空に旅立ったBabyのこと

 

もし、遠方でも供養したい方がいたらおすすめしたい。

善光寺、大勧進の水子供養

大僧正のありがたいお経がいただけます

 

12時45分・・・

受付を済ませてベンチで待っていろとの指示

場所を確認して、寺内を歩き回って戻るとベンチは行列

 

皆、数珠を持った人たち

私たちと一緒かぁ〜なんて思ってた

 

係の人がB氏に説明をしている

赤い傘で大僧正がやって来るので、しゃがんで待てと・・・

運が良ければ「お数珠ちょうだい」ができるとな

その後、隣の観音様にお経を・・・次にetc

その間に観音様にお参りして、本堂で再度読経がある

 

そんな流れ、、、

 

赤い傘が見え、私に袈裟をかけて隣に座ったB氏

バチんとお数珠が当たった

 

観音様にお経をあげている時、すでに涙腺が崩壊し始めた

 

係員に移動しようと言われたが、まだお参りしていないことに気づいた

 

やってから入ると伝え、観音様に手を合わせた

 

彼に促され、本坊へ入る・・・

 

どうやら、私たちだけらしい

 

5人の僧侶による読経が始まった。

散華が舞う姿がこんなに心に沁みるものだなんて思わなかった

 

お経が心に響くものだと初めて知った

 

勝手に湧き出る涙に、

あ〜こんなに悲しかったんだ、我慢してたんだと改めて実感した

 

今度は彼にと袈裟を預けた

隣で何を思っていたのだろうか・・・

 

焼香を促されたけど、中々立つことができなかった

でも、これだけはちゃんとやらなくてはならない

 

中途半端に見送っちゃダメだと思った

 

気合い入れて立ったけど、

涙で前は見えないし、震えて抹香も持てない

手を合わせるだけで精一杯だった

 

でも、これが今の私の限界

 

読経を聴きながら、贖罪とただ安らかであることだけを思った

 

 

30分で法要は終了した

 

お供えするものは、後で決めようと思ってたので

何も持ってこなかった

 

法要が終わって、何を供えてあげたいと思うかで決めたかった

 

こうして、私たちは本坊を去った・・・

 

 

お互い、涙でぐちょぐちょだったけど

気持ちは少しスッキリしていた

 

まだ、割り切れたわけじゃないけど

少し前に進めた気がした

 

こうやって、お別れの時間を作ってくれた彼に感謝

 

火葬後、中々話題に出せなかったけど

こうしてお別れの儀式は行われた

 

結果、私の現実にBabyちゃん達が戻って来たのも事実・・・

 

 

あのまま向き合わなかったら、

話題にすら出ないで、存在すら否定していたことになると

改めて気付いた

 

そっちの方が怖いよね・・・

 

続く・・・