Web3.0用語解説:マイニングの仕組みを図解で分かりやすく解説

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技術用語解説

「Web3.0」「仮想通貨」の話において、必ずと言っていいほど出てくる「マイニング」。

何となく聞いたことはあるけど、詳しい意味や仕組みを理解していない人も多いのではないでしょうか?

投資初心者
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当たり前のように見かける言葉だけど、正直意味や仕組みを理解していない・・・

外資系IT  サラリーマン
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ブロックチェーン技術において重要な役割を持つ用語です

そこで今回は、マイニングの意味や仕組みについて、図解を交えながら分かりやすく解説していきます。

既に意味を知っている人も復習のために最後まで読んでみてください。

マイニングとは「取引をブロックチェーンに保存するプロセス」のこと

マイニングの説明については「Web3.0の学校 by 40代副業サラリーマン」でも解説しているので、チェックしてください。両方確認することでより理解が深まります。

「マイニング(Mining)」を辞書で検索すると「採掘」「検索」「鉱山」とかいう意味が出てきます。

Web3.0の世界におけるマイニングとは「何かの取引データをブロックチェーンに保存する一連の処理プロセスのことです。

ブロックチェーンでは取引情報が保存されたブロックをチェーンのように連結し、ブロック同士が相互に通信と監視を行います。

そのため新たなブロックを追加する処理であるマイニングは、システム全体の安定性とセキュリティ性を保つ上で非常に重要な役割を担うのです。

マイニングは「取引データをブロックチェーンに保存する一連の処理プロセス」のこと

続いてマイニングの具体的な処理内容について、深く解説していきます。

マイニングの仕組みは4つのプロセスで構成される

投資初心者
投資初心者

マイニングの意味合いは分かったけど、具体的にどんな処理をしているの?

マイニングは大きく「トランザクションの検証」「ブロックの作成」「プルーフ・オブ・ワーク」「ブロックのブロードキャスト」という4つのプロセスで構成されています。

外資系IT  サラリーマン
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それぞれの処理が分かればマイニングをさらに深く理解できるでしょう

マイニングプロセス①:トランザクション(処理)の検証

マイニングプロセスの始まりは、トランザクションの検証です。

トランザクションとはブロックチェーン上で行われるデータの送受信や処理のこと

イメージとして仮想通貨の送金取引が分かりやすいが、他にも様々な形態がある

ユーザーから送信された取引のトランザクションデータを、ネットワーク上に散らばっている複数のノード(マシンと理解してください)が検証します。

取引の正当性や残高の確認を行い、このトランザクションが正しいものなのか判断します。

外資系IT  サラリーマン
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ブロックチェーンにおける門番と考えると分かりやすいでしょう

マイニングプロセス②:ブロックの作成

続いてのプロセスはブロックの作成です。

検証が完了したトランザクションに加え、前のブロックのハッシュやその他の情報も含んでブロックを作成します。

ちなみにハッシュとはブロック同士を連結する役割を持ち、取引の時系列を整理するのに役立つデータのことです。

マイニングプロセス③:プルーフ・オブ・ワーク

次に、プルーフ・オブ・ワーク(Proof of work : PoW)です。

PoWとはマイニングプロセスにおいて、新しいブロックを追加する際に各ノードが行う作業のことを指しています。

具体的にはコンピューターが複雑な数学的問題を解いてハッシュ値を見つける作業のことで、非常に複雑かつ膨大な計算処理が必要です。

PoWの処理には膨大なエネルギーが必要なためPoWに成功したノードは報酬が受け取れる
(仮想通貨でマイニングして稼ぐとはこのことを表している)

マイニングプロセス④:ブロックのブロードキャスト

最後の処理は作成したブロックのブロードキャストです。

新しいブロックが作成されハッシュ値が見つかったら、ネットワーク全体のノードに情報を伝達します。

他のノードはこの新しいブロックを受け入れて自身のブロックチェーンに追加し、マイニングプロセスは完了となります。

投資初心者
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概ねブロックチェーン技術とマイニングプロセスについて理解できた!

外資系IT  サラリーマン
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順を追っていけば難しい技術も理解しやすいです

ソロマイニング・プールマイニング・クラウドマイニングとは?

マイニングにはソロマイニング・プールマイニング・クラウドマイニングの3種類が存在します。

処理に必要な機材類は全て自前で用意し個人で行うソロマイニングは、マイニングに成功した時の報酬分配が最も大きいものの、報酬を得るまでのハードルが最も高いです。

一方で複数人でお金を出し合って機材を揃えるプールマイニングは、成功報酬がメンバー全員に分配されてしまうものの、参入ハードルはソロマイニングより低めです。

そしてマイニングを行っている団体や企業に出資する形で参加するのがクラウドマイニングで、他の2つに比べて報酬分配が更に下がるものの、機材や知識がなくても始められます。

マイニングの参入ハードルの高さと成功時の報酬分配は比例する

まとめ

この記事のポイントを振り返ります。

・「マイニング」は「何かの取引データをブロックチェーンに保存する一連の処理プロセスで、ブロックチェーンのセキュリティ性や安定性を高める重要な役割を持つ

・「マイニング」の処理は「トランザクションの検証」「ブロックの作成」「プルーフ・オブ・ワーク」「ブロックのブロードキャスト」の4つのプロセスで成り立っている

・「マイニング」には参入ハードルと成功報酬割合が異なる3つの種類が存在し、参入ハードルの高さと成功時の報酬分配は比例する

今回の記事で、Web3.0でよく聞くマイニングの意味や処理について詳しく理解できたのではないでしょうか。

マイニングは稼げると聞いたことがある方も多いと思いますが、一昔前に比べると参入ハードルの高さに対して稼ぎにくくなっているのが実態です。

それでも興味がある方はプールマイニングやクラウドマイニングから始めてみては如何でしょうか。

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