子供と話す哲学の時間。テーマ【友達】について。

幼児と哲学的な話はできるのか?

未就学の3〜5歳の子供たちが次々に「自由とは?」「愛とは?」「死とは?」など大人顔負けの議論を展開する「ちいさな哲学者たち」という映画をご存知でしょうか?

私は、これを見て子どもと「哲学」をするということに影響を受けました。

無謀な気もしましたが、子供たちと、こんな風に、何かについて議論してみたいと思いました。

そして、モノは試しということで、子供たちと「ちいさな哲学者たち」ごっこなるものをしてみました。

哲学カードを作成

とりあえず、ここからは我流で、子どもたちの気を引く目的もあり、いくつか哲学カードを作成して、何について話すか子供たちにまずは選んでもらいました。

最初のテーマは「友達」について。子どもたちにとって、1番話しやすく、とても身近なテーマだと思いました。

仏語と英語でなんちゃって意識高い風なことしていますが、深い意味はありません(笑)

英語の語彙の45%くらいが仏語由来であるということもあり、これを機に目に見えて比較できたら面白いなと思ったのと、子供達とも共有できそうだったので、なんとなくこんなフォーマットになりました。

まずは、楽しむために哲学を始めよう!

哲学など全く学んだことのない素人な母親なので、質問力や、その他言葉の引き出し方も拙いもので笑われてしまうかもしれませんが、これをきっかけに発展できることを願って(笑)

「哲学」=知を愛するが元の意味。

“哲学(philsophy)とはそもそも、ギリシア語の「知恵(sophia)」を「愛する(philein)」ということで、まずは、かたちからはじめてみました。

一部、話が脱線したり、意味不明なやり取りも垣間見れますが、そのまま録音を書き起こしてみました。(雑談は省く)

哲学時間スタート。テーマ「友達」について。

私「2人ともお友だちと遊ぶのは楽しい?」

2人「うん!楽しい!」

私「長男くんや次男くんはどんなお友だちが好き?」

長男「ん〜、〇〇ちゃんや、●●ちゃんかな」

(明るい人や、楽しい人という答えを期待していたらまさかの名指しで返ってきた^^;)

私「○○ちゃんや●●ちゃんのどんなところが好きなの?」

長男「可愛いところ」

私「じゃあ、友だちと家族の違いってなんだろう?」

長男「・・・なんだろう。。」

私「なんだろうね。」

私「じゃあ、次男くんと幼稚園のお友達は何か違う?」

長男「次男くんはちゃんとしていて、みんなは遊んでる。ん〜・・次男くんと違うところはないかな・・?説明が難しい。」

私「じゃあ、長男くんにとって、次男くんはどんな存在?」

次男「そんざいってなに?」

私「どういう人であるかということかな」

私「じゃあ、お友だちとケンカをしてしまった時はどうする?」

次男「謝る

長男「ぼくはケンカはしないんだけど、◯◯ちゃんと、△△くんはよくケンカしている。」

私「じゃあ、ケンカしてしまったら、どうやって解決するのが良いのかな?」

長男「ん〜〜。どうやって解決するかなぁ?」

長男「ん〜。ん〜〜。ん〜〜〜。。」

私「じゃ、もし、自分が悪くなかったけれど、トラブルになってしまった場合はどうすれば良いと思う?」

次男「あやまる!」

私「次男くんはどうして自分が悪くない状況でも謝ろうと思うの?」

次男「だって、仲良しになりたいから」

私「自分は悪くなくても、仲良しになりたいから謝るってこと?」

次男「うん」

長男「いいね〜!次男くん!」

私「そうしたら、相手も心を広げてくれそうだね。」

私「じゃあ、誰かに叩かれたりしたらどうする?」

長男「やめてー!って強く言う。」

私「2人はどんな人とお友だちになりたい?」

長男「優しい人。あと、カッコいい人」

私「どうしてカッコいい人とお友だちになりたいの?」

長男「強いから」

私「何が強いの?」

長男「スポーツとか」

私「それは、カッコいいからスポーツが強いのかな?スポーツが強いからカッコよく見えるのかな?」

長男「スポーツが強いからカッコよく見えるだね。」

私「どうして優しい人とお友だちになりたい?怖い人はいや?」

長男「うん。だって怒られちゃう。」

私「優しい人ってどんな人?」

長男「笑いかけてくれたり、話を聞いてくれる」

私「じゃあ怖い人ってどんな人?」

長男「え〜、怒ったりする人。」

私「じゃ、怖い人と厳しい人は一緒なのかな?」

長男「怒るはおんなじでしょ」

私「じゃ、怒る人はなぜ怒るんだろう?怒る人の心の底にあるものはなんなんだろう?」

長男「悪いことをしたら怒る」

私「それは、誰を思い浮かべて言っているの?」

長男「○○先生」

私「○○先生はどうして怒るのかな?みんなにちゃんとして欲しいくて怒るのかな?それとも、ただ虫の居所が悪くて怒るのかな?」

長男「みんなに頑張ってほしいからだよ」

長男「男の先生だから、めっちゃ怒っている感じ?に見える。女の先生は優しい。だけど怒る時は顔が怖くなる。」

私「女の人は、男の人みたいにわーと言ったり迫力があることはないけど、目に表情が宿るみたいな感じかな」

長男「そうそう。」

ちなみに、◯◯先生は体操の先生で威勢が良いタイプの人なので(ザ・昭和な指導)園児からは若干怖いと思われる節もあるようですが、ケガをしないための配慮などもあり常識的な範囲で厳しい先生という感じです。

私「良いお友だちは沢山いると思うんだけど、この先もし、この人とはちょっと合わないなというお友だちと出会ったら、どう接していくのが良いと思う?」

長男「優しくする」

私「苦手なお友だちにも優しくできる?」

長男「うん」

私「どうして苦手なお友だちにも優しくしようと思うの?」

長男「苦手な人でも、優しくしてあげたらだんだん友達になれる。」

私「今までそういうことが何かあった?」

長男「ないよ」

こんな感じで「友達」についての議論(もどき)は終了。

初めて子供たちと議論した感想

哲学的な会話というより、単なる親子の会話ともとれますが(笑)、自分の考えを自分の言葉で伝えたり、口に出すことで思いを再認識したり、考えるきっかけになったり、分からない言葉を知れたりと子供達自身にもプラスの効果はありそうです。

哲学の醍醐味は「新しい考えに出会う」ことでもあると思うので、私はここでの問いかけで、子供たちの考えや感じ方を初めてこの場で知ったり、普段、幼稚園での出来事が知れたりと、とても発見の多いやりとりになりました。

哲学的に考える。子どもには難しいかもしれないと思いましたが、テーマを分解して、掘り下げると、子どもでも話しやすくなりますし、思わぬ発見や気づきが見出せることが分かりました。

「幼稚園」「家族」についても話したので、また記録してみたいと思います。

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