こんにちは、ぺー(@pe_log_net)です。

今回はSOUNDPEATS様よりご提供いただいた、2025年3月21日発売の「SOUNDPEATS Air5 Pro」をレビューします！

1万円を切る価格帯ながら、音質、ノイズキャンセリング、外音取り込みといった機能のいずれもクオリティが高く、コスパに優れたワイヤレスイヤホンです。

高機能イヤホンを手頃な価格で探している方は、ぜひチェックしてみてください！

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製品スペック

項目	詳細
製品名	SOUNDPEATS Air5 Pro
発売日	2025年3月21日
ブランド名	SOUNDPEATS
カラー	ブラック
ケースサイズ	66.88mm×48.33mm×26.92mm
総重量	50.3g
イヤホン重量	4.8g
形状	カナル型
ドライバー形式	10mmダイナミックドライバー（PU+PEEK）
充電時間(最大稼働時間)	イヤホン:7.5時間 ケース:37時間
特徴	・Qualcomm「QCC3091」チップ ・aptX Lossless、LDAC、LC3対応 ・ハイレゾ認証済み、「Snapdragon Sound」にも対応 ・LE Audio対応 ・10mmダイナミックドライバー ・-55dB「AI適応型（アダプティブ）ノイズキャンセリング」搭載 ・6つのマイク+AI技術（cVc 8.0通話用ノイズキャンセリング） ・風切り音低減 ・マルチポイント接続対応 ・60ms低遅延ゲームモード

SOUNDPEATSは中国・深圳に本拠を置く音響機器ブランドで、特にコスパに優れたワイヤレスイヤホンで人気があります。

カラーはブラックの一色。

カナル型なのでフィット感やノイキャン重視の方におすすめ。

イヤホンは片耳約4.8gと軽量な部類なので長時間でも疲労感を感じにくいものになっています。

その他、主に注目の機能面についてピックアップして紹介します。

ノウハウを注ぎ込んだ「パワフル&ダイナミックサウンド」

素材にPU+PEEKを使った軽量・高剛性の10mm径ドライバー、強力なネオジムN50マグネット、慎重に選別した銅線ボイスコイルを採用。

SOUNDPEATSのノウハウを活かしたアコースティック設計と調整を施すことで、低音から高音までバランスの取れた歪みの少ないクリアな音を実現しています。

主要コーデックにフル対応！どんなデバイスでも高音質

「SOUNDPEATS Air5 Pro」は、以下の主要なオーディオコーデックに対応しています。

• SBC / AAC：iPhoneや一般的なBluetooth機器に幅広く対応
• LC3：Bluetooth LE Audio対応で、省電力かつ高音質
• LDAC：最大990kbpsのハイレゾ音質（Android向け）
• aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless：Qualcomm独自の高音質・低遅延技術で、特にAndroidユーザーに最適

これにより、iPhoneでもAndroidでも、その機器に最適なコーデックで高音質・低遅延のサウンドを楽しめます。

驚異のノイズキャンセリング性能

「SOUNDPEATS Air5 Pro」は、ブランド史上最高の最大-55dBのノイズキャンセリング性能を誇ります。

AIが環境音をリアルタイムに分析し、最適なノイズキャンセリングレベルに自動調整するAI適応型（アダプティブ）ノイズキャンセリングを搭載。

ハイエンドに迫るノイキャン性能をぜひ体験してください。

外観チェック

まずは開封しながら内容物や外観をチェックしていきます。

専用パッケージに封入されています。

パッケージにVGP2025金賞のロゴが掲載されています。

「VGP2025」は、日本の音元出版株式会社が主催するオーディオビジュアル機器のアワードで、評論家や有力販売店による厳正な審査を経て、優れた製品が選出されます。

開封。

箱には本体とケーブル類、蓋の裏側に説明書類が入っています。

本体側の内容物はこのような感じ。

本体、USBケーブル、イヤーチップが同梱。

付属品から確認していきます。

付属のケーブルはUSB Type-A to Cとなっています。

本体に装着されているイヤーチップとは別のサイズが2種類が同梱されています。

続いて本体。

充電ケースのカラーはブラック。

プラスチックのような肌ざわりと軽さは感じるものの、表面は絶妙な光沢感があってチープ感は全く感じません。

下部に状況が把握できるランプ(インジケーター)が付いています。

充電状況の把握やペアリングモード、リセット時にそれぞれ点灯します。

底面にはUSB-Cポートとリセットボタン。

ケース開口部が非常に広く、開くとイヤホン全体が見える形状です。

これにより、取り出し・収納がしやすくなっています。

総重量が約48g、ケース単体で38gでした。

カタログスペックとほぼ一致しています。

あのコンパクトなAirPodsProよりも約10gも低く、非常に軽量です。

イヤホンはタッチコントロールに対応したカナル型(密閉タイプ)になっています。

ブラックメインで、側面にリッチなブラウンのラインが入ったお洒落なデザイン。

イヤホン側面でタッチコントロールが可能です。

音量調整やノイキャン・外音取り込みの切り替え、再生・停止などの操作をイヤホン単体で行うことができます。

タッチコントロールは専用アプリで設定を変更することもできます。

シリコンタイプのイヤーチップを採用。

グレーカラーになっていて本体のブラックとのコントラストが良い感じです。

つまみ部分が長めなので掴みやすいのも特徴です。

公称値4.8gに対して私の計測では4.9gとこちらも概ねスペック通りです。

5gを切っており、かなり軽量な部類のイヤホンです。

そのため、カナル型のフィット感と合わせて長時間付けていても苦になりにくいのも大きな特徴の一つです。

使用レビュー

フィット感良好！満足の付け心地で接続も早い。

個人差が表れる部分ですが耳へのフィット感はかなり良いです。
ズレる感じも一切ない。

イヤーピースの硬さも程よく心地良い。

その上、軽量かつ圧迫感も少なく付け心地はかなり良好。

ノイキャン性能に頼らずとも無駄な外音はこれだけで十分カットしてくれるようなものと感じました。

また、耳への装着で自動接続を行ってくれます。

装着からスマホとの接続も早く、一切ストレスになりません。

パワフルかつバランスの良いサウンド。自分好みにカスタマイズするのがおすすめ！

音質については非常にパワフルで迫力のあるサウンドを体験できます。

デフォルトの状態では低〜高音域においてバランス重視の印象、パワフルながらもフラットな音質が感じられ、より音楽を楽しむ場合や好みに合わせるためにはイコライザーの調整をすると良さそうです。

アプリでイコライザーの調整をすることが出来、低音域を強めることで音に臨場感、高級感が出るため個人的には自分好みにカスタマイズするのがおすすめです。

全体の性能(アプリでの調整を含めて)のバランスが良く、コストパフォーマンスは非常に優れていると感じました。

ハイエンド級に迫るノイキャン性能の高さ

ノイキャン性能については最大-55dBのAI適応型（アダプティブ）ノイズキャンセリング機能を搭載しており、価格では考えられないほどの高性能になっています。

まず、低音域のノイズカットが素晴らしい。

環境ノイズや話声はほぼ聞こえなくなります。

フィット感の良さ、パワフルなサウンドも相まって音楽への没入感がもの凄いです。

一方で、音楽視聴時でも駅構内アナウンスやドアの開閉音の一部は耳を澄ませるとうっすらと聞こえてきますので音量とのバランスが重要になってきます。

風量の強い空気清浄機などの音にも少し弱めな印象ですが、ハイエンドのノイキャンならきっちりカットしてくれるかというとそうでもありません。

1万以下でこのノイキャン性能は大満足な内容。

予算は押さえたいけどノイキャン性能はあまり妥協したくないという方にかなりおすすめしたいです。

外音取り込み機能も実用性十分！

外音取り込みの性能も申し分ないです。

イヤホンを装着しながらも、会話や環境音をスっとイヤホンを通してクリアに届けてくれます。

一方で、外音をイヤホン通して届けている感が強く、耳で自然に聴いている感覚はやや弱いです。

機能面としてはなんの問題もありませんが、AirPodsProのような自然な外音取り込みを求めるよう方は注意が必要です。

イヤホンコントロールはカスタマイズ必須

これも個人的な好みの問題ですが、過去に使用してきたコントロール操作とやや異なっており違和感を感じました。

従来では再生・停止やノイキャンのON・OFFが多い中、デフォルトでは1タップで音量調整となっており馴染が無かったためアプリでカスタマイズを行いました。

タッチコントロールには触感センサーやタッチ音が鳴らないためため、反応するまでちゃんと押せているのか少しわかりにくいのがちょっと気になりました。

スムーズなマルチポイント

SOUNDPEATS Air5はマルチポイント接続機能を搭載しており、複数のデバイスを同時に接続することが可能です。

マルチポイントの挙動についても問題はなくスムーズに切り替えが可能です。

例えばPCで音楽を再生中にスマホで音を鳴らすと勝手に移動してしまうといったことは無く、元々流していたデバイスの音を切ってから初めてスマホ側に移行するので癖も無く使いやすいです。

マイク音質のテスト

実はこのワイヤレスイヤホン、通話用のマイクノイキャン機能までついています。

これによって、騒音環境での通話もある程度可能になっています。

どれだけ多機能なんだ・・・。

ということで実際にマイクを検証してみます！
(ずんだもんボイスで検証を行っています。)

マイクノイズキャンセリング機能によって環境音が削除され、声がはっきりと前面に出てきているのがわかるかと思います。

デメリット

ワイヤレス充電に非対応

全体的な性能面は非常に優れており、コスパ最強と言っても過言ではありません。

「SOUNDPEATS Air5 Pro」の最大の欠点はワイヤレス充電に非対応だということ。

家についてたら定位置に置いてサクっと充電できるのは、やっぱり日常生活のルーティンにおいて非常に重要なポイントだと感じています。

その点で、利便性という側面においては物足りなさを感じてしまいます。

コスパイヤホン故の妥協ポイントとして受け入れられるかが「SOUNDPEATS Air5 Pro」の購入の分かれ道になりそうです。

まとめ

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ハイエンドには手を出しにくいが、なるべく性能面を妥協したくないという方におすすめのワイヤレスイヤホンと言えます。

カスタマイズ可能な音質、パワフルなサウンド、ハイクオリティなノイキャンと外音取り込みの性能、LDACやaptX Losslessなどの高音質コーデックにも対応。

いずれも価格以上の価値を感じやすいため後悔をしにくいものであることは間違いないです。

コスパ重視でイヤホンをお探しの方はぜひチェックしてみてください。