明治安田生命第13節鹿島アントラーズ対東京ヴェルディの試合レポートになります。
結果
3 – 3 △
前半2分:40鈴木(鹿島アントラーズ)
前半7分:30名古(鹿島アントラーズ)
後半4分:55植田(鹿島アントラーズ)
後半24分:8齋藤(東京ヴェルディ)
後半36分:20木村(東京ヴェルディ)
後半45分+3:10見木(東京ヴェルディ)
前半
鹿島アントラーズ概要
システムは4-2-3-1
前半は鹿島アントラーズが主導権を握る時間帯が多かった。
まず、東京ヴェルディの攻撃がうまくいっていなかった(詳細は後ほど解説)ということも理由に挙げられるが、2ボランチ、40鈴木30名古、サイドハーフとサイドバックが前後に入れ替わったり、流動的にポジションチェンジをすることでダイレクトでパスが周り、相手を揺さぶる(釣る)ことでスペースを見つけ続けることができていた。
また、前に押し込むことができていたこと+選手間の距離が近いことでセカンドボールの回収も難なくこなすことができていた。
東京ヴェルディ概要
システムは鹿島アントラーズと同様に4-2-3-1
あまりヴェルディはボールを保持しながら前に前進することがうまくできていなかった。
原因としては選手間の距離が全て一定の距離で遠いからだと思われる。
そのため、受けた先で孤立していまうケースが多く最後は放り込む以外の選択肢がなかった。
ボール保持率も低く、相手に自由にボールを回される時間も多くあったため、押し込まれる形が多くなり、低い位置で回すことしかできずチャンスはセットプレーしかなかったように思えた。
後半
鹿島アントラーズ概要
後半の最初の時間帯は押し込む形が多くなった。
結果的に後半の立ち上がり5分で55植田がコーナーから頭で合わせてリードを3点差にし優位となった。
しかし、東京ヴェルディの攻撃がうまくいき始め(詳細は後ほど解説)、今度は鹿島アントラーズがゴールまで迫られることが多くなった。
悪い流れを断ち切ることはできず、3失点を喫し勝ち点を1としてしまった。
少し気になったところとしては右サイドの2選手を同時に代えたことが良くも悪くも流れを作ってしまった契機だったのではないかと思う。
16須貝は東京ヴェルディの14チアゴアウベスとの1対1、15藤井はスピードを活かしたドリブルで攻撃に変化をつけるための投入か、もしくは中2日の次節広島戦のための体力温存のためかはわからないが、同時に投入であったため16須貝、15藤井は試合に「入る」ことが難しかったと思う。
少しズラして投入した方が中の雰囲気やスピード感に慣れやすかったかもしれない。
東京ヴェルディ概要
後半に入ると多少パスコースを塞がれていても通せそうなら、パスのコースを外よりも中を選択するようになった。
また、選手間の距離の課題も一緒に改善することができ、いつもの東京ヴェルディのスタイルになった。
また途中から入ってきた14チアゴアウベスがサイドでボールを持つことで東京ヴェルディは重心を前に置けるようになり、鹿島アントラーズのゴールまで迫る回数が前半に比べて増えた。
まとめ
勝ち点3取れたところ1になってしまったことは勿体無いが順位を落とすことなく3位をキープできているので及第点と言ったところだろうか。
攻撃に関してはうまくいっているように思う。
サイドバックの攻撃参加、細かいポジションチェンジ、テンポの良いパス交換、片側に人数集めてからのサイドチェンジなど今後も続けていくべきポイントも多くあるが、守備に関して少し軽い場面も多くあるので要改善ポイントとして挙げられる。
一方で試合の最後アディショナルタイムに3点目を奪われて引き分けに持ち込まれたのはよくなかった。
次の広島戦まで中2日であり、このままの流れを持ち込んでしまう可能性も多くある。
うまく切り替えられるかが大切である。
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