【とんでもスキルで異世界放浪メシ】のアニメは面白い!?異色の異世界転生系?とにかく全ての料理が美味しそう!!そんな声を解説していきます。
【とんスキ】のあらすじ
趣味が料理の普通なサラリーマン、向田剛志(異世界名はムコーダ)は、異世界からの『勇者召喚』により、3人の少年少女と共に、巻き込まれて召喚されてしまった。
スキル鑑定で3人は、1級スキルと優秀なステータスを持ち、勇者としての能力を備えていたが、ムコーダは戦闘力は一般人より少しマシな程度…しかもスキルは『ネットスーパー』という、戦闘力皆無の謎のスキルのみ。
元々小説などを読み漁っていたこともあり、自分の現状・未来を予測し、王族に胡散臭さを感じ、自分は役立たずである事を理由に、国外脱出を行います。
戦闘スキルはないので、旅の護衛パーティーを雇います。
ここでスキル『ネットスーパー』を活用し、仲間たちに料理を振舞うと、大好評に。
スキル『ネットスーパー』とは、元の世界と同じでネット注文をし支払いをすると、直ぐに手元に商品が届くというもの。
料理上手のムコーダにとっては、大変役立つするスキルでした。
その美味しそうな匂いにつられ、伝説の魔獣フェンリルを引き寄せてしまいます。
料理を食べ、満足するフェンリルは、ムコーダと『従魔の契約』をすることに。
そこから、最強の従魔フェンリルと一緒に冒険していくストーリーです。
【とんスキ】主要キャラクター
☆ムコーダ(向田剛志)
日本で暮らしていた普通のサラリーマン。趣味は料理。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界に召喚される。固有スキル『ネットスーパー』を駆使し、料理を振舞う。
料理につられ契約した、従魔のフェンリルと一緒に旅をします。
戦闘力は皆無な為、戦闘は仲間かフェンリルが担当。
☆フェル(フェンリル)
ムコーダの料理に誘われ、従魔となる。
伝説の魔獣フェンリル。フェルはムコーダが名付けた。強大な戦闘力を持つ。
ムコーダの料理の虜になり、わりと素直にムコーダのいう事を聞く。
☆スイ(スライム)
ムコーダの2番目の従魔になったスライム。スイはムコーダの名づけ。
ムコーダの異世界メシの効果で、進化していく。
☆ニンリル
フェルを権眷族とする風の女神。
【とんスキ】の見どころ(ネタバレ含む)
前半の見どころ
自分を異世界の召喚した国が、不合理な戦争をしていると気づいたムコーダは、早々に勇者としての役目を辞退し、国を離れようとします。
その際に、固有スキル『ネットスーパー』が、異世界(地球)の通販のようなものである事を知ります。
国を離れる際の、護衛に雇ったパーティーの面々にネットスーパーで仕入れた食材を使って、料理を振舞うと喜ばれ、彼自身もこのまま商人として、ネットスーパーを活用し、屋台で料理を振舞う将来も悪くない…と考えます。
が、彼がパーティーに御馳走した生姜焼きの匂いを嗅ぎつけ、やってきた伝説の魔獣フェンリルに御馳走します。
ここから彼の運命は、とんでもない方向に転がり始めます。
大前提として、ムコーダのネットスーパーというスキルは、お金を支払えば異世界(地球)の商品を、取り寄せる事が出来ます。
ムコーダが作ったり、買う商品は、手の込んだものから、ネットスーパーで手軽に買える菓子パンまで幅広く買え、作った料理は非常に美味しそうに見えます。
生姜焼きや照り焼き、ステーキ、ミートパスタ、サーモンのホイル焼き…作画が良いおかげで、香ばしい香りがしてきそうなほどです。
レシピも実際に売っているタレを使用してくれるので、明日は私もこれを作ろう!!と思い立つ事ができます。
個性いっぱい魅力的なキャラ
キャラクター達も、それぞれしっかりと個性が出ており、彼の料理目当てに従魔契約を結んだ伝説の魔獣フェンリルや、伸びしろのあるスライムのスイ、そしてムコーダのネットスーパーによる異世界の甘味を目当てに、加護を押し付けてくる女神陣営、皆がみんな個性的すぎて、被るキャラクターが誰もいません。
また一般人であるムコーダは、モンスターの解体が出来ません。
女神のおかげで、魔法は打てるようにはなりますが、戦闘は避けたい。
戦争に巻き込まれたくないので、戦争をしている国から離れようとする。
…と彼の思考が、我々日本人の考え方に近いがゆえに、彼の行動は毎回頷けるものばかりです。
好きなエピソード
好きなエピソードと致しましては、フェルとムコーダの出会いである生姜焼きの回です。
彼がとんでもない大魔獣であること、そして伝説の魔獣に合ってしまい、動揺するパーティー達。全く何も知らないムコーダの対比。
そんな大魔獣を数十年は使い魔でいてやっても良いと思わせる、生姜焼きのパワー。
肉を焼いているシーンがあるのですが、タレに絡んだ肉がジャワワと焼けていて、絶対に良い匂いがしていると確信が持てます。
次は菓子パンの話です。魔力の練習として、無理やりゴブリン狩りに付き合わされ、ヘトヘトとなってしまったムコーダが、購入した菓子パンの山。
普段、スーパーで見飽きていて横を通り過ぎていませんか?それがとても美味しそうに見えてしまいます。
手軽に買える上に、どのスーパーにも必ずと言っていいほど、ありふれた光景ですが、伝説の魔獣が喜んで食べているのを見ると、思わず自分も欲しくなってしまいます。
唐揚げの回も最高でした。
街が近いからと、色んなお肉を唐揚げにしてしまうのですが、揚げている音が聞こえてくるのではないのかと、錯覚をしたほどです。
フェルやスイだけでなく、匂いに釣られてやってきたキャラバンのみんなの口に入ってしまい、結局ムコーダの口には、ほとんど入りませんでした。揚げ物の誘惑には、勝てないよね…と思いました。
後日談として、唐揚げが超強力の魔物肉である事に気づいたら、パーティーの面々が必死になって、頭を下げる話があったりと、街での価値観がよく分かる話でした。
森を移動する途中で、勝負を挑んできたグリフォンの話は、フェルの強さを証明する話です。
普段は「メシメシ!!」で、食いしん坊のフェルが、自らが伝説たる理由を、拳で語ってくれる話です。
そしてムコーダの「殺さない様に!」という忠告も、しっかり守ってくれる優しい面も垣間見ることが出来ます。
時折、声だけで乱入してくる女神様たちも素敵です。
オープニングでの神聖で厳かな姿からは一転、ひたすらに甘いものを求め、我慢と言うものを知らない彼女(特にニンニル様)が、可愛くてたまりません。
また女神さまは4人いるのですが、ニンニル様のほか、姉御系のアグニサマータイム、お姉様系のキシャール様、幼女系のルサールカ様と、一切の被りがないのも妥協点が無くて本当に良いと思います。
個人的に好きなシーンを上げさせて頂きましたが、ムコーダ、フェル、スイが美味しそうにご飯を頬張る姿が、一番印象的で好きです。
【とんスキ】見て貰いたい人、おすすめしたい人
普段食べている食事に魅力を感じなくなってしまった人や、食べたいものが思い浮かばない方に、ぜひ見て頂きたいです。
いつも立ち寄るであろう、スーパーのあんぱんやジャムパン、お惣菜がアニメの中で彼らが食べていたものとリンクし、それはそれは魅力的に見えてきます。
食事を作るシーンでは、市販のタレを使う料理が多いので、自分で料理しようという気持ちすら湧いてきます。
食事一つ一つに、エピソードが用意され、ムコーダやフェル、スイの冒険があり、彼らが用いた食材や食品を見つけた時に、フッと脳裏をよぎります。
さらにアニメ化に当たって多くのスポンサーがついたため、アニメに登場する商品は、実在するものばかりです。
アニメ内容に、いかがわしいシーンなどがないので、もしお子様がいらっしゃるならば、彼らの作った料理を一緒に作るのも素敵だと思います。
彼らの冒険を話題にしながら、実際に自分の手で料理を作り、食べることによって、食への興味などの食育の助けにもなるのではないかと思います。
【とんスキ】まとめ
ありがちな異世界転生系とは全く違い、主人公はほとんど戦わず、異世界メシを中心に料理を作り、周りに喜ばれレベルアップしていくお話です。
とにかく料理が美味しそうでたまりません。
ありがちな異世界転生系に飽きてしまった方は、こちらの【とんでもスキルで異世界放浪メシ】を視聴し、癒されてみてはいかかでしょうか?