も食料すらも消えていた。大統領秘書室長と結託し、怪しげなプロジェクトを計画している様で、金はそこに使われたのか?
結局、お金を持っている者や権力がある者が逃げ延び、力の無いものだけが苦しむのか?
実際に世界の終末が来たら僕も主人公らと同様に何もできず残されるだけだろう。絶望が迫っているのに普通の日常を過ごす事なんて出来るかな?

7話 アリラン:会えなくても忘れない

終末まで173日。

セギョンと息子を脱獄犯に殺された母親ミリョンは、2人でお酒を飲んでいる。
2人は、終末の世界で脱獄犯らが行っている悪行に対して嫌悪感を抱いており、ペ・ジョンス殺害はミリョンが行ったという事実が判明する。

ユンソンには、アメリカの研究所から「いつ戻ってくる?君の力が必要だ」とメールが届いている。
ユンソンは、遺伝子の研究をしており、最後までやり遂げたいという想いがある反面、セギョンが心配な様子。

その頃、カン大尉が保護した少女ヨンジも元に弟ヨンハンから電話が来る。
直後、ヨンジの母親から電話が掛かってきて、「いい加減戻ってきなさい」と言われ、ヨンジは、「弟をそこから出して。いかれた場所に閉じ込めないで」と訴えるが電話を切られる。

その事を知ったセギョンは、謎めいた修練院についての詳細を知り、捜査の為にカン大尉に協力を求める。

修練院の中に入った2人は、そこに恐ろしい秘密が隠されている事を知る。

修練院は、元々は教育事業をしていた所で今は韓国脱出事業として動いている。
家族全員で入所させ、年齢や性別で分けて隔離。入所の条件は、全財産の献金。家族全員の移住を保証する費用として…。
そこでは、子供らに怪しい薬を飲ませており、隔離された親子も互いの所在を知らずに居た。
そこの施設に耐え切れなくなり、逃げ出した子らが脱獄犯ペ・ジョンスらに捕まえるように依頼したのがペ・ジョンスの携帯履歴にあったイム総務だった。
捕まった子らは、売春宿で強制的に働かせられていた。親はその事を知らなかった…。事実を知っても洗脳されているのか、信じない者も居る。

YOSHIKI
YOSHIKI

謎の修練院と売春宿や賭博場を管理している脱獄犯らの繋がりが見えてきましたね。
何とか助かりたいと思う人の心理をうまく騙し、悪の繋がりが出来ており、その犠牲になっているのは子供たちだった…
セギョンの終末世界の中で悪党を排除したいという思いは更に加速していきそうですね。

8話 息をしている限り

セギョンらの帰りを待つユンサンのところに銃を所持したイム総務が現れ、銃を向ける。
危機を感じた支援隊員ナ・ヒョンジュ一等兵が銃を発砲し、イム総務は病院へ搬送されるが、心臓発作にて死亡。

カン大尉は、合同捜査隊に連行され、事情聴取される。
児童監禁及び虐待の可能性があり、緊急性があり事後処理できると判断したと話をするが、命令系統無視、私有地侵入、発砲など事後処理出来ない事例だと言われ、行動を抑制されるカン大尉。

カン大尉らが、捜査権を行使し、侵入した修練院では、移住計画が本物かどうか不安視する者が現れ、ヨンジの母であり修練院の管理者が「影の内閣を構成する閣僚らと一緒に搭乗する」と説明し、写真をみせる。

捜査権を行使した事による様々な悪影響に直面する仲間たちに迷惑を掛けまいと、セギョンは単独で行動する事を考える。

一方で、ペク神父が取っていた驚くべき行動が少しずつ明らかになる。
ヨンハンが修練院でペク神父を見た事がある事が判明し、教会の秘密通路から出てくるペク神父とイム総務の姿がドライブレコーダーに映っていた。
みんなから献金されたであろう金が入っている鞄も持ち出している様子があった。

YOSHIKI
YOSHIKI

ペク神父と修練院の繋がりが少しずつ見えてきました。修練院は、騙して集めた金で自分らだけ脱出しようとしているのか?セギョンは、そのお金を使って子供らだけでも脱出させる事が出来ないかと考えている様子。
ペク神父に会う為に祈祷院へ向かうセギョンとユンソン。中盤以降は、テンポUPしてきたので面白くなってきましたね。

9話 希望の光

ペク神父に会う為に祈祷院へ向かうセギョンとユンソンは、ついにペク神父と再会を果たす。
ペク神父は「君たちには役割がある。役目のあるものは連れてかなければいかない。しかし、時間が無い。ユンサンが賢明な判断をしなさい。離陸する1時間前に迎えに行く」と伝える。
国外脱出の時間が迫っている事が分かる。

残された国民を騙し、国外へ脱出しようと企てているのは、修練院やペク神父、大統領秘書室長を始めとする裏内閣閣僚、合同捜査隊も関わっている様子。

脱出の場所や時間も明確では無いけど、脱出にはユンサンの存在が大事らしい。

迫る時間の中で、思い悩んだセギョンは、涙を呑んでユンサンに「私の代わりに残された3人の生徒を連れて行って」と頼み事をする。

YOSHIKI
YOSHIKI

いやぁ、9話のラスト泣けました。
セギョンは、目の前で生徒を殺されたトラウマから残された生徒を見捨てる事が出来ないし、ユンサンだってそれは理解できる。それを分かった上でセギョンと一緒に居たいし、連れて行きたい。でも、セギョンはその選択をしない事も分かっている。生徒を守る為、殺人を犯した事も打ち明け、抱き合いながら涙する2人を見ていると、あまりにも悲しすぎます。

10話 脱出と日食

朝を迎えると、合同捜査隊がセギョンを殺人容疑で逮捕しにくる。
軽率な行動が多いので拘束するのが目的のようだ。

ユンソンは、合同捜査隊に自身の研究データを渡すことでペク神父に会う事を許される。
ユンサンは、「セギョン無しではアメリカに行けない。セギョンを説得して欲しい」とペク神父へ話す。
ペク神父は、セギョンを説得する為、セギョンの懺悔に耳を貸すが時間が迫り焦っている。

その頃、脱出用の飛行機が来る滑走路には、カン大尉の指示の元、集まった支援隊と市民でごった返しており、合同捜査隊と対峙する事に。
支援隊の目的は、飛行機に子供たちを乗せ、安全な場所に逃がす事だった。
支援隊は、臨時滑走路が目的地だと予想したが、臨時滑走路に集まった合同捜査隊は、おとりであり本当の目的地は、アメリカ空軍機だった。

セギョンとユンサンは、ペク神父を騙し、時間を掛けた事でペク神父は飛行機に乗る事が出来なかった。
その後のニュースでアメリカへ向け飛び立った空軍機は、太平洋に墜落したと報道される。

終末へのカウントダウンは一気に進み、残り83日。セギョンらは、残された時間を楽しく過ごそうとしていた。

YOSHIKI
YOSHIKI

ユンソンは、1人アメリカに逃げるよりセギョンと死ぬことを選んだんだと思うと泣ける。
悪い事を企てると、悪い事が起こる因果応報な感じの結末は最高に皮肉が効いててよかった。
子供らの事は残念。あと2話…、どういった結末を迎えるのか?続きが気になる。

11話 最後のクリスマス

小惑星が衝突するうという運命を受け入れ、それぞれに残りの日々を生きようとする仲間たち。
ユンサンは、セギョンにプロポーズをし2人は結婚する。

終末まで60日。
人々は市役所で思い出の写真を保存し、生き残る可能性のある海外へ送り残す為、手続きをしていた。
終末で絶望し、ギャンブルに溺れる者、妊娠しこれから出産する不安がある者、残された時間を幸せに過ごそうとする者が描かれる。

仲間たちが終末を受け入れ今を精いっぱい生きている中、ヨンジの弟は盲腸のOpe後、発熱が継続し、抗生剤が必要な状況だった。しかし、抗生物質が不足し、弟は亡くなってしまう。

仲間たちは教会へ集まり弟ヨンハンの追悼を行う。その時、脱獄犯グループがハユルを探しに来る。
ギャンブルに溺れた父親が8億ウォンを借りる際、「返済不可能な際は、本人と娘の身体を引き渡す」と念書を書いたからだ。

生徒たちの身に危険が迫った状況でセギョンは、過去のトラウマがフラッシュバックし、脱獄犯に向けてペ・ジョンスのところから持ってきた銃を発砲する。

終末の過酷な現実が、全員の心に暗い影を落とす。

YOSHIKI
YOSHIKI

シーンのカットの合間に見られる昔を懐かしむ映像が切ない。
ただただ食事をして運動をして、笑って過ごせていたらそれだけで幸せだったのに…
そういう何気に「生きる」幸せを感じさせてくれるシーンが多かった。
僕には、終末は迫っていないけれど、精いっぱい生きていると言えるだろうか。
今の当たり前の生活に向き合うきっかけをもたらすエピソードでした。

12話 さよなら、地球

母親にこれまで自身の中で抱えた想いをぶちまけた後、軍を除隊する事を決心したカン大尉。
カン大尉は、ユンサンに銃弾を託し、「あなたがセギョンを守って」と話す。

脱獄犯らは、小惑星衝突までの最後の脱出の船の搭乗券と若い子供らを引き換えに人身売買を行っていた。
小惑星衝突の日まであと10日足らず。
人々が最後の瞬間を迎える準備をする中、子供たちを守るという使命に燃えるセギョンは自分が信じる道をを突き進む。

YOSHIKI
YOSHIKI

セギョンは、船に乗り込み、銃を発砲。
自転車でユンサンが向かったのは、セギョンの元だったのだろう。
ユンサンは、「これまでセギョンを守りたい対象として見ていたが、今は違う。今は、最後を共に出来る事が嬉しい」と話していました。
子供たちの安全を守りたいセギョンの想いと共にする為、死ぬ覚悟で船に向かったのだと思います。
セギョンも同じで死ぬ覚悟で、最後に吐き出した想いは、当たり前の日常に対する感謝の思いとさよならという思いだったのだろう。

最後まで鑑賞して観て思う事

作品への引き込み度を紹介
序盤1.5
中盤3.5
終盤4.0

作品全体を通しての評価として考えると駄作だと思う。
実際にレビューの多くに1~2話で離脱という内容が書かれている事が多く、そこに関しては納得できる。

なかなか展開が進まず、何を中心に終末の世界が展開しているかイマイチ分かりにくい。
第4話くらいから物語は少しずつ動き始め、やっと面白くなってきて物語に興味を持てるようになります。

最終的に考えさせられる事も多く、登場人物へ共感を覚え、切なく涙する事もありました。
だけど、序盤の展開力、物語への引き込み度の低さは残念な要素に感じます。
小惑星が衝突するまで200日と迫った終末世界という設定から興味を引くだったのに鑑賞し始めて、徐々に興味が失せていく展開は勿体ない。
僕は5話以降は1.5倍速で鑑賞しました。
それくらいが丁度いい作品。
考えさせられる作品は凄く好きだし、終わり方も中々良かったけど、リピートは絶対にしない作品でした。

以上、『終末のフール』のネタバレ感想の総括でしたー!
あざしたー!

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