「変動金利住宅ローンの魅力的な選択肢:複数本借入で賢く資産を守る」

FP

最近の日銀が発表した経済金融政策の動向では、短期金利▲0.1%(いわゆるマイナス金利)の維持と長期金利の上昇1.0%程度の許容が発表され、住宅ローン金利が注目を集めています。しかし、金利の不確実性から、変動金利を利用する際には懸念も抱える方も多いでしょう。

変動金利(元利均等返済)の複数本借入

そこで注目すべきなのが、「変動金利(元利均等返済)の複数本借入」です。

この手法は、変動金利を複数本に分け、金利動向や家庭の状況に合わせて柔軟に対応することができます。

例えば、

変動金利①では金利が上昇しそうな時点で途中で固定特約タイプに変更し、固定期間満了後に再度、固定または変動を選択することが可能です。

変動金利②はそのまま。

変動金利③では子供の教育期間など、家庭の状況に応じて柔軟に対応します。

変動タイプの利点は、途中で固定特約タイプに切り替えることができるため、金利上昇に備えることができる点にあります。

金利の変動に合わせて柔軟に対応でき、急激な金利上昇がない限り、固定金利を上回ることは稀でしょう。

将来の金利上昇を予測し、最初から高金利の固定金利を選択することも一つの手段ですが、低金利の変動からスタートすることで、途中の金利動向を見極めながら状況に応じて固定タイプに変更することも可能です。

住宅ローンは長期間の契約となるため、変動タイプを複数本選択することで、返済中も様々な選択肢を持つことができ、35年間を賢く乗り切ることができます。

変動金利住宅ローンは、将来の金利変動に対しても柔軟に対応でき、資産を守る有望な選択肢と言えるでしょう。

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