女性運転手が走行中に気絶、救助しようとする男性陣のスペクタクル

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浙江省義烏市で2024年3月22日、一台の黒いセダンが何車線もあるような大通りで異常な走行をしているのが確認された。ブレーキランプが点滅したり、中央分離帯の花壇をこするような感じだった。それに気が付いた周りの運転手が自分の車を停めて降り、そのセダンに近寄ったところ、そのセダンの運転手、女性が気を失っているようだった――

呼びかけに応じて救助へ

その様子を見て慌てた男性は、他にも救助を手伝ってくれる人を呼びかけ、男性数人がその黒いセダンを取り囲み、微速並走するような形になった。

黒いセダンの助手席のウインドウが半分ほど開いていたので、そこから入り込み、この女性と車をレスキューしようと試みたが、最初の男性は自分が太っていて無理だと気付いた。

そこでまた呼びかけを行い、小柄な男性を求めたところ、あるトラックの運転手が気づき、トラックを停車させて降車、そのセダンの助手席に近づいた。

なぜかセダンが暴走

その小柄な男性が黒いセダンの助手席に半身を入れたところ、その黒いセダンはなぜか急発進してしまい、その男性は半身の状態で車とともに走り去った。

おそらく気を失った女性が、何らかの拍子でアクセルを踏んでしまったのだろう。微速並走していた救助中の男性たちも取り残されて唖然とした様子。

この暴走する黒いセダンに対して、白いトラックが追走。その黒いセダンの前方に出て、前方をふさいだ。

そのトラックの運転手が言うには、おそらく追突されるのも覚悟して前方に躍り出て、それでも黒いセダンを停めようとしたらしい。

暴走車の前方に躍り出る車

しかし白いトラックが黒いセダンの前方に出てしばらく、黒いセダンは急速にスピードを落とし、また微速前進するようになった。

それまでずっと助手席のウインドウに半身だった男性も、それに気が付いて、一旦車外に飛び降りた。

おそらく、黒いセダンは自動追尾機能がONになっていて、白いトラックを認識して一旦は減速、白いトラックを急に見失う瞬間があり、そこで微速に移ったものと思われる。

車が流れている中での救出劇

こうして、微速する黒いセダンに改めて搭乗し直し、黒いセダンを路肩に走行させ、女性運転手を救助した、という。

女性はその後意識を取り戻し、救助してくれた男性たちに対して「心から感謝します」と謝意を示した。

男性たちも「気にしなくていい」「当たり前のことをしたまで」「無事で何より」などと口にした。

中国のネット上では彼らを英雄とほめたたえ、これら一部始終を収めたショートムービーが中国で拡散している。

この流れの中で、救助しようとする人と、普通にやり過ごす車とがあり、相当な車の流れの中で行われたことが動画からも分かり、中国らしい。

参考元:動画が見られます https://x.gd/3YzXX

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