MENU
フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

亀戸香取勝運商店街 ◇撮影レポート◇

当ページのリンクには広告が含まれています。
FUJIFILM X100F | F5.6 1/35 ISO400
目次

昭和レトロの再現を目指した下町商店街

亀戸香取勝運商店街は東京は江東区亀戸にある商店街。200メートルほどの小さな商店街ながらその歴史は古く、明治時代から香取神社の参道として発展してきました。現在の姿にリニューアルしたのは2011年のこと。観光による地域おこしのため、昭和レトロをキーワードとして昭和30年代風の商店街を再現しました。

FUJIFILM X100F | F5.6 1/35 ISO400

商店街の入り口付近にはかつての看板建築風の店舗が立ち並び、昭和初期の町並みの再現を目指したものです。ただ現在はそうでもない普通の集合住宅も多く、看板建築の店舗は手前の数軒のみなので言われているほどのレトロ感は正直あまり感じられません。

FUJIFILM X100F | F5.6 1/35 ISO400

看板建築とは、関東大震災後中小規模の商店によって建設された、かつての伝統的な町屋に代わる洋風の外観を持った住居のことで、そのほとんどは木造で建物の前面に衝立を置いたような看板を兼ねた外壁を持っています。

FUJIFILM X100F | F5.6 1/35 ISO400

かつて東京下町の街並みを形成していたこうした看板建築は、時を経て数が激減し今ではほとんど残っていないことから、近年になって造られたレプリカであるとはいえ希少なものであることに違いはありません。

FUJIFILM X100F | F5.6 1/35 ISO400

しかしながら、この商店街が現在のレトロ商店街風になってからすでに10年以上が経ち、もともと規模が大きいわけではないうえ一部の店舗は老朽化が進み、また必ずしもこの商店街全てがレトロ建築風というわけでもないこともあって、全体的に賑わっているかというとむしろひっそりとした印象を受けてしまいます。

FUJIFILM X100F | F5.6 1/35 ISO400

観光スポットとしては、例えば食べ歩きみたいな人を呼べるわかりやすいお店が少ないのも残念なところです。コンセプトは素晴らしいと思いますのでがんばってほしいところ。

FUJIFILM X100F | F5.6 1/35 ISO400

そして商店街の奥には亀戸香取神社が鎮座しています。

FUJIFILM X100F | F5.6 1/35 ISO400

派手な演出のない堅実な神社といった印象ですが、参拝者はそこそこいらっしゃいました。近年では宮司が祭神を「スポーツ振興の神」としたことから、スポーツの大会や試合の勝利を願う方々の参拝が多いのだとか。

FUJIFILM X100F | F5.6 1/35 ISO400

この亀戸香取神社とセットで考えれば観光地としても悪くないのではと思いますが、やはり商店街がレトロとしても参道としてもいまひとつ中途半端な感じはあります。もう一歩で大ブレイクもあり得るかと思いますので、注視していきたいですね。

アクセス

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次