ロンドン|バンクシー作品を巡る-2024年版

ロンドン観光の目的として、バンクシー作品を楽しみにしている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、ロンドン市内で現在も見ることが出来る作品を紹介します。

バンクシーとは

バンクシーは、正体不明のストリートアーティストです。
正確な出生地や身元は公表されていませんが、作品のスタイルやテーマなどからイギリス出身であると考えられています。

バンクシーは匿名を保ちながら、世界中の都市に風刺的で社会的なメッセージを含んだアートワークを残してきました。
その作品の数々はただの絵ではなく、見る人の思考を刺激して考えさせる力があります。

彼は世界的に有名なストリートアーティストの一人ですが、その作品が長く残るとは限りません。
ロンドンでは年月を経て多くの作品が塗り替えられ、現在は見ることができなくなってしまいました。
そんな中でも、今もなおロンドンに点在する彼の作品を紹介します。

ロンドンのバンクシー作品

Tree

Finsbury ParkのHornsey Roadにあるこの作品は、バンクシーが木の後ろに緑のペイントを吹き付けました。
春が永遠に続くようなイメージを表現しています。

Rat

ロンドンブリッジの高架下には、バンクシーが数多く残したネズミのうちの一匹が描かれています。
彼の作品の中では、このようなネズミが時折彼の使者のような存在となっています。

‘You Lose’ rat

Cannon Street Railの下を走るこの辺りにある、標識を持つこのラットは、「You Lose」と伝えています。
これは、この作品を消したがっている堅苦しい人たちへのメッセージと考えられています。

‘Always Fail’ rat

ロンドンのMount Pleasant Mail Centreの外にあるこのラットは、Royal Mailの愛称への言及であると言われています。
このネズミは、友人の誕生日カードが遅れたときのバンクシーのイライラを表しているようです。

Falling shopper

「買い物をしすぎると落下する」というメッセージを込めた壁画です。
この作品は路上から手の届かない場所にあることから、今も無事に残っています。

The Royal Family

ブラーの2003年のシングル「Crazy Beat」のジャケットに使用された作品です。
2009年に塗りつぶされかけたのですが、地元の人々の抗議により残っています。

‘My Tap’s Been Phoned’

蛇口のそばに描かれたこの作品は、通信盗聴スキャンダルを風刺したものです。

さいごに

これらは状態の良い一部の作品です。
ロンドンを訪れる機会があれば、ぜひ彼の作品を探してみてください。
思わぬ場所に名作が隠れているかもしれません!


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