パター練習の副産物？

皆さんはパター練習やっていますか？

自分はやってません・・・でした。

ゴルフの中で1番大事で肝なパター。パターが良ければスコアが良い。なんて言われますが正直、芝の上から打たないと意味がないと思い練習するとすれば、ラウンド開始数十分前の練習グリーンのみ。適当に転がして「今日のグリーンは早いな」とか「芝の手入れが悪いから転がりが悪いな」とか根拠の無い言い訳をしながら同伴競技者と喋りながら適当に転がすだけ。

こんなんじゃ入る筈ないですよね。

じゃぁ何故パター練習をしなかったかと言えば「つまらない」からと「ショットと違って上手くなった実感がなかなか出ない」からです。

それと「真っすぐ打つなんて練習しなくてもそもそも打てる」と言う根拠のない過信。

芝目へ傾斜が無いパターマットで練習しても意味ないと思ってはいましたがそれは間違いと、とある日気づきました。パターマットで練習するのはストロークのみに集中。真っ直ぐ打ち出す事だけを練習。絶対決めたい上りのパットが左右にブレるのは真っ直ぐ打てていないから。それに気づきませんでした。

圧倒的にショットの練習よりパターの練習をやっていない。ゴルフ人生の中でパター練習なんてそもそも1000球もやってない気がします。1番お金がかからず練習出来て、1番大切な事をやらないでゴルフが上手くなる訳ないですよね。案外シングルプレイヤーでもパター練習している人は少ないのでないでしょうか？知り合いのシングルプレイヤーに「パター練習やってまいますか？」と聞いても過半数は「やってない」との驚くべき返答がきました。

案外やってないんだな・・・とビックリ。

PGAではパワーゲームになり、より遠くに飛ばしてウェッジで軽く寄せてナイスバーディ！！なんて事になっていますが、それは飛距離が出せる人の話。自分のドライバーでは220yd前後が関の山。飛ばす練習よりもウェッジとパターを磨いた方が早く上達すると思い最近はショットの打数と同じ数をパター練習しています。

人がやっていない事を練習しないと自分はスコアを伸ばせないので地味にストロークの安定を目指し家のフローリングの上でスポンジボールを転がしています。家の中でコースボールを転がすと、ゴロゴロ音がして煩いのでスポンジボールがお勧めです。

毎回ベタピンならパター練習なんてやらなくてもいいと思いますが、そんなのは夢のまた夢。芝目や傾斜を大して読めない自分は、たまにやってくる上りのストレートをいかに捻じ込めるかが勝負の分かれ目です。上りのパットを入れるか入れないかでその日のスコアは多分３～４打違ってくると思っています。８０台前半の目標スコアが出せている時は、ドライバーやアイアンが良かったと言うよりは勝負所の厳しいパットが入った時。これはラウンド時のパット数やその日のショットメモを見れば明らかでした。

２ｍ以上の下のフックやスライスラインなんて入ればラッキー。技術が顕著にでる上りのストレートが入るか入らないかで自分のスコアが良いか悪いか決まっています。数ヶ月間パター練習をしていたら思いもよらない副産物を得る事が出来ました。それは・・・

アプローチ時の距離感とミート率向上

小さなストロークのパター練習を繰り返しやっていたので、短い距離のアプローチが芯を食うようになっていました。明らかにダフリトップが少なくなり、苦手な５ｙｄ前後が打てる様に！！

これは正直自分でもビックリです。アプローチ練習を何ヶ月もやって、何千球打っても大して上達しなかったのにパター練習がこんなところで役に立つとは思いませんでした。何が上達のカギになるかなんて分からないものですよね。こういった事を考えると、ビジネスゾーンを基本練習とすれば自ずとショット全体の向上になると確信しています。

地味な練習ほど効果は高い・・・どんな事でもそうですが基本は大事ですよね