絶対にボールを曲げない方法

自分ははっきり言って今までありませんでした

いや・・・無い訳ではなく、右が駄目なら左を向くとか左が駄目なら右を向くとかそんなレベルでスタンスを変えていただけです。コースによってドスライスやドフックを打つ場合はありますがそれは例外。

危険を認識し対策をしたのにハザードに玉が消えていきOBなんて事が日常茶飯事。右に打ちたい筈なのにチーピン。左に打ちたいのにプッシュアウト。何度こんな事を繰り返してきたか分かりません。何度と言うか何十年も同じ事を繰り返していました。OBを打った瞬間、ボギーオンゴルフも成立たなくなります。

練習場の打席を変えて右端で打ったり、左端で打ったりと対策をしていますがなかなか上手くいきません。特に不得意なのが左を向いてからの軽いドロー打ち。

最悪な場合チービン、引っ張り切れないとスライス。目を閉じてしまえば何処に向こうが打ち出す方向は関係なくなるのですが、目から入る情報が全てを狂わせるのでしょう・・・

先週ラウンドをした時に少し発見がありました。

一緒にラウンドしたシングルさんがミスショットをしてもOBにならず、ある程度コース内に玉を留めている。ラウンド中アドバイスを受けるのはルール違反なので、終わった後に

「何か秘策でもあるんですか？」

と聞いてみたところ、当たり前の回答が返ってきました。それは、

との事。右足から外れるくらい玉を右に置けばダウンスイング中に、あおり打ちが出来ない。円運動の構造上チーピンが出づらいのは当たり前。その逆も然り。左足より遥か先に玉をセットすれば簡単にチーピンが打てる筈です。

絶対では無いですが、1発勝負のラウンドでは効果的面だと思います。どのくらい玉を右に置けばフックが出づらいのかなどは、練習場で試せばある程度感覚が分かってくる筈です。

自分はUTアイアンでティーショットを打つ事が多いのですが、右足の親指付近に玉を置くと思いっ切り引っ掛けて打ってもフックが出ない状態でした。全番手で試して何処にセットアップすればどんな球筋が出るかを今後研究したいと思います。数回やっただけでは統計もとれないし、実際ラウンド時に試してみないと使えないと思うので近日中にコースで試してみようかと。

緊張している状態で、「バックスイングが」とか「フォロースルーをあっちに振り抜く」など考えながら振り抜くのは無理。ならば、スイングをあれこれ変えて玉を打ち分けるよりセットアップを変えるだけのこの方法は、現場で使える対処法の一つだと知りました。技を覚えるのは大変な事ですが、玉のセットアップだけで球筋を制御出来るなら自分は後者を選択します。

シングルプレーヤーですら球筋を変えず、持ち玉一辺倒で勝負しているのに、下手な自分があれこれやっても事故るだけだと再認識する事が出来ました。上手な人とゴルフしないと上達しないと言われる由縁を知った様な気がします。

実戦で培った技術はやはり凄い。真っ直ぐ飛ばすだけがゴルフじゃない・・・

結局は何処にどう曲げて行くかと、高確率でOBにならない決め球を持っているかでスコアが全然違ってくるんだと思います。

コレが正解かは自分なりに練習をして、またラウンドした時に現場で出来るかが問題です。と言うか、

覚えているかが問題

実際ティーグランドに立つと緊張や左右のハザードが気になって簡単な事すら忘れて出来なくなるので、練習を繰り返して脳内に叩き込むしかありません。４月が過ぎゴルフシーズ到来なので、良いスコアを出したいものです。

皆さんは玉を曲げないオマジナイはありますか？