薬屋のひとりごと『羅の一族』とは?孤高の猫猫血族。使用人や居候も

薬屋のひとりごと『羅の一族』とは?孤高の猫猫血族。使用人や居候も 薬屋のひとりごと
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薬屋のひとりごとにおける『の一族』。

猫猫の実の父・羅漢を当主とする一族で、特定の分野に突出した能力を持つ天才・秀才が集まっています。

猫猫は『羅の姫!』

この記事では『羅の一族』について…

  • どんな能力を持っているどんな人物がいるのか?(相関図も)
  • 羅の一族全体の特徴
  • 羅の一族の家について(使用人や居候事情)

を解説していきます!

ネタバレが含まれますのでご注意ください。

羅の一族とは?帝も恐れる孤高の一族

羅の一族の相関図。
羅門と羅漢の父が兄弟。
羅漢の父から羅漢と羅半父が生まれた。羅半父と羅半母から羅半兄と羅半が生まれる。
羅漢と鳳仙から猫猫が生まれる。
猫猫にとって羅門は養父。

羅の一族とは、猫猫たちの住むリー』という国の中で権力を持つ『名持ちの一族』の一つです。

【名持ちとは】

歴代の帝から一文字を賜った一族たち。
建国の時には『子の一族』を含む三つしかありませんでしたが、後々増えてきています。

馬、巳、卯、牛、玉などなど

ちなみに『羅』は比較的新興です。

そして名持ちの中でも「今はこの一族が力が強い」というのはあり、故におたがい良い関係を築いて時に縁談を組むわけですが……

羅漢を長とする『羅』は完全に別枠。

  • 変わり者だが一つの能力に特化している人物が多い
  • 性差や肩書き・血縁まで無視して、純粋に実力を見る人物が多い
  • 羅漢や羅半が恐れられすぎて、仲良くなりたいより近づきたくないが勝つ

という理由から、「孤高の一族」などと呼ばれています。

孤立無援とも言う

名持ちの集まる会合でも、隔離される状態になることはしばしばです。

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羅の人物と才能一覧

名前能力猫猫からの好感度秀才or天才
羅漢
(当主)
人を見る目2天才
羅門医師90天才
羅半数値15天才
羅半兄農業80秀才(狂気ナシ)
猫猫毒・薬×秀才(狂気アリ)
羅半父農業不明(多分良い)秀才(狂気アリ)
羅半祖父不明(結構悪い)秀才(自己顕示欲で台無し)
羅半母不明不明
  • 基本大柄な家系だが、それぞれの理由で小柄な人物が多い
    (栄養失調・食べない・偏食・去勢や猫背など)(引用X

当主・羅漢があまりにも有名

変人軍師・羅漢

羅の名前を一躍有名にしたのが、現当主で猫猫の実父・羅漢ラカンでした。

あの男には、人に見えないなにかが見え、それをもとに、相手をどん底へと引き込む脚本が作られる。

羅漢は軍部のナンバー2、肩書は大尉です。

「漢大尉」と呼ばれています。

どこの派閥にも入らず、自らの実力だけで勝ちあがってきた天才・羅漢。

本来出世欲のない人物にもかかわらず、一時期猛烈に出世を望んだのは、

自分の立場が弱かったゆえに追放され、鳳仙と悲恋に終わった後悔からでした。

そしてそれは現帝(当時は東宮)と前の為政者である女帝が衝突していた頃。

羅漢は尊敬するルォメンを現帝に追放された恨みがあったものの、感情を抜きにして現帝側に味方。

劣勢だった現帝を現帝に押し上げました。

この件があって現帝は羅漢に頭が上がらず、恐れすら抱いているようで……

羅漢が「猫猫に会うために後宮の壁を破壊する」という暴挙に出ても、賠償金のみで済ませています。

猫猫の実家、権力が強すぎた…

国最高の医師・羅門(ルォメン)

左から羅門、猫猫、羅漢

一度見たこと聞いたことを忘れない、一を聞いて十を知る、そんな才覚を持ったこの国最高の医師は、欲というものを知らぬ素朴な男だった。

欲が薄いせいで目立ちにくいですが、猫猫の「おやじ(養父)」である羅門(ルォメン)も天才型です。

留学にも行った凄腕医官!

しかし異国で恋した人は処刑され、自国に帰れば去勢されて宦官にされという不幸な人生を送ってきました。

優秀でもお人よしが過ぎる羅門。
そんな羅門が損しないように立ち回るのは、羅門を尊敬する猫猫や羅漢でした。

  • 羅門が不当に帝から処罰を受けたことに対し、羅漢が帝にグチグチとクレームを入れる
  • 嘘をついて羅門の同情を買い、薬をタダ同然で持って行く客を猫猫が締め上げる
    (他の価格交渉や営業も)

身内からの尊敬の念が強く、羅漢にも言うことを聞かせられる最強の存在です。

「どうしたんだい?騒いだら夕飯に人参たくさん入れてもらうよって言ったじゃないか。今日は人参粥で行くよ」

一族代表代理・羅半

羅半

女癖が悪く、美しい数字が好きな文官・羅半。

養子ながら、羅漢が常識外れの行動をとりすぎるため、代理として「羅の一族の代表者」となることが多い人物です。

本来当主が持つべきである「羅」と掘られた金属牌も、羅半が持っています。
(羅漢が持っていると無くすため)

美しくない数字(不正・横領の証拠等)を見つけ出すことに特化している為、仕事関係者からは怖れられることもありますが……

年下の姚を上手く扱えなかったり、美女が絡むと思考が鈍くなったり……

羅漢の奔放さを読み切れずに交渉をおじゃんにしてしまうなど、時々やらかしています。

羅漢が生み出した借金は、羅半が苦労して返済しています。

「羅の姫」と呼ばれる猫猫

羅漢や羅半とのつながりを全否定するものの、どう見ても羅の一族であり「羅」から逃げられない主人公・猫猫。

時々不本意ながら「羅の姫」「羅のお嬢さま」と呼ばれています。

羅漢が体面を全く気にせず猫猫を甘やかすため、(本人は否定しますが)権力が強い人物。

人の多いところでも、羅漢に蹴り入れたりしてるからね…
羅漢からの簪を地金にして売ったりもしてるし、お金もありそう…

尚、父親である羅漢は嫌われていますが、猫猫のしたいことを好きにさせてくれる良い父親です。

変人軍師は、過保護のようでいて毒見することには何も言わない。誰かが猫猫に害をもたらすことにはけちをつけても、猫猫が自分で突き進むことに関しては不干渉だったりする。

また、猫猫が玉葉付きや壬氏付きとして固定されなかったのは、「羅の姫」ということを鑑みてのことでした。

羅の猫猫が侍女としてついてしまえば、権力が偏りすぎる……

ちなみに最初はさらわれて後宮に入ったので、「羅」とバレず問題になりませんでした。

結果、猫猫は「医官付き官女」という職業になりました。

出世頭は羅半兄!?

燕燕に恋する羅半兄

作者によると、もっとも後世に名前を残す存在になるのは羅半兄だとか。(情報源

キャラの濃い羅の一族の中では普通の人に見えがちですが、

蝗害時に根本的な農業改革を行い、多くの民を飢えから救った偉大な人物です。

羅漢に才能を見出された弟・羅半と違い、断罪されて中央を去った祖父と一緒に田舎に移動した羅半兄(当時11歳)。

周りの農家に成金ムーブをかまして嫌われる祖父と母親に危機感を感じ、

母・祖父をなだめ、泥仕事(農家)をすることで同情を買って周囲の人間を味方につけました。

薬屋裏設定 羅半兄は、都にいたままだったら、ろくでなし息子になってた。

だから羅半兄は見識が広くしぶといそうです。

尚、ラノベの主人公場ばりの鈍感さで、村娘の好意はスルー。

時々やってくる弟に心変わりされ、かっさらわれています。

羅半兄をもっと詳しく羅半兄の名前は?本名発覚や恋の相手まで解説

プロ農家・羅半父

甘藷

田舎住みのため登場機会は少ないものの、農業に特化して羅の一族っぽいのが羅半父。

普段は温厚ながら、羅半兄にはない農業に対しての狂気を有しています。

食糧危機になりそうなときに、甘藷が寒い土地で育つかどうかの実験を始め、上から目をつけられたとか……

国中に甘藷を広たいという野望を持っています。

羅漢を幽閉した羅半祖父

厄介爺のイメージ

羅の一族内でも老害的な描かれ方をするのが羅半祖父。
羅漢の父です。

彼は羅門の兄であり、弟・羅門が出来すぎる人物だったため、劣等感から嫌な性格になりました。

それでも羅門が留学したため家督を取れましたが……

不正に手を出して、まだ10歳以下の息子に証拠を集められ断罪。

猫猫からも「家宝がなければ自信が持てないただの爺さん」という評価を受けた、大変残念な人物です。

羅の一族が集まる回は?

フォンシェン

羅半兄を含む羅半の家族が初登場するのは、原作小説6巻。

これは鳳仙が亡くなったことがキッカケとなりました。

そして主要な羅の一族が名持ちの会合に参加するのが、原作小説14巻です。

出席を嫌がった猫猫も書物につられて参加し、

  • 羅半・羅半兄・猫猫の気の置けない関係の会話
  • 羅漢・羅半・猫猫が協力して四十年前の事件を解決する様子

が見られます。

事件解決においてこの三人は

  • 羅半が交渉・進行
  • 猫猫が推理
  • 羅漢が話に嘘が含まれていないか断定

という強すぎる布陣。

羅の一族の凄さを思い知らされます。

羅家の使用人一覧

羅の屋敷
・家主:羅漢
・羅半
・羅半兄(実家は別。西都行きの手続きでとどまっている)
・使用人
一番、二番、三番、四番、五番、六番
・居候
姚、燕燕、ジーズー、じゅんじぇ
・時々帰ってくる羅門(おやじ)
・どうしても用があれば来る猫猫

関係性
・羅漢が使用人たちを拾ってくる。
・三番と姚は羅半が好き
・燕燕と姚がジーズーを看護
・ジーズー…虐待避難、飢餓状態
・じゅんじぇ…羅半兄と間違えられた

羅家の使用人には、羅漢が有能さを見出して拾ってきた人物が含まれています。

しかし羅漢は名前が覚えられないため、番号で呼んでいます。
(罪人みだいですが、つけられた本人たちは気に入っている模様)

それぞれの特徴を簡単に紹介します。

名前
(呼び名)
どんな人?
一番(イーファン)20代半ば。
羅漢に潰された官にこき使われていた下働き。
二番(アーファン)30歳くらい。
実力はあったが戦争に負けて落ちぶれていた武人。
武官だが羅漢の菓子も作る。(Xより
三番(サンファン)21歳の家出娘。商家の出。
四番(スーファン)12歳。ストリートチルドレン。
大人びており、人の機微を読むのが上手い。
恋の波動も感じられ、屋敷の人間関係に詳しい。
五番(ウーファン)10歳くらい。拾われるまでは四番に養ってもらっていた。
六番(リウファン)8歳くらい。拾われるまでは四番に養ってもらっていた。
五番の語尾を幼い口調で真似する。
漢俊杰(カンジュンジェ)羅半兄と同姓同名のため、西都から間違えて連れてこられた。
現在羅家で滞在。出稼ぎ状態。
四番と年齢が近い。

ちなみに羅半が時々名前を忘れられて、零番と呼ばれています。

羅家の居候一覧

姚&燕燕

また、羅漢・羅半が住む羅家には複数人の居候がいます。

これは

  • 立地が良く、規模の割に空き部屋が沢山あり、居候を羅漢が嫌がらない
  • 帰る家があっても家族との関係が悪い場合、変人軍師羅漢の家は「家族が連れ戻しに来ない」という一点で超便利

などという理由によるものです。

特に羅家の労働を請け負っているわけではない居候は、以下の通りです。

名前どんな人?
姚(ヤオ)猫猫の同僚。
叔父の持ってくる見合い話から逃げる為に羅家に逃げ込んだが、羅半に恋をして出て行きづらくなった。
詳しく姚を解説!羅半に恋?叔父・魯侍郎との関係は?
燕燕(エンエン)猫猫の同僚。姚に執着してついて来た。
羅半兄に恋されている。
詳しく羅半兄の名前は?本名発覚や恋の相手まで解説
梔子(ジーズー)皇太后の兄の妾の娘、14歳。
母親から虐待を受けていた。
近いけど皇太后の兄が寄り付けない羅家で療養中。
詳しく皇太后を相関図でネタバレ解説!兄・豪の家系図も

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まとめ

以上、羅の一族やその家についてまとめました。

最強すぎる一族がエモいです…

羅半は結局姚や三番と結婚するのか?
羅半兄の恋は叶うのか?
猫猫が結婚したいと言い出したら羅漢はどんな反応をするのか?

など、羅の一族の恋愛関係にも今後注目したいところです。

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この記事を書いた人
ザクロ

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