こんにちは。

☆ショウ☆です。

 

私のブログを訪れてくださり、
ありがとうございますキラキラ

 

では

今日も

私とマリちゃんの愛の物語の続きを

書いていきますねウインク

 

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*高校教師の私が

ホステス嬢と出会い、

恋に落ち、

悲しくも切ない終わりを迎えるも

「無償の愛」を学ぶのです。

 

【前回までのあらすじ】
マリちゃんが交通事故で

首の骨を折ったと連絡を受け後、
それきり、行方知らずとなっていましたが
およそ6ヶ月後、
マリちゃんから、絵ハガキをもらい、
安否がわかり、

私はほっと胸をなでおろしたのでした。
それから数か月後
私達二人はようやく
奇跡の再会を果たしたのです。

 

 

※私は、彼女のことを

いつもマリちゃんと呼んでいました。

ただし、この実話ストーリーでは

物語の展開上

「マリ」がいいと思い

そう書いています。

 

  第12話:プロポーズ❤


マリと嬉しい再会を果たし、

数週間が過ぎました。

マリは、どうしても

仕事がしたいと言い張り

夜の仕事に戻るのでした。

 

そして

体調が許す限り、
ホステスとして働きました。

仕事から帰宅すると、

疲れた声で、マリは、

「今日もお疲れ様。

 

おやすみなさい。」

私に電話をかけてくれました。

 

 

マリの私に対する思いを感じ

私は嬉しい気持ちでしたが

 

元々、なんでも一生懸命に

やってしまう傾向が

マリにはあり

毎晩電話をかけてくれるのも

マリらしさだったと思います。

 

(今思えば

私は、もっと男らしく

無理するなよと

言ってあげてよかったと

思います。

 

ちっとも

私はちゃんと

マリを愛していなかったと

思うのです。)


私は次第に

無理して

夜の仕事に出るのは良くない、

そんな状況を続けさせてはいけないと、
私は考えるようになりました。

いくら、家にいたくない、
お金を稼がなくてはいけないと、
マリが言っても、
難病を抱えた上に、

首の骨を骨折して、
1年も経っていない身体で、
普通に仕事も、

生活も出来るわけはありません。


私が一度うっかりして、
マリの頭をなでてしまったとき、
それだけでも、マリはものすごく、
痛がったのです。

マリがいる店の酔客が、

何もしらずに、
酔った勢いで、

頭でも小突いだら
どうなってしまうんだろう。


そんなことを考えるたびに、
私は一人でぞっとしていました。


(マリちゃんを守りたい。)


私は決意しました。


私は、マリにプロポーズしたのです。



マリが店に出勤する前に、
喫茶店で二人は会う約束をしました。

マリが、息せき切って、

喫茶店に入ってきました。


「大丈夫?

 

また、走ってきたでしょ?」


「うん、はやく逢いたいから、

 

駆けってきた♪」


(マリちゃんの口癖:

「走る」を「駆ける」と言う。)


「だけど、身体のことを考えてよ。

転んだりしたら、大変だよ。」



「うん、そうだけど、、、

 

でも、、、」と、

マリは、悲しそうな顔になるのでした。


私は、それを見て、

それ以上、

強くは言わないでおきました。


「もうすぐ、お店始まるよね?

あまり時間ないと思うから、

もうストレートに言うね。」



「えっ、なに?なに?」


「マリちゃん、僕と結婚しよう。」



マリは、しばらく、黙っていましたが、

喫茶店に流れる

クラシック音楽と同じくらい、

静かなトーンで、
私の目を見て、

しっかりと言いました。


「、、、嬉しいけど、

でも、ショウさんの気持ちには、

応えられない。

こんな身体だし、

 

迷惑かけちゃう。


それに、ショウさんは、

子供大好きだもんね。



私は、、、

 

私の身体は、

その思いにも応えられない。


ショウさんのことは大好き。


でも、私、ショウさんに会う前から、

ずっと思っていたことがあるの。



それは、、、

 

私はずっと誰かに頼るって苦手なの。

 

特に父とか母に頼るのは、無理。


ショウさんに頼るのも出来ない。


一人で生きたいと思っているの。


本当に、

 

ごめんなさい。



ショウさんには、悪いから、

私じゃなくて、

他の女性を探してもらってもいい。


私は、結婚できない女なの。」




そう言いながら、

マリは悲しそうにしていました。

私は、すぐにはうまく返せませんでした。

マリの気持ちを聴いて、
かえって困らせてしまったと、
思ったのです。


自分の思いを伝えて、
マリは喜ぶと思っていたので、
少し落ち込みましたが
でも、あくまでも、 
それは私自身に
目が向いているだけだと考えました。

「こっちこそ、ごめんね。

かえって、困らせてしまったね。

お願いだから、自分を責めないでね。」


そう言って、私は、
マリの出勤を見送りました。

マリは、何度も振り返りながら、
とぼとぼと喫茶店を出ました。

それを見ていた私は、
こらえることが出来ず、
マリの後を追いました。

そして、優しくマリの手を握り、
店まで歩きました。


私は、マリの耳元で、囁くように、
言いました。

「もう何も考えなくていいよ。

いつまでも、

 

マリちゃんのそばにいるから。」


マリは、コクリと頷きました。


二人は、黙って、

マリの店へと向かい

一緒に店へと入ったのです。



私は、考えました。


愛ってなんだろう?

人を愛すってなんだろう?

マリちゃんを愛すって、

 

なんだろう?


確かに、プロポーズは断われたけど、
それで、マリちゃんへの愛は

終わるのだろうか?

いや、決して、そんなことはない。

そんなことで揺らぐなら、
そんなものは愛なんかじゃない。

いや、そんな考えは今更でした。
なぜなら、

とっくに答えは出ていたからでした。

マリちゃんが交通事故に遭ったとき、
私は、気づいていました。

マリちゃんが

どんな身体になっても構わない。

たとえ半身不随でも、

寝たきりでも、

構わない。
マリちゃんへの愛は変わらないと。

何かを諦めるのではなく、
一生マリちゃんを愛そうと、
私は自分に誓ったのでした。


つづく

【次回予告】
私は意を決して、
マリちゃんにプロポーズしましたが
マリちゃんは一人で生きて行きたいと、
私のプロポーズを断ったのです。
私は、それでも、マリちゃんへの愛は
変わることはないと、

そして、
その後も、二人は、恋人として、
付き合うのです。

しかし、マリちゃんの体調が
次第に悪くなっていったのです。

 

​​​​​

 

次回も

お楽しみにしてくだいね。^^

 

☆ショウ☆

 

 

※私の熱血高校教師時代の

 朗読版もあります。^^

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