パソコンを購入する際、性能やデザインと同様に重要なのがアフターサポートの充実度です。トラブル発生時にいかに迅速かつ丁寧に対応してくれるかは、長く安心してPCを使い続ける上で大きなポイントとなります。本記事では主要PCメーカー11社のサポート体制を比較し、初心者から中級者、ビジネスユーザー、学生の方がサポート面での信頼性・安心感で選びやすいようランキング形式でご紹介します。
どうやって調べた?
さて、ランキング作成にあたっては、コツコツと調べていかなければなりません。しかし、個人で運営しているサイトですので、すべてのサポートを調べるのは非常に困難です。
そこで、今回は Perplexity でディープリサーチを行った上で、その結果を ChatGPT で検証して結果を出しました。二重チェックしているので、信頼度は割と高いと思います。
調べた内容としては、各社のサポート受付時間や保証内容、ユーザー満足度データ、実際の口コミ(公式サイト情報 5 件以上、価格.com等の口コミ掲示板約 10 件、X(旧Twitter)上のユーザー投稿約 20 件などを総合)まで調査しました。
Perplexity のディープリサーチですが、無料ユーザーでも利用可能です。概要については、👇の記事でまとめていますので、併せてご覧ください。
サポート選びのポイント
はじめに、パソコンのメーカーサポートを比較・検討する際に注目すべきポイントを整理しておきましょう。
- サポート受付時間 – 自分の生活スタイルに合った時間帯にサポートを受けられるかチェックしましょう。夜間や週末に使うことが多い場合、24時間対応や休日対応の有無は重要です。
- 保証期間 – 多くのメーカーは標準1年保証ですが、中には5年保証を標準提供する例もあります。長く使う予定なら保証の長さは要確認です。延長保証オプションの費用と内容も比較しましょう。
- つながりやすさ – トラブル時にすぐ電話やチャットが繋がるかは大切です。特に電話サポートはメーカーによって繋がりやすさの差があるので、ユーザー評価や受付体制(窓口の数や24時間対応か等)を参考にしてください。
- 日本語対応 – 海外メーカーの場合は日本法人によるサポートとはいえ、対応スタッフやマニュアルの日本語品質にばらつきがあることも。言葉の面で不安が少ないかどうか、口コミ評価を確認してみましょう。
- 修理対応の速さ – 仕事や学業でPCが必須の場合、修理に何日もかかると致命的です。引取修理の平均日数や、オンサイト修理サービスの有無など、万一故障した場合の対応スピードも重要なチェックポイントです。
- 拡張保証オプション – 落下や水濡れといったユーザー過失の故障に対応する保証があるかも見逃せません。有償でもこうしたアクシデント補償があると安心です(例:Dynabookのプレミアム保証、HPのAccidental Damage Protectionなど)。
サポート充実度ランキング
というわけで、AI で調査し、結果をまとめた「サポート充実度ランキング(2025年版・全12社)」を一覧表でまとめました。初心者~中級者、学生、ビジネスユーザーにとって「安心して相談できるか」「トラブル時にすぐ対応してくれるか」という視点を重視しています。
順位 | メーカー名 | サポートの特徴 | つながりやすさ | 保証期間 | サポート受付時間 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | パナソニック | 高い満足度、5年保証、電話が非常につながりやすい | ★★★★★ (4.5) | 最大5年(標準1年+延長) | 毎日 9:00~21:00(12月30日~1月4日を除く) |
2位 | Dynabook | 日本語対応が丁寧、5年間の無償サポート、安心感高い | ★★★★☆ (3.4) | 最大5年(標準1年+無償延長) | 毎日 9:00~18:00(12/31~1/3除く) |
3位 | Apple | 店舗の対面サポートが強み、夜間まで対応、サポート満足度が高い | ★★★★☆ (4.0) | 標準1年(AppleCare+で最大3年) | 毎日 9:00~21:00 |
4位 | 富士通/FCCL | 法人向けが特に充実、修理が速い、日本人スタッフ対応 | ★★★☆☆ (3.3) | 標準1年(延長可) | 原則年中無休 9:00~18:00 |
5位 | VAIO | 国内一貫生産、土日対応、品質への信頼感が強い | ★★★☆☆ (3.1) | 標準1年(延長可) | 平日 9:00~18:00/土日 9:00~17:00 |
6位 | NECレノボ | 24時間チャットが便利、初心者向け対応が手厚い | ★★★☆☆ (3.0) | 標準1年(延長可) | 年中無休 9:00~19:00 |
7位 | マウスコンピューター | 24時間365日対応、カスタマイズ機への専門性あり | ★★★★☆ (4.0) | 標準1年(延長可) | 24時間365日 |
8位 | 日本HP | チャットが便利、修理の確実性は高評価、ただし日本語対応に課題あり | ★★★☆☆ (3.2) | 標準1年(延長可) | 月~金9:00~21:00、土9:00~17:00 |
9位 | デル(Dell) | 法人向けはトップレベル、個人向けはやや事務的 | ★★★☆☆ (3.3) | 標準1年(有償でプレミア対応) | 24時間365日 |
10位 | マイクロソフト | Surface専用のソフト面は◎、ハード修理は時間がかかる | ★★☆☆☆ (2.9) | 標準1年(延長保証あり) | 平日 9:00~18:00、土日祝 10:00~17:00 |
11位 | レノボ(Lenovo) | プレミアム保証は高額、電話つながりにくい、修理に時間がかかる傾向 | ★★☆☆☆ (2.6) | 標準1年(延長保証あり) | 毎日 9:00〜18:00(月次指定休業日を除く) |
12位 | ASUS | 技術力は高いが日本語サポートが不安定、修理遅延報告も多い | ★★☆☆☆ (2.8) | 標準1年(延長保証あり) | 年中無休 9:00~19:00 |
主な評価基準については次のとおりです。
- つながりやすさ(5点満点):価格.com・X(旧Twitter)・公式情報をもとに、電話・チャットなどの「待ち時間」や「応答の丁寧さ」を総合評価
- 保証期間:標準保証に加え、メーカーが提供する延長保証プランや無償サポート期間も反映
- サポート受付時間:仕事・学業後にも問い合わせ可能かどうかを考慮
- 対象読者:初心者~中級者、学生、ビジネスユーザー向けに構成
それでは、各メーカーの詳細について解説していきます。
1位:パナソニック (Let’s noteシリーズ 等)
- サポート受付時間: 9:00~21:00(年中無休、12月30日~1月4日を除く) (保証とアフターサービス / ご相談窓口 | パナソニック パソコンサポート)
- つながりやすさ: 4.5/5.0(電話サポート満足度72.8%で業界トップ)
- サポート期間と料金: 標準保証 1 年(ウェブ登録で無償保証延長あり)。一部製品では最長5年まで長期保証を提供
ポジティブな口コミ:
- サポート総合満足度が79.4%で第1位 – 他社を抑えてユーザー評価トップ 。
- 電話がつながりやすい – コールセンターへの繋がりやすさ満足度72.8%で断トツ。
- 長期保証が手厚い – 法人向け「無償保証延長サービス」でオンサイト修理含め最長4~5年対応。
ネガティブな口コミ:
- サポート対応のばらつき – 「窓口によってはOS不具合でもすぐリカバリを勧められ頼りにならないことがあった」 (レッツノート/Panasonicの口コミ・評判(16件) | みん評)という声も。
- サービス拠点が限られる – 地方では修理拠点が少なく、引き取り修理で時間がかかる場合があるとの指摘。
- 価格帯が高め – 「サポートは良いが製品価格が高くコスパが悪い」との評価も一部にあり (パソコンのサポートランキング | 高専受験計画)。
コメント:
パナソニックは複数の調査でサポート満足度 1 位に輝く実力派です。特に電話サポートの「つながりやすさ」は他社を圧倒しており、困ったときにすぐ相談できる安心感があります。標準保証もWeb登録で延長でき、必要に応じて最長5年の長期保証まで用意される手厚さも魅力です。
一方でサポート担当者の対応レベルにばらつきがあるとの口コミも散見され、専門知識の浅いスタッフに当たると十分な解決に至らないケースも報告されています。
とはいえ、「レッツノート」に代表される高品質な製品と迅速なサポート対応から、ビジネスユーザーの信頼が特に厚いメーカーです。多少価格は張りますが、「安心を買う」と考えてサポート重視で選ぶ価値のあるブランドと言えるでしょう。


2位:Dynabook (旧東芝)
- サポート受付時間: 9:00~18:00(年中無休、12/31~1/3除く) (dynabook あんしんサポート | dynabook(ダイナブック公式))
- つながりやすさ: 3.4/5.0(コールセンター満足度は約61~62%)
- サポート期間と料金: 標準保証1年(購入後5年間の無料サポートあり)。落下・水濡れ等に備える有償「プレミアム保証」あり(3年:23,100円、4年:29,700円、5年:36,300円
ポジティブな口コミ:
- 長期サポートが安心 – 購入日から5年間、使い方相談や遠隔支援サービスが無料で受けられるのが好評。
- 日本人スタッフの対応 – サポート窓口は基本日本国内で、「説明が丁寧で安心できた」との声が多い。
- 修理対応が丁寧 – 「部品交換の際も細かく状況説明してくれて信頼できた」とサービス対応を評価する口コミが見られる。
ネガティブな口コミ:
- 部品在庫切れで遅延 – 「故障時に部品在庫がなく、修理完了までに時間がかかった」との報告あり。
- 電話が混み合う時間帯あり – 特に夜間や大型連休明けは電話サポートがつながりにくい場合がある。
- 延長保証の費用 – プレミアム保証の料金(5年で3万円超)に対し「割高に感じる」というユーザーもいる。
コメント:
Dynabook(ダイナブック)は東芝時代からの手厚いサポートで定評があります。公式には購入後5年間無料サポートを掲げており、電話での「使い方相談」やスタッフによる遠隔サポートが5年間追加料金なしで利用可能です。
サポート対応は基本国内の専門スタッフが担当し、「日本語でスムーズに対応してもらえた」「親身に相談に乗ってくれる」と初心者にも評判です。一方で、人気ブランドゆえ問い合わせが集中するときはコール待ちが発生することもあるのはイマイチなポイントかもしれません。また、修理部品の調達状況によっては対応に時間がかかるケースも報告されています。
ただ総合満足度では業界第2位(78.1%)と高く、長期保証オプションも含め安心感という点ではトップクラスのメーカーでしょう。


3位:Apple
- サポート受付時間: 9:00~21:00(毎日)(Appleサポートへお問い合わせ) ※Genius Bar対面サポートは要予約
- つながりやすさ: 4.0/5.0(サポート満足度調査で総合第3位74.6%)
- サポート期間と料金: ハードウェア保証1年間(90日間の無償テクニカルサポート含む)。延長保証サービス「AppleCare+」加入で最大3年保証・修理サポート。
ポジティブな口コミ:
- Apple Storeでの対面サポート – 全国の直営店「Genius Bar」で専門スタッフに直接相談できるのが大きな強み。「親切で的確なアドバイスをもらえた」との声。
- サポート満足度が高い – 総合満足度74.6%で国内メーカー以外では唯一トップ3入り。「チャットでも丁寧に迅速対応してくれた」と評価良好。
- 問い合わせ手段が豊富 – 電話だけでなくチャットや公式コミュニティ、リモート診断などサポートチャネルが充実。「時間に合わせて方法を選べて便利」と好評。
ネガティブな口コミ:
- 修理費用が高額 – 「保証外の修理見積もりが新品並みに高くて驚いた」など、AppleCare+未加入時の修理費用の高さを指摘する声。
- 正規店以外での修理に非協力的 – サードパーティ修理業者での対応には公式サポートが関与できず、「融通がきかない」と感じるユーザーも。
- 保証期間の短さ – 標準保証1年では不安との意見。「せめて2~3年保証が欲しい。AppleCareに入らないと心配」という口コミ。
コメント:
Appleは実店舗サポートという独自の強みでトップクラスの評価を得ています。予約制のApple Store「Genius Bar」では熟練スタッフが対面で対応してくれるため、「直接相談でき安心感が違う」というユーザーも多いです。また電話やチャットでのサポート対応も評判が良く、サポート総合満足度は国内勢に次ぐ第3位と高水準ですね。
一方でハードの標準保証が1年と短く、保証切れ後の修理費が高額になりがちな点には注意が必要です。実際「バッテリー交換に思わぬ費用がかかった」というケースも少なくありません。Apple製品を長く使う予定なら、延長保証サービスの「AppleCare+」への加入を強く検討すると良いでしょう。ソフト・ハード一体のサポート体制はさすがAppleで、初心者でも安心して問い合わせできる体制が整っています。


4位:富士通/FCCL
- サポート受付時間: 9:00~18:00(原則年中無休) (お問い合わせ – 富士通パソコン)
- つながりやすさ: 3.3/5.0(問い合わせ窓口は比較的スムーズとの口コミが多い)
- サポート期間と料金: 標準保証1年。延長保証サービスあり(プラス1年:約25,000円、プラス2年:約35,000円)。法人向けにはオンサイト保守プランも提供。
ポジティブな口コミ:
- 修理対応が早い – 「故障時に部品取り寄せ含めて数日で戻ってきた」と修理スピードを評価する声。営業日に持ち込めば即日対応の場合もあり。
- 日本人スタッフの丁寧な対応 – 国産メーカーらしくサポート担当者の説明が丁寧で安心できると好評。「言葉が通じやすく安心」という口コミも。
- 法人向けサポートが手厚い – 法人顧客からは「専任担当によるきめ細かな対応で助かる」と高評価。大量導入時のサポート体制に定評あり。
ネガティブな口コミ:
- 個人向け保証期間の短さ – 個人向けPCの標準保証が1年のみで「短い」「有償延長しないと不安」との声。
- 電話が混雑することがある – 新年度前後や大型アップデート直後は問い合わせが集中し、待たされるケースが報告されている。
- サポート品質のばらつき – 「機種によって対応が異なる」「担当者によって回答が不十分なことがある」などムラを指摘する口コミも一部に存在。
コメント:
富士通(FCCL)は日本的なきめ細かなサポートが持ち味で、特に企業向けサポートの評価が高いメーカーです。故障時の修理対応の速さや、国内スタッフによる親身な対応に安心感を抱くユーザーが多く「困ったとき最後は富士通が頼りになる」という声もあります。一方、個人向け機種では標準保証が1年と短めな点は弱みで、長く使うなら延長保証の検討が必要でしょう。
電話サポートのつながりやすさは概ね良好ですが、時期によっては混み合うこともあります。また対応自体は丁寧なものの、「回答が教科書的すぎる」と感じる上級者もいるようです。
しかし総じて、きちんと話を聞いて適切に対処してくれるとの評価が多く、国内企業らしい安心感のあるサポート体制と言えます。特に法人ユーザーには専用窓口やオンサイトサービスなど手厚い支援が用意されており、ビジネス用途での信頼性は群を抜いています。

5位:VAIO
- サポート受付時間: 平日9:00~18:00、土日9:00~17:00(祝日も対応) (VAIO 電子マニュアル | 電話での問い合わせについて)
- つながりやすさ: 3.1/5.0(土日対応可能だが平日昼はやや混雑する傾向)
- サポート期間と料金: 標準保証1年。延長保証は基本有償オプション。※元ソニー時代には3年保証モデルもあり。現在はオンライン購入時に延長サービス選択可。
ポジティブな口コミ:
- 土日もサポート対応 – 「週末に相談できて助かった」との声多数。休日も人員を配置しており緊急時に頼れる。
- 国内一貫生産の安心感 – 長野県安曇野の自社工場で製造・サポートを完結しており、「国産ならではの安心感がある」と評価。
- チャットサポートが便利 – オンラインのチャット窓口も用意され、簡単な質問なら迅速に回答が得られる点を好意的に捉えるユーザーも。
ネガティブな口コミ:
- 修理拠点が限られている – 規模が大手より小さいためかサービス拠点が少なく、「発送修理になり時間がかかった」との指摘。
- 電話サポート待ち時間 – 「曜日や時間によってはかなり待たされることがある」という口コミも。特に新製品発売直後は混雑しがち。
- 製品ライン縮小によるサポート範囲 – 近年VAIO製品のラインナップが限定的なため、「周辺機器との相性相談などサポート範囲が狭い」と感じるユーザーもいる。
コメント:
VAIOはソニーから独立した国内メーカーとして、高品質な製品づくりとサポートに定評があります。平日はもちろん土日もサポート対応しているため、平日に問い合わせができない人でも安心です。「安曇野フィニッシュ」で知られる長野・安曇野市の工場で1台ずつ製造・検査されており、その品質へのこだわりがサポート面にも表れていると言われます。
実際「国内工場と連携して問題を解決してくれた」という声もあります。一方でメーカー規模の小ささから、修理対応拠点や人員に限りがあるのも事実です。そのため場合によってはサポート窓口が混雑したり、修理に時間を要したりするケースも見受けられます。
しかし「話が通じやすく親切」「ユーザーの気持ちに寄り添った対応」といった評価が根強く、国産プレミアムPCらしい手厚いサポートを期待できるでしょう。

6位:NECレノボ (LAVIEシリーズ 等)
- サポート受付時間: 9:00~19:00(年中無休) (121コンタクトセンター 電話相談の流れ(自動音声ガイドのご案内))
- つながりやすさ: 3.0/5.0(チャット24時間対応で電話が混む時間帯をカバー)
- サポート期間と料金: 標準保証1年(NEC Direct購入時に3年延長など選択可)。購入後1年間は「使い方相談」無料受付など初心者向けサービスあり。
ポジティブな口コミ:
- 24時間365日チャットサポート – 夜間や休日でもチャットで専門スタッフに相談でき「深夜でも回答がもらえて助かる」と好評。
- 初心者にも丁寧 – 「初歩的な質問にも丁寧に教えてくれた」という声が多く、マニュアルやFAQ誘導も親切との評価。
- 電話オペレーターの親切さ – 電話窓口の対応について「最後まで親身に付き合ってくれた」「オペレーターの感じが良い」といった口コミが見られる。
ネガティブな口コミ:
- 電話がつながりにくい時間帯 – 日中の混雑時や大型連休明けなど、「121コンタクトセンターになかなか繋がらない」との不満も一部にある。
- 修理に時間がかかることがある – 「部品取り寄せで数週間戻ってこなかった」等の報告があり、状況によっては対応に時間を要するケースも。
- 海外コールセンターに繋がる場合がある – 問い合わせ内容や時間によってはLenovo側のサポート窓口(海外スタッフ)につながり、「言葉が通じにくかった」と感じるユーザーも。
コメント:
国内シェアトップクラスのNECレノボは、幅広いユーザーに対応したサポート体制を敷いています。特にチャットサポートは24時間365日利用可能で、夜間や休日でも困ったときに相談できるのは大きな安心材料です。
「121コンタクトセンター」と呼ばれる総合窓口では、初心者にもわかりやすく丁寧に説明してくれると評判で、実際「高齢の親の代わりに問い合わせたが非常に親切だった」という声もあります。
一方で、電話サポートは時間帯によっては繋がりにくいという不満も散見され、修理対応について「想定より時間がかかった」というケースもあるようです。またNECのサポートはLenovoグループとの合同体制になっているため、問い合わせ内容によっては海外拠点のスタッフが対応する場合もあります。この際にコミュニケーション面で戸惑うという指摘もあります。
ですが、総じて国内最大シェアの安心感に支えられた安定したサポートといえるでしょう。初心者からヘビーユーザーまで幅広い層に利用されているだけに、今後さらなる対応品質の向上にも期待が寄せられています。

7位:マウスコンピューター
- サポート受付時間: 24時間365日(年中無休で電話受付) (総合お問い合わせ|マウスコンピューター【公式】)
- つながりやすさ: 4.0/5.0(深夜含めいつでも繋がる安心感で高評価)
- サポート期間と料金: 標準保証1年。延長保証サービス有(プラス1~3年など選択可能)。「72時間以内の修理完了」を目指す迅速修理体制を公称
ポジティブな口コミ:
- 24時間365日対応 – 「真夜中にトラブルが起きてもすぐ電話できて助かる!」と、時間帯を問わないサポート体制は大きな安心材料。
- BTOメーカーならではの専門対応 – カスタマイズPCの相談にも詳しいスタッフが対応し、「自作PC並みの踏み込んだ質問にも答えてくれた」と評価する声。
- 電話が繋がりやすい – サポート受付窓口を24h開放している効果で「待ち時間が少ない」「すぐ担当者に繋がった」との口コミが多い。
ネガティブな口コミ:
- メール回答の遅れ – 「メールサポートは返事に時間がかかった」という報告があり、緊急時は電話推奨との意見も。
- 担当者の質にばらつき – 「人によって知識量や対応がまちまち」との指摘があり、問い合わせ内容によっては担当交代や折り返しになるケースも。
- 修理対応の遅れ – 混雑時には修理に想定以上の日数がかかる例も。「部品待ちでサポートに何度も連絡する羽目になった」という口コミも見られる。
コメント:
マウスコンピューター(mouse)は国内BTOメーカーとして、業界唯一の24時間365日サポートを実現しているのが最大の強みです。深夜でも早朝でも電話が繋がる安心感は他社にないメリットで、「夜中にPCが故障してもすぐ相談できた」とユーザーから感謝されています。ゲーミングPCやクリエイター向けモデルを手掛けていることもあり、サポートスタッフの技術知識が豊富で専門的な質問にも的確に答えてくれると評判です。
ただ、人員が多い分スキルや対応姿勢にばらつきがあるとの指摘もあり、「対応が事務的なスタッフに当たった」という声も少数ながらあります。また、修理スピードについて公称では「72時間以内の修理完了」 を目標としていますが、実際には状況次第でそれ以上かかるケースもあるようです。
とはいえ、24時間サポート体制によっていつでも問い合わせできる利便性は群を抜いており、技術に強いユーザーからの評価も高まりつつあります。迅速な電話対応と専門知識の高さから、今後さらにサポート評価を伸ばす可能性を秘めたメーカーです。
8位:日本HP
- サポート受付時間: (製品に関する技術問い合わせ)月~金9:00~21:00、土9:00~17:00(電話でのお問い合わせ)
- つながりやすさ: 3.2/5.0(電話はやや待ち時間ありだがチャット対応が迅速)
- サポート期間と料金: 標準保証1年。引取修理サービス標準。延長保証パック等を製品購入時に選択可能(ビジネス向けには3年標準モデルも)
ポジティブな口コミ:
- 修理対応の確実さ – 「修理品がしっかり直って戻ってくる」「故障原因も明確に説明してくれた」と、ハードウェア修理の確実・丁寧さを評価する声 。
- 初心者向けにも親切 – 「初歩的な質問にも嫌な顔せず対応してくれた」「リモートで一緒に設定してくれて助かった」とサポートの丁寧さを称賛する口コミ。
- オンラインチャットの迅速対応 – 公式サイトのチャットサポートが便利との声。「電話せずとも即座に問題解決できた」と高評価。
ネガティブな口コミ:
- 日本語が通じにくい場合がある – 「電話したら外国人のスタッフで意思疎通に苦労した」という意見あり。実際サポートスタッフが外国籍というケースも報告。
- ドライバ関連のサポート不満 – 「古い機種のドライバー提供が打ち切られて困った」「問い合わせても十分な回答が得られなかった」といった指摘。
- 電話の待ち時間 – 「時間帯によっては電話が繋がるまでかなり待つ」との口コミもあり、特に平日昼間は混雑しがちとの声。
コメント:
日本HPは世界的PCメーカーの日本法人として、安定したサポート体制を敷いています。引取修理の確実さや、チャットサポートの迅速さに定評があり、「困ったときにすぐチャットで解決した」というユーザーも少なくありません 。土曜日もサポート受付を行っているため、平日忙しい人にも利用しやすいでしょう。
一方で、サポート対応者がグローバルなチームであるためか、日本語による細やかなニュアンスの伝達に課題を感じるケースもあるようです )。また電話サポートは時間帯によって待たされることもあり、「コールバック対応になった」という例もあります。ドライバーやソフト面のサポートについて不満の声も聞かれますが、ビジネス向け製品のサポート評価は高めで、企業ユーザーからは「迅速にオンサイト修理してくれた」「代替機対応が良かった」などの声もあります。
総合的には、グローバル企業の信頼感と日本市場向けのサポートを両立させており、特に法人利用では安心して任せられるメーカーと言えるでしょう。個人向けでもオンラインサービスを駆使すれば快適にサポートを受けられるはずです。
9位:デル (Dell)
- サポート受付時間: 24時間365日(テクニカルサポート)
- つながりやすさ: 3.3/5.0(※法人契約ユーザーからは高評価、個人向けは標準的)
- サポート期間と料金: 標準保証1年(引取修理 or 出張修理は製品により異なる)。有償で「プレミアサポート」に加入すると24時間サポートや翌営業日訪問修理なども提供。
ポジティブな口コミ:
- 法人向けサポートが高品質 – 「会社のDellは専任担当が付きサポートが手厚い」「トラブル時のオンサイト対応が速い」と法人ユーザーの満足度が高い。
- グローバルサポート – 海外でもサポート拠点があり、英語対応含め世界各地でサポートが受けられる。「海外出張先でも部品交換してもらえた」という事例も。
- オンサイト修理サービスの迅速さ – プレミアサポート契約では翌営業日までに技術者が訪問して修理してくれるケースが多く、「すぐ直してもらえて助かった」との声。
ネガティブな口コミ:
- 個人向けサポートの質に差 – 「法人と比べると個人ユーザーは対応が事務的」「詳しい説明がなく素っ気ない」と感じるユーザーもいる。
- 電話問い合わせに時間 – コールセンターに繋がるまで時間がかかることがあり、「何度もたらい回しにされた」との不満も散見される。
- マニュアル的で融通が利かない – 「症状を細かく伝えてもマニュアル通りの手順を繰り返すだけだった」という指摘があり、柔軟な対応に欠けるケースも報告されている。
コメント:
デルはグローバル展開する大手メーカーで、法人向けサポートに強みを持つことで知られます。特に契約企業向けのオンサイト(訪問)修理の迅速さは高評価で、「朝連絡したら午後には技術者が来て対応してくれた」といった例もあります。また世界中にサポートネットワークがあるため、海外でDell製PCを使う際も心強いでしょう。
一方、個人ユーザーから見ると、法人向けとの差を感じる場面もあるようです。電話サポートでは状況によって長時間待たされることや、担当者の対応が形式的に感じられることがあるとの口コミがいくつか見受けられます。それでも製品台数が多いビジネス市場で培ったノウハウは確かで、技術的な問題解決能力自体は評価する声が大半です。
個人でDell製品を購入する場合は、標準サポートの範囲を理解した上で必要に応じてプレミアサポート等を付けることで、法人向けに近い手厚いサービスを享受できるでしょう。総じて、ビジネスユーザーには盤石な安心感を、個人ユーザーにはコストパフォーマンスと必要十分なサポートを提供しているメーカーです。
10位:マイクロソフト(Surface)
- サポート受付時間: 平日 9:00~18:00、土日祝 10:00~17:00(Surfaceのヘルプとラーニング)※電話の他、オンラインチャットも対応
- つながりやすさ: 2.9/5.0(ソフト面の問い合わせはスムーズだがハード関連はやや時間がかかる傾向)
- サポート期間と料金: 標準保証1年(Surface向け延長保証「Microsoft Complete」あり、2~3年延長+事故補償)。ソフトウェアサポートはWindowsのサポートライフサイクルに準拠。
ポジティブな口コミ:
- Windows開発元の強み – Surface専用のソフトウェアサポートはさすが本家と評判。「WindowsとOfficeの問題を一度に解決してくれた」との声も。
- オンラインコミュニティ充実 – Microsoft公式のQ&Aフォーラムやナレッジベースが豊富で、自力解決できる情報源が多い。「調べれば大抵のことは載っている」と自己解決派に好評。
- チャットサポートの質が高い – Surfaceサポートのチャット対応に「専門知識豊富で的確」との評価あり。リアルタイムで画面共有しながら解決に導くケースも。
ネガティブな口コミ:
- ハード修理拠点が限られる – Surface製品の物理的修理対応は拠点が少なく、「結局交換対応で時間がかかった」といった声がある。地方だと郵送対応のみ。
- 保証期間が短いモデル – 一部Surface周辺機器など保証が1年未満のものもあり、「いつの間にか保証切れになっていた」という指摘。
- 電話サポートの待ち時間 – Microsoft全般のサポート窓口になるためか、電話は待たされることがある。「何度かけても繋がらず困った」という経験談も。
コメント:
マイクロソフトはWindowsの開発元という立場から、Surfaceシリーズに特化したユニークなサポートを提供しています。OSやOfficeソフトに関する問題解決力は群を抜いており、「ソフトの不具合対応はどのメーカーより頼りになる」という評価もあります。また公式のドキュメントやコミュニティが非常に充実しているため、ユーザー自身が情報を調べて解決できるケースも多いでしょう。
一方、ハードウェア面のサポート体制は発展途上との声もあります。特に物理的な故障や修理についてはAppleのような全国店舗網があるわけではなく、交換対応中心で日数を要することもあるようです。「バッテリー交換に出したら新品交換になりデータ移行が大変だった」といった声も聞かれます。
またサポート窓口がWindows全般と共通しているためか、電話が繋がるまで時間がかかる場合もあります。とはいえ、ソフトとハードを一貫してサポートできる唯一のメーカーでもあり、Surfaceユーザーにとっては公式ならではの安心感があります。日本国内でのサポート拠点拡充にも期待したいところですが、現状でもオンライン中心に高品質なサポートを受けられるでしょう。
11位:レノボ(Lenovo / IdeaPad, ThinkPad など)
- サポート受付時間:9:00〜18:00(年中無休・月次指定休業日を除く)(サポート電話窓口)法人向けプレミアムサービスでは24時間対応オプションあり
- つながりやすさ:2.6/5.0(電話は「つながりにくい」という口コミ多数あり。チャットは比較的スムーズ)
- サポート期間と料金:標準保証1年、有償延長保証(最大5年)、プレミアムサポートが高額(例:3年で27,500円〜)
ポジティブな口コミ:
- プレミアム製品の修理対応は早い – 「ThinkPadのサポートはさすが。オンサイト修理も迅速だった」
- 公式チャットの対応は丁寧 – 「電話はつながらないけどチャットで丁寧に対応してもらえた」
- 保証内容は手厚い(有償なら) – 「落下や水濡れもカバーされる保証プランがあり安心だった」
ネガティブな口コミ:
- 電話がつながらない – 「何度かけても自動音声。オペレーターに全然つながらない」
- 修理に1ヶ月以上かかる例も – 「簡単な部品交換でも3週間以上かかった。返送時の梱包も雑だった」
- 料金が高いわりに満足度が低い – 「高い有償サポートをつけたのに対応が雑。NECと全然違う」
コメント:
世界最大手のPCメーカーであるLenovoですが、日本国内のサポートに関してはやや評価が分かれます。法人向けプレミアムサービス(ThinkPadなど)は高品質な対応を受けられるという声もありますが、一般ユーザー向けのIdeaPadやYogaシリーズでは「電話がつながらない」「修理が遅い」といった不満が多数見られます。
価格.comやXでは「チャットは比較的スムーズ」という声がある一方、「高額な延長保証プランに入っても十分なサービスが受けられなかった」という口コミも複数確認できました。
特に、NECとの合弁ブランド「NECレノボ」と比べて、Lenovo単体で購入した製品のサポートは日本市場に最適化されていない印象が強く、低価格PCを選んだ結果、サポート品質にがっかりしたというユーザーが多いようです。価格重視で選ぶ場合は、あらかじめ自己解決スキルがあるかどうかを判断材料にすると良いでしょう。修理やトラブル対応を重視する場合は、プレミアムサポートの有無や内容を慎重に確認してから購入するのがベストです。
12位:ASUS (エイスース)
- サポート受付時間: 9:00~19:00(年中無休) (会社 – お問い合わせ – ASUS)
- つながりやすさ: 2.8/5.0(電話は外国語訛りの場合あり。混雑時の対応遅れ報告あり)
- サポート期間と料金: 標準保証1年(グローバル保証付き)。延長保証オプションあり。国際保証により海外での修理受付可能(地域による)
ポジティブな口コミ:
- グローバルなサポート体制 – 世界展開している強みで各国のサービス拠点が利用可能。「海外赴任時にも現地ASUSで対応してもらえた」との声も。
- 技術的な問題への的確な対応 – 「マニアックなBIOS設定の質問にも即答してくれた」など、技術的サポート力を評価するユーザーもいる。
- オンラインFAQ・マニュアル充実 – 公式サイトのFAQやマニュアル情報量が多く、「検索すれば大抵解決策が見つかる」とセルフサポート面の充実を指摘する意見。
ネガティブな口コミ:
- 日本語対応の不十分さ – 「サポート担当者の日本語が片言で伝わりづらかった」という例があり、言語面での不安を感じるユーザーがいる。
- 修理に時間がかかる – 「台湾本社に送ると言われ非常に時間がかかった」との口コミがあり、国内在庫がない部品交換などで納期が長引くケースも。
- 電話サポートの対応遅れ – コールが混雑しているときに折り返し対応になるなど、「待たされた挙句後日対応になった」との不満も見受けられる。
コメント:
ASUSは台湾発の世界的PCメーカーで、国際的なサポートネットワークを持っています。技術力の高さから「質問への回答が的確」「専門的な話も通じる」という評価があり、オンラインのFAQやドライバ提供も含めセルフサポート環境は整っています。
ただ、日本市場においては言語や文化のギャップがサポート品質に影響している面も否めません。実際「サポート窓口で日本語がうまく通じず苦労した」というケースが報告されており、この点で国内メーカーとの差を感じるユーザーもいるようです。また、修理対応については国内メーカーに比べ拠点が少なく、場合によっては海外工場送りとなることもあるため、その際は時間がかかりがちです。「問い合わせから解決までに日数を要した」という声もあり、迅速さでは上位他社に一歩譲る印象です。
とはいえ価格帯の安さと製品性能の高さでユーザー数も多く、自力で問題解決できる中級者以上なら満足度は高いようです。日本語サポートのさらなる充実が望まれるところですが、コストパフォーマンス重視で最新スペックのPCを求める層には選択肢に入るでしょう。
まとめ
今回調べた結果では、パナソニックと Dynabook がサポート充実度で特に高い評価を獲得しました。両社とも長期保証(約5年)を標準または容易に利用できる形で提供していることが大きな強みとなっています。また、対面サポートという独自路線を持つアップルも総合満足度で上位にランクインし、初心者からの評価も高めです。
一方、海外メーカー勢はコストパフォーマンスに優れた製品を多く提供しているものの、サポート面では総じて国内メーカーに一歩譲る形となりました。特に日本語対応の品質や修理拠点の少なさが課題として指摘されるケースが目立ちます。とはいえ、海外メーカーでも HP や Dell のようにサポート強化を図っている企業もあり、今後に期待したいところです。
パソコンを選ぶ際は、スペックやデザインだけでなく「いざという時に頼れるか」というサポート内容もしっかり比較検討するのがおすすめです。特に長期間使用する予定の場合や、PC トラブルの経験が少ない方は、サポートの充実したメーカーを選ぶことで購入後の安心感が大きく違ってくるでしょう。ぜひ本記事のランキングと各社の特長・傾向を参考に、自分に合った「サポートまで含めて満足できる一台」を見つけてください。
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