- 1. 【動画 34秒】神経がない歯のホワイトニング「ウォーキングブリーチ」の効果と注意点
-
2.
1. ウォーキングブリーチとは?
-
2.1.
歯のホワイトニングの一種
- 2.1.1. 神経が死んだ歯は変色する
-
2.2.
一般的なホワイトニングとの違い
-
2.3.
なぜ失活歯が変色するのか?
-
2.3.1.
神経がない歯の仕組み
-
2.3.2.
内部の変化と着色の原因
-
3.
2. ウォーキングブリーチの治療プロセス
- 3.1. ウォーキングブリーチの術式
-
3.2.
治療の流れ
-
3.2.1.
初回診察とカウンセリング
-
3.2.2.
内部のクリーニング
-
3.2.3.
薬剤の封入と経過観察
-
3.2.4.
最終的な詰め物の処置
-
3.3.
期間と回数
- 3.3.1. どれくらいの期間で白くなる?
- 3.3.2. 何回通院が必要?
-
4.
3. ウォーキングブリーチの費用
- 4.1.1. 自費治療
-
5.
4. ウォーキングブリーチが適応される症例
-
5.1.
こんな人におすすめ
-
5.1.1.
事故や虫歯で神経を失った歯の変色が気になる人
-
5.1.2.
失活歯の色が気になるが被せ物(クラウン)は避けたい人
-
5.2.
適応外のケース
-
5.2.1.
歯の構造が脆弱な場合
-
5.2.2.
すでに被せ物(クラウンやラミネートべニア)がある歯
-
5.2.3.
強く変色している歯で効果が出にくい場合
-
5.3.
まとめ
-
6.
5. ウォーキングブリーチのメリット・デメリット
-
6.1.
メリット
-
6.1.1.
自然な白さを取り戻せる
-
6.1.2.
歯を削らずに治療可能
-
6.1.3.
費用が比較的リーズナブル
-
6.2.
デメリット
-
6.2.1.
歯根破折のリスク
-
6.2.2.
効果が永久ではない(再着色の可能性)
-
6.2.3.
痛みが起こる
-
6.2.4.
治療期間が数週間必要
-
6.2.5.
一時的な歯の脆弱化のリスク
-
6.3.
まとめ
-
7.
6. インターナルブリーチ法とは?
- 7.1. 歯根破折のリスクを抑える
-
8.
7. 他の治療法との比較
-
8.1.
通常のホワイトニング(オフィス・ホーム)との違い
-
8.2.
セラミック治療 vs ウォーキングブリーチ
-
8.3.
どの治療が最適?ケース別選択ガイド
-
8.3.1.
ウォーキングブリーチが最適な人
-
8.3.2.
通常のホワイトニング(オフィス・ホーム)が最適な人
-
8.3.3.
セラミック治療が最適な人
-
8.4.
まとめ
-
9.
8. 治療後のケアと注意点
-
9.1.
食事制限は必要?
-
9.1.1.
避けるべき飲食物(再着色を防ぐため)
-
9.1.2.
できるだけ摂取したい食品(白さをキープ)
-
9.2.
歯磨きのポイント
-
9.2.1.
おすすめの歯磨き方法
-
9.2.2.
着色防止におすすめの歯磨き粉
-
9.3.
治療後のメンテナンス
-
9.3.1.
効果を長持ちさせるためのポイント
-
9.4.
まとめ
-
10.
9. よくある質問(Q&A)
-
10.1.
「ウォーキングブリーチは痛い?」
-
10.2.
「費用はどれくらいかかる?」
-
10.3.
「どれくらい白くなるの?」
-
10.4.
「保険適用される?」
-
10.5.
「再発したらどうする?」
-
10.6.
まとめ
-
11.
最後に
-
12.
江戸川区篠崎でウォーキングブリーチなら当院へ!失活歯のホワイトニング対応
- 13. 【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方
- 14. 筆者・院長
【動画 34秒】神経がない歯のホワイトニング「ウォーキングブリーチ」の効果と注意点
1. ウォーキングブリーチとは?
歯のホワイトニングの一種
ウォーキングブリーチとは、神経がない歯(失活歯)に行うホワイトニング方法です。通常のホワイトニングとは異なり、歯の内部に薬剤を入れて白くするのが特徴です。失活歯は時間が経つにつれて変色することが多く、見た目が気になる方におすすめの治療法です。
神経が死んだ歯は変色する

神経の死んだ歯は根管治療が必要
歯の歯髄を除去することを**「抜髄」と言います。また、根の中を薬で消毒することを「根管治療」**と呼びます。
前歯を強く打つと、多くのケースで一時的な痛みが生じた後、症状が緩和します。しかし、治ったと思ってそのまま放置すると、数ヶ月から数年後に歯が変色することがあります。
変色した歯の歯髄はすでに壊死しており、細菌感染を伴って根尖病巣を形成し、歯茎にフィステル(膿の出口)ができることがあります。 そのため、抜髄や根管治療が必要となります。
外傷により変色した歯の本体には損傷(虫歯による実質欠損)がないため、抜髄は歯の裏側に穴を開けて行います。 根管治療が完了したら、開けた穴をコンポジットレジンで充填して治療を終了します。
しかし、治療完了から数ヶ月〜数年経過すると、歯が再び変色することがあります。 この場合、変色した失活歯をホワイトニングする方法として、「ウォーキングブリーチ」や「インターナルブリーチ」などの治療法が有効です。
一般的なホワイトニングとの違い
項目 | ウォーキングブリーチ | 一般的なホワイトニング |
---|---|---|
対象 | 失活歯(神経がない歯) | 生きている歯(生活歯) |
方法 | 歯の内部に薬剤を入れて白くする | 歯の表面に薬剤を塗布 |
効果の持続 | 比較的長持ち(数年) | 効果は数か月〜1年程度 |
回数 | 1〜3回程度 | 繰り返し施術が必要 |
痛み | 痛みが起こることあり | しみることがある |
ウォーキングブリーチは、通常のホワイトニングでは効果が出にくい 「神経を抜いた歯の変色」 に特化した治療法です。
なぜ失活歯が変色するのか?
失活歯が変色する理由は、歯の内部環境の変化 にあります。
神経がない歯の仕組み
健康な歯には 歯髄(しずい) という神経や血管があり、歯に栄養や水分を供給しています。しかし、 虫歯や外傷などで神経を抜くと、栄養供給がストップ してしまいます。これにより、歯が徐々に乾燥し、もろくなっていきます。
内部の変化と着色の原因
- 血液成分の残留
- 神経を抜いた後、血液成分が歯の内部に残る ことがあります。これが 鉄分と反応 し、茶色やグレーに変色 する原因になります。
- 象牙質の変化
- 神経がなくなると、歯の内側にある 象牙質 が時間とともに色を濃くする傾向があります。その結果、外側からも 黒ずんで見える ようになります。
- 薬剤や根管治療の影響
- 根管治療の際に使用する薬剤の影響で変色 することがあります。
- 特に ホルムクレゾール などの薬剤が使われると、歯が黒く変色しやすい です。
ウォーキングブリーチは、こうした 歯の内部の着色を解消するための治療 です。次の章では、治療の具体的なプロセスについて詳しく解説します!
2. ウォーキングブリーチの治療プロセス
ウォーキングブリーチは、神経を抜いた歯(失活歯)の内部に薬剤を封入し、漂白する治療法です。通常、1〜3回の処置 で白さを取り戻せますが、歯の状態や希望する白さ によって回数が変わることもあります。
ウォーキングブリーチの術式

STEP
根管治療
強くぶつけた歯の神経は死に、次第に黒っぽく変色します。
痛みが起これば根管治療が必要となり、歯の裏側に穴を開けて感染した歯髄を除去し、根管内を根充剤で封鎖します。
根管治療が終了すれば裏側に開けた穴をコンポジットレジンで塞げば治療は終了します。しかし、変色した歯はそのままです。
STEP
ホワイトニング剤(漂白剤)を入れる
根管内にホワイトニング剤(漂白剤)を入れて仮に封鎖します。漂白剤の成分は象牙細管を通ってエナメル質まで到達し、象牙質及びエナメル質内の色素沈着を漂白します。
STEP
2回目のホワイトニング剤填入
漂白剤の効果は8時間ほど持続しますが、1回の処置で十分な結果が得られない場合には、漂白剤を新しいものと取り替える処置を2、3度繰り返すことで変色した歯は綺麗に白くなります。(歯の黒ずみの度合いによって回数は異なります。)
STEP
コンポジットレジン充填
裏側に開けた穴をコンポジットレジンで埋めて治療は完了します。治療期間は概ね、1週間から3週間といったところです。
治療の流れ
初回診察とカウンセリング
- 歯の変色の原因を確認
- 変色の程度や根管の状態をレントゲンや視診でチェックします。
- 以前の根管治療の状態を確認し、問題があれば再治療が必要になることも。
- 適応判断
- 歯の構造がしっかりしているか?
- 既に被せ物や詰め物がないか?
- 歯の亀裂がないか?
- 治療計画の説明
- どのくらい白くなるかの予測
- 期間や費用についての説明
内部のクリーニング
- 変色の原因となる 古い詰め物や汚れを取り除く
- 必要に応じて根管内を洗浄・消毒
- 細菌感染がないかをチェック
薬剤の封入と経過観察
- 過酸化水素(過ホウ酸ナトリウムなど)の漂白剤を歯の内部に封入
- 仮の詰め物で蓋をし、数日間かけて漂白が進むのを待つ
- 1週間後に経過を確認し、必要であれば薬剤を交換
ポイント
- 1回の薬剤封入で白くなることもあるが、通常は1〜3回の処置が必要
- 過度な白さを避けるため、段階的に調整
- 内部の薬剤が漏れないように慎重に封鎖
最終的な詰め物の処置
- 希望の白さに到達したら、薬剤を除去
- 根管の内部を専用の材料で封鎖
- レジン(樹脂)やセラミックで最終的な詰め物をセット
- 必要に応じてホワイトニング後の色調に合わせた補綴処置(被せ物など)
期間と回数
どれくらいの期間で白くなる?
- 1回の処置である程度白くなることもあるが、通常は2〜4週間で完了
- 1週間ごとに経過を見ながら薬剤の交換を行い、希望の白さに近づけていく
何回通院が必要?
- 軽度の変色 → 1〜2回の通院
- 中等度の変色 → 2〜3回の通院
- 強い変色 → 3回以上の処置が必要になることも
ウォーキングブリーチの回数は、歯の変色の程度や希望する白さによって変わります。 通院の頻度や治療計画は、歯科医と相談しながら決めるのがベストです!
3. ウォーキングブリーチの費用
自費治療
保険適用外です。
治療内容 | 費用(税別) | |
---|---|---|
ウォーキング ブリーチ | 変色歯1歯 (神経のある歯はできません) | 1回目 ¥13,000 2回目以降 ¥3,000 |
インターナル ブリーチ | 変色歯1歯 (神経のある歯はできません) | 1回目 ¥15,000 2回目以降 ¥5,000 |
ウォーキング インターナル併用 | 変色歯1歯(神経のある歯はできません) | 1回目¥17,000 2回目以降¥7,000 |
次の章では、ウォーキングブリーチが適応されるケースと適応外のケースについて詳しく解説します!
4. ウォーキングブリーチが適応される症例
ウォーキングブリーチは、神経がない歯(失活歯)の変色を白くするためのホワイトニング方法です。すべてのケースに適応できるわけではなく、適応症例と適応外のケースがあるため、事前に確認が必要です。
こんな人におすすめ
事故や虫歯で神経を失った歯の変色が気になる人
- 神経を抜いた後の歯が茶色やグレーに変色してしまった
- 外傷(ぶつけた衝撃など)で神経が死んでしまった歯が黒ずんでいる
- これらのケースでは、ウォーキングブリーチで歯の内部から漂白することで、自然な白さを取り戻せる可能性があります。
失活歯の色が気になるが被せ物(クラウン)は避けたい人
- セラミッククラウンなどで歯を削るのは避けたい
- できるだけ自分の歯の形を保ちたい
- ウォーキングブリーチは、歯を削ることなく 元の歯の白さを復元できる可能性があるため、ナチュラルな仕上がりを求める人におすすめです。
適応外のケース
歯の構造が脆弱な場合
- 虫歯やヒビが多い歯
- 以前の根管治療で内部が大きく削られ、強度が低下している歯
- こうしたケースでは、漂白剤が歯の内部に影響を与え、さらに脆くなる可能性があります。そのため、ウォーキングブリーチではなくクラウン(被せ物)などの別の治療を検討する必要があります。
すでに被せ物(クラウンやラミネートべニア)がある歯
- ウォーキングブリーチは歯の内部を漂白する治療なので、すでに被せ物がある歯には効果がありません。
- 被せ物の色が気になる場合は、クラウンの再作製が必要になることが多いです。
強く変色している歯で効果が出にくい場合
- 長年の変色で歯の内部が深く着色している
- 薬剤による変色(ホルムクレゾールなどを使用した場合)
- このようなケースでは、ウォーキングブリーチでは限界があるため、セラミック治療などを検討する必要があることも。
まとめ
ウォーキングブリーチが適応する人
- 神経を抜いた歯が変色している
- 歯を削らずに白さを取り戻したい
- できるだけ自分の歯を残したい
ウォーキングブリーチが適応しないケース
- 歯が脆く、強度が低下している
- すでに被せ物がある
- 変色が強く、漂白では白さを回復できない
適応症例かどうかは歯科医師の診断が必要です。治療を検討している方は、一度歯科医院で相談することをおすすめします!
次の章では、ウォーキングブリーチのメリット・デメリットを詳しく解説します!
5. ウォーキングブリーチのメリット・デメリット
ウォーキングブリーチは、神経がない歯(失活歯)に対するホワイトニング方法ですが、メリットとデメリットが存在します。治療を受ける前に、それぞれをしっかり理解しておきましょう。
メリット
自然な白さを取り戻せる
- 歯の内部から漂白 するため、セラミックやレジンで覆うよりも自然な仕上がり になります。
- もともとの歯の色に近い白さ になるため、周囲の歯と違和感が出にくい です。
歯を削らずに治療可能
- セラミッククラウン(被せ物)と違い、歯を削らずに治療できる のが大きなメリット。
- 自分の歯の形をそのまま保ちながら白くできるため、見た目もナチュラル。
費用が比較的リーズナブル
- セラミッククラウンやラミネートべニアと比較すると、費用が安価。
- 1本あたりの相場は1〜3万円程度(歯科医院によって異なる)。
- 一般的なホワイトニングよりは高いが、長期間効果が続くためコストパフォーマンスが良い。
デメリット
歯根破折のリスク

- 歯の神経を取ると歯質は弱くなります。
- さらに、コンポジットレジンを除去する際に健全歯質は薄くなります。
- 根管内に入れた過酸化水素が反応して内圧が高まります。その圧力で歯根が破折することがまれにあります。
効果が永久ではない(再着色の可能性)
- ウォーキングブリーチの効果は半永久的ではなく、時間とともに再着色する可能性があります。
- コーヒー・紅茶・赤ワインなどの着色しやすい飲み物を日常的に摂取すると、色戻りしやすい。
- 白さを維持するためには、定期的なタッチアップ(再漂白)が必要になることも。
痛みが起こる
- 漂白剤の化学反応で内圧力が高まると、ウォーキングブリーチの処置後2時間ほどで強い痛みが起こることがあります。
- 痛みが起こった場合には直ちに来院してホワイトニング剤を除去する必要があります。
治療期間が数週間必要
- 1回の施術で白くなることもあるが、通常は1〜3回の通院が必要。
- 白さの調整を行うために、1〜2週間の経過観察を挟む場合が多い。
- セラミッククラウンなどは1回の治療で完了することが多いため、時間がかかる点はデメリットといえる。
一時的な歯の脆弱化のリスク
- 漂白中の歯は一時的に内部が空洞になるため、脆くなりやすい。
- 強い噛みしめや衝撃に注意が必要。
- 仕上げに適切な詰め物をすることで強度を回復するが、長期間放置するとヒビや割れのリスクが高まる。
まとめ
メリット | デメリット |
---|---|
ウォーキングブリーチは、「歯を削らずに白くしたい」人にとって優れた選択肢ですが、効果の持続性や治療期間を考慮する必要があります。
6. インターナルブリーチ法とは?
歯根破折のリスクを抑える
インターナルブリーチとは歯の中に漂白薬を入れてホワイトニングする方法の総称です。 ウォーキングブリーチもその一つといえます。
ウォーキングブリーチは上記の様な歯根破折のリスクがあるので、漂白剤を根管に入れて蓋をするのではなく、歯科医院において薬剤を根管に入れて反応させ、帰宅時には歯根の中には漂白剤を入れない方法を狭義の意味でインターナルブリーチと呼んでいます。
ウォーキングブリーチとインターナルブリーチを併用することも可能で、短期間に効果を期待される方にはお薦めです。
インターナルブリーチの方が治療の手間がかかるため費用は割高になります。
次の章では、ウォーキングブリーチと他の治療法の違いを比較し、それぞれの適応について詳しく解説します!
7. 他の治療法との比較
ウォーキングブリーチは失活歯(神経がない歯)の変色を改善する方法ですが、ほかにも通常のホワイトニングやセラミック治療といった選択肢があります。それぞれの特徴を比較し、自分に合った治療法を選びましょう。
通常のホワイトニング(オフィス・ホーム)との違い
一般的なホワイトニング(オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング)は、生きている歯(生活歯)を対象とする方法です。一方、ウォーキングブリーチは神経を失った歯(失活歯)専用のホワイトニングです。
項目 | ウォーキングブリーチ | オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング |
---|---|---|---|
対象 | 失活歯(神経がない歯) | 生活歯(神経がある歯) | 生活歯(神経がある歯) |
漂白方法 | 歯の内部から漂白 | 専用薬剤を塗布し光を当てる | マウスピースを使って薬剤を浸透 |
治療期間 | 1〜3回(約2〜4週間) | 1回(60〜90分) | 2週間〜1ヶ月 |
効果の持続性 | 比較的長持ち | 約3〜6ヶ月 | 約6ヶ月〜1年 |
費用相場 | 1〜3万円程度 | 2〜5万円程度 | 2〜3万円程度 |
痛み | ほぼなし | しみることがある | しみることがある |
ウォーキングブリーチは、通常のホワイトニングでは効果がない「神経のない歯」に対して有効な唯一の方法です。
セラミック治療 vs ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチが適応外の場合や、より長期的な美しさを求める場合、セラミック治療も選択肢になります。
項目 | ウォーキングブリーチ | セラミック治療(クラウン・ラミネートべニア) |
---|---|---|
対象 | 神経がない歯の変色 | 強い変色や歯の形を整えたい場合 |
治療方法 | 歯の内部を漂白 | 歯を削り、人工歯をかぶせる |
効果の持続性 | 再着色の可能性あり | 半永久的に白さをキープ |
歯を削る量 | 削らない | 歯を削る(部分的 or 全体的) |
仕上がり | 元の歯に近い自然な色 | 希望の白さに調整可能(セラミックの色選択可) |
費用 | 1〜3万円程度 | 10〜20万円(1本) |
治療期間 | 1〜3回(約2〜4週間) | 2〜3回(約2週間〜1ヶ月) |
**ウォーキングブリーチは「自分の歯を削らずに白くしたい人向け」、セラミック治療は「歯並びや形も整えたい人向け」**の選択肢です。
どの治療が最適?ケース別選択ガイド
ウォーキングブリーチが最適な人
神経を失った歯の変色が気になる
歯を削らずに白くしたい
できるだけ費用を抑えたい
自然な白さを求める
通常のホワイトニング(オフィス・ホーム)が最適な人
神経がある歯を白くしたい
コーヒー・ワインの着色汚れを改善したい
自分の歯をできるだけ削りたくない
セラミック治療が最適な人
強い変色やムラを確実に改善したい
歯の形や大きさも整えたい
再着色しない白さを半永久的に保ちたい
費用がかかっても審美性を最優先したい
まとめ
- ウォーキングブリーチは、失活歯の変色を削らずに治療できる唯一の方法。
- 通常のホワイトニングは生活歯にしか効果がないため、失活歯には向かない。
- セラミック治療は歯を削るが、審美性・持続性では最も優れている。
- どの治療が適しているかは、歯の状態や希望する仕上がりによるため、歯科医師と相談して決めるのがベスト。
次の章では、ウォーキングブリーチ後のケア方法や、白さを維持するポイントについて詳しく解説します!
8. 治療後のケアと注意点
ウォーキングブリーチの効果を長持ちさせるためには、適切なケアが重要です。漂白後の歯は、一時的に再着色しやすい状態になるため、特に食事や歯のケアに気をつける必要があります。
食事制限は必要?
ウォーキングブリーチ後の歯は、一時的に色が吸収されやすい状態になっています。そのため、治療直後の48時間は特に注意が必要です。
避けるべき飲食物(再着色を防ぐため)
コーヒー・紅茶・緑茶
赤ワイン・コーラ
カレー・ミートソース
チョコレート
ブルーベリー・ブドウ
タバコ(ヤニ汚れ)
できるだけ摂取したい食品(白さをキープ)
水・牛乳
白米・パン(ジャムやチョコなし)
キャベツ・大根などの淡色野菜
りんご・梨(酸が強すぎないもの)
「食べてしまった場合は?」 → すぐに水を飲む or 口をゆすぐ!
→ 30分後に歯を磨くのがベスト!(直後の歯磨きは避ける)
歯磨きのポイント
ウォーキングブリーチ後の歯はデリケートな状態のため、適切なブラッシングが大切です。
おすすめの歯磨き方法
やさしくブラッシング(強くこすりすぎない)
歯の表面だけでなく、隙間や裏側も丁寧に
フッ素無配合の歯磨き粉を使用(フッ素が多すぎると漂白剤の効果が弱まる)
着色防止におすすめの歯磨き粉
- 【ルシェロ ホワイト】(低研磨で歯に優しい)
- 【クリニカ アドバンテージ NEXT STAGE】(再着色防止成分配合)
- 【チェックアップ スタンダード】(フッ素配合で虫歯予防)
ホワイトニング用歯磨き粉の注意点
研磨剤が強すぎるものは避ける!
→ 強い研磨剤は歯の表面を傷つけ、再着色しやすくなるため、低研磨タイプを選びましょう。
治療後のメンテナンス
ウォーキングブリーチの効果をできるだけ長持ちさせるためには、定期的なクリーニングやメンテナンスが必要です。

効果を長持ちさせるためのポイント
歯科医院での定期クリーニング(3〜6ヶ月ごと)
自宅での正しいケアを継続
歯の色が気になり始めたら早めにタッチアップ(再漂白)
「再着色が気になったら?」 → 再度ウォーキングブリーチを受けることが可能!
→ 通常のホワイトニングと併用することで、さらに白さをキープできる!
まとめ
ポイント | 注意点・対策 |
---|---|
治療後48時間は色の濃い飲食物を避ける | |
低研磨のホワイトニング歯磨き粉を使用し、優しく磨く | |
3〜6ヶ月ごとに歯科医院でクリーニング |
ウォーキングブリーチの効果を最大限に活かすためには、治療後のケアが非常に重要です。特に食事と歯磨きに気をつけ、定期的にメンテナンスを受けることで、白さを長く維持できます!
次の章では、ウォーキングブリーチについての「よくある質問(Q&A)」を解説します!
9. よくある質問(Q&A)
ウォーキングブリーチに関するよくある質問をまとめました。治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください!
「ウォーキングブリーチは痛い?」
基本的に痛みはありません!
ウォーキングブリーチは歯の内部に薬剤を入れて漂白する方法なので、一般的なホワイトニングのように「しみる痛み」はほとんどありません。
ただし、以下の場合に軽い違和感が出ることもあります。
- 根管治療が不十分で、神経の残骸がある場合
- 歯にヒビが入っている場合
- 一時的に歯がもろくなるため、違和感を感じることがある
「痛みが心配な場合は?」
→ 事前に歯科医に相談し、必要に応じて麻酔や鎮痛剤を使用することも可能!
「費用はどれくらいかかる?」
ウォーキングブリーチの費用は歯科医院によって異なりますが、1本あたり約1〜3万円が一般的です。
治療内容 | 費用の目安 |
---|---|
ウォーキングブリーチ(1本・複数回) | 約1〜3万円 |
追加の再漂白(必要に応じて) | 約5,000円〜1万円 |
「費用を抑えたい場合は?」
→ 歯科医院によって料金設定が異なるため、事前に確認するのがおすすめ!
→ セット割引やまとめ治療のプランがある医院も!
「どれくらい白くなるの?」
自然な白さを取り戻せる!
ウォーキングブリーチは失活歯の内部の汚れを分解して漂白するため、元の歯に近い自然な白さになります。
白さの目安
- 軽度の変色 → 1〜2回でかなり明るくなる
- 中程度の変色 → 2〜3回で自然な白さに
- 重度の変色(黒ずみが強い) → 3回以上必要なことも
「もっと白くしたい場合は?」
→ 追加のウォーキングブリーチを行う or 通常のホワイトニングを併用するのも◎
「保険適用される?」
ウォーキングブリーチは保険適用外(自由診療)です。
ウォーキングブリーチは審美目的の治療とみなされるため、健康保険は適用されません。
「保険適用の治療方法はある?」
→ 変色が強く、機能的に問題がある場合は、保険適用のレジン充填やクラウン(被せ物)が選択肢になることも!
「再発したらどうする?」
ウォーキングブリーチは基本的に長持ちしますが、再着色することもあります。
- 食生活や時間の経過により徐々に色戻りする可能性あり
- 1年以上経つと若干の黄ばみが出ることも
再着色が気になった場合の対処法
再度ウォーキングブリーチを行う(1回の処置で効果が戻ることが多い)
通常のホワイトニング(オフィス・ホーム)を併用する
変色が強い場合は、セラミック治療を検討
「できるだけ再着色を防ぐには?」
→ 治療後48時間は色の濃い飲食物を避ける!
→ 定期的な歯科クリーニング(3〜6ヶ月ごと)を受ける!
→ ホワイトニング歯磨き粉を使って日々のケアを徹底!
まとめ
質問 | 答え |
---|---|
ウォーキングブリーチは痛い? | 基本的に痛みはないが、まれに違和感や痛みが出ることも |
費用はどれくらい? | 1本あたり約1〜3万円(医院によって異なる) |
どれくらい白くなる? | 1〜3回の治療で自然な白さを取り戻せる |
保険適用される? | |
再着色したらどうする? | 再度ウォーキングブリーチを行う or 通常のホワイトニングを併用 |
ウォーキングブリーチは、失活歯の変色を削らずに改善できる最適な方法です。費用や治療回数を事前に確認し、歯科医と相談しながら最適な治療を選びましょう!
最後に
ウォーキングブリーチは、失活歯の変色を削らずに改善できる最適な治療法ですが、適応できるケースとできないケースがあるため、まずは歯科医に相談して最適な治療を選択しましょう!
**「自分の歯でもできるの?」**と気になる方は、一度歯科医院でカウンセリングを受けるのがおすすめです!
江戸川区篠崎でウォーキングブリーチなら当院へ!失活歯のホワイトニング対応 

「神経を抜いた歯の黒ずみ、気になりませんか?」
江戸川区篠崎の当歯科では、**歯を削らずに白さを取り戻せる「ウォーキングブリーチ」**を提供しています。前歯の変色が気になる方や、自然な白さを取り戻したい方におすすめの治療法です!
当院のウォーキングブリーチの特長
削らずに歯を白くできる!(セラミック治療不要)
1〜3回の治療で変色改善(通院回数が少なく負担軽減)
経験豊富な歯科医師が施術(確かな技術で自然な仕上がり)
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【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方
筆者・院長

深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。