拐かし (かどわかし) 第七話
あるとき、もしかしたらという疑念が起きた。 どうあっても確かめずにおれない。
新次郎の盃に銚子で酒をそそぎながら、何気ない口調で水を向けた。
「お家のご商売はなんですかい」
「材木屋さ。 もっとも親父は金貸しもやってるがね」
「本所の、長崎橋のあたりとお聞きしましたが…」
「そうさね」
大店の跡取りと名乗ったからだろう。 心なしかふんぞり返った。
「もしかしたら…、 屋号は山鹿屋さんではございませんか」
「なんだい。 おまえ、どうしてそんなこと知ってるんだい」
孫右衛門はここぞとばかりにかしこまってこたえた。
「へっへっへ、なにね。 以前、別な商売をやってたときに、お声かけ頂き、お買い上げいただいたことがございます。 確か立派なお店だったと覚えておりますが。 そうそう、ええっと…。 たしか、旦那は…」
そこから先はとぼけた。
女郎を買おうかという歳になって、いまだに泊まりはどうのと口出しをする。 さぞかし父親を嫌ってるに違いないと思われたが、
まさにその通りで、新次郎は嫌な顔をし
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第十四話 「変態九左衛門」 Shyrock作
「だんさん、そんなに覗かないでください……お願いですから向こうに行っててください……」
「あほ。しょん便するだけやったら便所でやったらええやないか。わしに見てもらうために、おまえはここで御虎子をまたいでるんを忘れたらあかんで」
「そんなぁ……」
九左衛門の突き刺さるような視線を受けて、なかなか出せなくて放出までに少し時間を要したが、しばらくすると静寂を破る水音とともに股間から黄金色に輝く小水が流れ落ちた。
放 尿の間、ありさは尿道口をじっと見つめる九左衛門から視線を逸らし、身を震わせながら羞恥に耐えるのであった。
まもなくありさの尿は途切れた。
ありさはきょろきょろと周囲を見回している。いったい何を探しているのだろうか。
「あのぅ……ちり紙はありませんか……?」
小便を済ました後、紙が欲しいのは至極当然のことである。
ところが……
「ちり紙?そんなもん要らん」
「えっ?……後を……拭きたいんですけど……」
「拭かんでもええ」
「ええっ!?拭かないわけには……」
「わしが口で拭いたるさかいに心配すんな」
tag : 放尿の瞬間を待ちわびてしょん便御虎子をまたいで突き刺さるような視線静寂を破る水音黄金色に輝く小水が流れ落ち尿道口をじっと見つめ身を震わせながら羞恥に耐えちり紙口で拭いたる
拐かし (かどわかし) 第六話
孫兵衛はほとぼりが冷めるまで吉原に身を隠そうと考え、海老屋に若い者として雇ってもらった。
十五歳まで商家の跡取り息子として育ち、寺子屋にも通っていたため、きちんと読み書きできるし、算盤も達者だった。
孫兵衛は海老屋で重宝がられ、今では若い者の筆頭だった。
楼主の信任も厚く、遊女からは「まごさん」と呼ばれ、何かと頼りにされていた。
そんなときに、山鹿屋の息子の新次郎が客として現れたのである。
吉原は上級武士、或いは豪商のような資産家でもない限り高くて上がれない。 下級武士や一般庶民は良くて岡場所、それもかなわないと千世がやっていたような夜鷹を買う。
その吉原にである。 孫兵衛は女郎屋で遊んだとはいえ、それは岡場所。 吉原には花魁道中を見学したり冷やかしに行くことは出来ても上がるなどということは出来なかった。
入り浸りなどと格好をつけたところで所詮切見世、良いと襖で仕切られているが、普通なら障子、更に悪くなると衝立で仕切られているところで雑魚寝のようにし済ませた。
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第十三話 「御虎子」 Shyrock作
ありさはふと疑問に思った。
誰が九左衛門に伝えたのだろうか。
最初に思い浮かんだのは、ありさが男子便所を使用時戸を開けた庄吉や利松であったが、彼らが九左衛門に通報したとは考えにくい。
通報しても何も得るところがないからだ。
庄吉と利松を除いて、ありさが男子便所に入ったことを知っている人物と言えばふみだけだが、先輩女中を疑いたくはない。
(誰がだんさんに告げ口したかなんて考えるのはもうよそう。分かったところで仕方がないし……)
◇◇◇
奉公人たちの夕食の片付けと大量の洗い物を済ませてると、時計の針はすでに午後九時を五分ほど回っていた。
(大変だ、遅れたらだんさんに叱られる。急がなくては)
ありさは台所から出て急ぎ足で廊下を歩き、九左衛門がいる部屋に向かった。
「だんさん……ありさですけど……遅くなって申し訳ありません……」
「おお、ありさか。はよ入り」
約束の時刻を過ぎていたので叱られると思い恐る恐る襖を開けたが、意外なことに九左衛門は上機嫌であった。
「そんなとこ立ってんと、はよう中へ入って座んなはれ」
tag : おまるしゃがんで裾をまくってケツを見せるしょん便おしっこ破廉恥な要求に従う屈服した様子二人連れ添って便所男性環視の元で行われ
拐かし (かどわかし) 第五話
先棒を担ぐとよく言うが、重量物による肩の負担が軽い代わりに目先を利かせねばならず、年老いてしかも座しておれば全てがうまく回っていたような環境に長くいたものだから所詮務まらない。
次第次第に邪魔者扱いされ、行き辛くなって家に籠るようになった。
孫兵衛も十五歳にもなっており、今更商家の丁稚は務まらず、仕方なしに棒手振りの行商をやったが、これとて材木商を営んでいた時のようなお得意様が、元々あったわけではなかったのでただでさえ稼ぎの少ないこの商売、先達者の縄張りに入り込む隙があるわけなく、しばらくやってはみたものの結果に繋がらず、益々資金繰りに行き詰まり止めざるを得なくなった。
些細なことであっても諍いが絶えなくなり、それを悔やんで姉の千世は夜の街に立つようになった。
母の詩織も知ってるはずなのに、ついぞ自分が先に立って夜の街に出かけていくようなことはしなかった。 むしろこうなった原因を作った右衛門をねちねちと責めた。
吞めなかったはずなのに、愚痴を言っては酒で紛らそうとした。 その酒代を稼ぐため、千世はこれまでにも増して夜の街に立った。
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第十二話 「ふみの密告」 Shyrock作
「ふうむ……利松、戸を開けてみぃ」
「えっ?わてが……開けるんでっか?」
「そらそうや」
「へぇ……せやけどなんか気色悪いなあ……」
利松はおそるおそる開き戸の取っ手をつかんだ。
一方、息を潜め裾をからげた姿で屈んでいたありさは、外の異様な気配に気づきにわかに焦り出した。
(あぁ、どうしよう……早く着物を戻さなければ……)
用を足したあとは、立ち上がって、腰巻、肌襦袢、着物の順に下ろさなければならない。
しかし今着衣を直している暇がない。
そうこうしているうちに、便所の戸が開けられた。
「きゃぁぁぁぁぁっ!」
「う、うそやろっ!?」
「あわわわわわっ!」
庄吉と利松が見たものは、扉側に背を向け便器にまたがっているありさの恥ずかしい姿であった。
着物の裾をからげた状態なので当然尻が丸出しだ。
ありさは羞恥と驚きで顔を真っ赤にさせている。
しかしありさ以上に驚いたのは庄吉と利松であった。
若い利松にいたっては今にも腰を抜かしそうになっている。
「な、なんで、ありさが男便所におるんや!?」
「ケ、ケツが丸見えやないか……」
「ごめんなさい!女子便所がいっぱいだったので、仕方なく男子便所を使わせてもらってたんです!」
tag : ケツが丸見えまくれ上がった着物の裾女のおいどもぎたての白桃しょんべんしてるとこ密告顔を真っ赤にさせ目の毒裾をからげた姿で屈んで羞恥
拐かし (かどわかし) 第四話
元々は本所三笠町の、材木を扱うかなり大店の息子として生まれ、ゆくゆくは店を継ぐはずだった。
妓楼の若い者に身を堕としてしまったのは、父の大黒屋右衛門が商売に失敗し、多額の借金を負い、店を潰してしまったからだ。
そうなるよう仕向け、尚且つ追い込んだのが、ほかならぬ山鹿屋清兵衛だった。
むろん、商売とは競うことで成り立つ。 それらの才覚で敗れたのなら仕方がない。 だが、山鹿屋清兵衛のやり方はあまりにも悪辣だった。
大黒屋は当時、本所一帯の武家屋敷も得意先のひとつであり、町民も含めかなり手広く商売をしていた。 その得意先を、新参の山鹿屋清兵衛が次々に奪っていった。
江戸はたびたび大火に見舞われた。 その焼け出された土地を火除地にすることで延焼を防ごうと幕府は取り決めたがしかし、その一方で焼け出された人々に救の手を差し伸べねばならなかった。
広小路と称された焼け出された人々がもともと住んでいた土地に長屋を建て住まわせる。 これらを取り仕切っていた武家に山鹿屋清兵衛は賂を渡し工事を請け負うと、二束三文の材木 (今でいうところの間伐材や廃材) を、それに当てた。
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第十一話 「男子便所のありさ」 Shyrock作
奉公人用の便所は男女別々になっており、男子用には大便器が二室と小便器が二据あり、女子用には大便器が二室あった。
あいにく女子用が二室とも使用中だったので、やむを得ず便所の外で待つことにした。
しかし待っていてもなかなか出てきてくれない。
待っている間にも激しい尿意がありさを襲う。
(うぅぅ……困ったなぁ……漏れそうだよぉ……)
尿意が次第に強くなり、ありさは懸命に我慢しようとするが、自然にぶるぶると震えたり 膝をさすったりと落ち着きが失われていく。
ちょうどその時、下女中のふみが現われた。
「あれ?ありさ、こんなとこで何してるん?もしかして便所空いてないのん?」
「はい、女子便所が空いてなくて……」
便所の前でそわそわしている様子を見れば、明らかにありさが尿意を催して困っていることが分かる。
「それやったら男子便所使わしてもろたらええやん?女便所空いてないんやし、しゃあないやん」
「は…はい!そうします!」
尿意に身をよじるありさにとっては、ふみの言葉は天の助けに思えた。
早速あわただしく男子便所へと駆け込んだありさだったが、やはり男性の存在が気になる。
tag : 尿意を催し男子便所個室じんじんと下腹部に疼く尿意着物の裾をまくり上げ金隠しに向かって扉側に尻を向けてしゃがみ勢いよくほとばしった小水割れ目の中央から噴き出す水飛沫はしたない音を立て
拐かし (かどわかし) 第三話
「若旦那がお出かけの際にお履きになっていた草履です」
妻の糸がどんなに言い張ろうが頑なに交渉に応じようとしなかった清兵衛が、ここに来て急に落ち着きを失い震え声で言った。
「でっ、 では、 せ、 せがれは今何処に…」
妻の糸は袂で顔を覆ってる。
「それは申せぬ。 無事に返してほしくば、八百両用意しろ。 お手前の蔵には千両箱が積んであるはずじゃ。 たかだか八百両ぐらい、なんでもあるまい。 二分金や一分金を取りまで、八百両を袋ふたつに詰めて寄越せ。 さすれば、新次郎殿も明日の朝にはこの草履を履いて戻って来る。 くれぐれも自身番には届けるな」
孫兵衛はきつく言い訊かせたつもりだった。 ところが、
「せ、 せがれの無事を確かめるまでは、鐚一文たりとも渡せませぬ」
ブルブル震えながら言い張った。
腰に差した刀にチラリと目をやり、孫兵衛は突っぱねた。
「拙者も武士、噓は言わぬ。 刻限は八ツ (午前二時頃) 、長崎橋のたもとに金を持参せい。 独りでは不安であろうから、ふたりまでは認める。 提灯を右に大きく一回、続いて左に大きく一回、まわせ。 合言葉は 『さん』 と 『かわ』 。 よいな、忘れるなよ。 もし、金を刻限までに持参しなかったり、約束をたがえたりすれば、新次郎殿の無残な死骸が隅田川に浮くことになるであろうな」
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第十話 「悲愁の夜明け」 Shyrock作
ありさの身体が前後に揺れる度に、まだ小ぶりだが美しい乳房と、ほっそりとした腰付きには少し不似合いなふくよかな双臀が大きく揺れ動いた。
「ええケツしとるなあ!こらたまらんわ~!」
「いやぁ……いやですっ……抜いてぇ……抜いてください!」
九左衛門が腰を打ち付け、吊るされて支えのない肉体が前後に大きく揺れる様は、邪淫でなまめかしい光景を醸し出していた。
(ズンズンズンズン!ズンズンズンズン!)
「いたい!ひぃ~~~!」
「うんうんうん!ふんふんふん!ええ締まりしとるで~~~!」
「やっ、やめてっ!お願いです!」
「うおおおおおおお!」
ありさの訴えには耳を貸さず、凄まじい破瓜の感覚に溺れる九左衛門は思わず雄たけびをあげた。
しかし、射精だけは懸命に堪えている。
ありさの処女を味わい尽くそうとしていた。
射精など二の次なのだ。
九左衛門がありさの身体から肉棒を引き抜き、もう一度、背後から貫いていく。
(ズズズッ!ズブズブズブ……!)
「い、いやぁ~~~!やめてぇ~~~!」
「おっ!締まる!ええぞ!その調子や!」
九左衛門は締まる快感に酔いしれた。
あまりの気持ちよさにブルブルと身震いをした。
tag : 小ぶりだが美しい乳房ほっそりとした腰付きふくよかな双臀邪淫でなまめかしい光景を醸し出し凄まじい破瓜の感覚に溺れ思わず雄たけびをあげ処女を味わい尽くそうとし締まる快感に酔いしれいっそう花弁が締まって歓喜の精
拐かし (かどわかし) 第二話
孫兵衛はおもむろに懐から御高祖頭巾を取り出すと、頭からすっぽりと被った。 鐘の音が止むのを待って山鹿屋の前に立った。
通りに面した二階建てとはいえ山鹿屋は、建物の陰同様真っ暗で、静まり返っていた。 主一家も、むろん住み込みの奉公人もみな、熟睡してるに違いない。
拳を固め、孫兵衛は閉じられていた表戸をドンドンと叩いた。 しばらく間を置き、またドンドンと叩く。 中からは何の返事もないが、執拗に叩き続けた。
ようやく、表戸の内側辺りでかすかながら足音がした。 奉公人の独りが渋々、起き出してきたようだ。 待つことしばらく
「何処のどなた様でございますか。 ご用は、明朝にお願いいたします」
用向きを伺おうともせず断りの言葉を発した。 その声には迷惑は元より、かすかな怯えも感じ取れた。
「ご子息の新次郎殿のことで参った。 危急の用じゃ。 主殿にお目にかかりたい」
恐らく耳をそばだてて、立ち去るのを待っているだろうと知った上でまくしたてた。
「えっ、 若旦那様のことでございますか。 どちら様でしょうか」
要件が分かってなお、戸を開けようとしない。
「主殿にしか申し上げられぬ」
その後、何度身元を尋ねられても、孫兵衛は応えることなく、ただ頑なに山鹿屋の主殿に会いたいと言い張った。
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第九話 「破瓜の血」 Shyrock作
ようやく子宮口に到達したようだ。
「ひぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~~っ!」
九左衛門が腰を引き、肉棒がわずかに引き抜かれた。
肉棒が突き刺さり無残に広げられている花弁から、わずかに鮮血が滲み出している。
「ほほう、処女の証か。貫通式は何回味おうてもええもんやな~」
破瓜の痛みを思いやる言葉もなく、自身の欲望のままに再び腰を突き出しありさを蹂躙し始めた。
「い、いたいっ!」
ゆっくりとした律動ではあるが、未経験の花弁は肉棒が出入りするたびに激痛が走る。
まるですりこぎでも挿し込まれているかのような錯覚に陥る。
「ううむ、挿し心地最高や。この締まりたまらんわ」
「ひぃ~~~!いたいっ!もう、もう許してください!」
「何いうてんねん。これからが本番やがな」
ありさは怯えきった涙目でいやいやと顔を横にふった。
十六年間守って来た処女を、父親よりの年上の野卑な男に引き裂かれた現実に、目を見開き苦痛と絶望から涙がこぼれる。
その表情に九左衛門はかつて感じたことがないほどの異様な興奮を覚えた。
固く濡れていない膣道は、信じられないほどの締めつけで、処女を蹂躙していると強く実感できるが、もし気を抜けば一瞬で果ててしまうかも知れない。
tag : 子宮口に到達わずかに鮮血が滲み出し処女の証破瓜の痛みを思いやる言葉未経験の花弁怯えきった涙目父親よりの年上の野卑な男処女を蹂躙し極上の生娘を凌辱し
拐かし (かどわかし) 第一話
俄か船頭の忠八が全身汗みずくになって舟を漕いでいた。
荷舟が引き起こす波紋で、横川に映った月影が揺れ、砕けた。
東岸は武家屋敷が立ち並んでいるため、日が暮れると森閑としている。 西岸は本所長崎町の町家だが、町並みは既に寝静まっていた。
何処かで犬が遠吠えし、それに呼応するように、また別のところでも犬が吠えた。
「長崎橋の下をくぐったぜ」
荒い息を吐き、滝のように流れる汗を袖口で拭きながら、忠八が誰ともなしに告げる。
手拭いで頬被りし、老けたなりはしてはいるが、年の頃は二十代半ばだった。 頬骨が張り、小鼻が横に広い。 汗で濡れた顔は疲れからか、どことなく青ざめていた。
舟の中ほどに荷物らしきものが積まれており、蓆が掛けられていた。 忠八の声に応じるようにその蓆が動き、下から羽織姿の武者が現れた。 名は孫兵衛、年齢は三十を超えたばかり。 額が広く、鼻梁が高い。 唇を固く引き結んでいた。
櫓から棹に切り替えた忠八は、ややぎこちない動作ながら慎重に舟を河岸場に寄せていこうとした。 が、舟は川面を滑っていた勢いそままドシンと音を立て岸辺にぶち当たった。
「おお~っと、 気を付けろい」
威厳を正さねばならない孫兵衛であったが、慌てて舟縁を掴み、川に落ちそうになる躰を支えた。
見れば舟尾の忠八も、孫兵衛と同じように棹に取りついて躰を支えている。
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第八話 「未通の秘孔」 Shyrock作
それでもまだ自ら咥えようとしないありさに、業を煮やした九左衛門は一気に怒張した肉棒を押し込んできた。
「んぐぐっ……!」
ありさはその大きさに仰天した。
こんなに大きな物だったろうか。
幼いころ村の少年が立ち小 便をしているところを偶然見てしまったことがあったのだが、ありさの記憶ではもっと小さかった。
九左衛門のそれは、その少年の二倍以上あったのだ。
性経験がなく勃起した男性器を見るのも初めてだったので、ありさにとっては戸惑いと驚きしかなかった。
「おい!もっと舌をつこうてちゃんとしゃぶらんかい!」
あれこれと注文をつける九左衛門だが、案外気持ちがよいのか「ふっ」と息を漏らしている。
大きな物を口一杯に押し込まれえづきそうになるありさに、さらに九左衛門の濃い陰毛が鼻をくすぐるという不快感が襲った。
そんなこともお構いなしに九左衛門は、まるで性交しているかのように腰を突き出し肉棒を出し入れしてくる。
ありさは涙を流しつつ肉棒にしゃぶりついた。
「よっしゃ、その調子や」
ありさは指示されたとおり口内で肉棒に舌を絡ませる。
刺激を受けた肉棒は一段と硬さを増していく。
tag : 怒張した肉棒を押し込んで勃起した男性器えづきそうになる濃い陰毛が鼻をくすぐる性交しているかのようにおぞましい肉塊をしゃぶり続けおそそにぶち込んだまだ散らされていない桜花に宛がう未通の秘孔をおぞましい肉塊が分け入ろうとする
四畳半での謝礼 ~失ったものの大切さ~
女と違い男は、一旦こうと決め飛び出したら、目的を果たさないまま帰るなどということは滅多にない。 目的を持った瞬間からはるか彼方を見てしまうからだ。
あかりも見果てぬ夢を追ってるようでそこは女。 忘れ去られてしまわないか心配になり幾度も、四畳半におばちゃんに見つからないよう物陰に隠れながら立ち寄った。
四畳半からも哲也からも、いや、この界隈からも美香の気配が消えたことを確かめた上で、舞い戻っている。 美香がいなくなれば入り込む余地があるからだ。
紫野が立ち寄った畠山邸のポストには、夫の所業を示す数々の請求書と不在通知書が溜まっていたものの、玄関も部屋も彼女が出て行った当時のまま、何も変わっていなかった。
職業柄、妻が今どこで何をしているか常にアンテナを張っているだろうから当然、感づいている…はずなのだが…。 だからこそ勝手にお金を借りまくるような阿漕なことだってできたのだろう。 まさしく躰を張って払えということなんだろう。
それらを目の当たりにした瞬間、紫野ならぬあかりは怒り心頭四畳半に取って返している。
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第七話 「はまぐり啜陰(せついん)」 Shyrock作
「ひ、ひぃっ!……だんさん、許して…ください……あぁっ、いやっ!」
くすぐったさとむず痒さが混在したような奇妙な感覚がありさを困惑させる。
それはありさが初めて味わう未知の感覚だった。
ありさの苦悶する様子に愉悦の笑みを浮かべながら、九左衛門は丹念に筆を操る。
筆の先端は肉芽を旋回し、陰裂を上下に往来し、菊門の皺の一本一本までもなぞっていく。
「ひぃ~~~~~!」
突然脳天まで電撃のような衝撃が走り、ありさは上体を弓なりに反らせた。
「ほう?気持ちええんか?」
「はぁはぁはぁ……」
「それともこそばいんか?どっちやねん?」
「くすぐったいです……」
九左衛門は一旦筆を置くと、恥丘から陰部にかけてわずかに茂るまだ薄く柔らかな若草を撫でながらつぶやいた。
「ありさ、毎晩ここを自分でいろて愉しんでるんか?」
「……」
顔をそむける。
「答えられへんのか?」
「そんなこと……し、したことありません」
「ほんまか?ほんとは一人でぐちょぐちょとこすってるんやろ?」
「本当にしたことありません」
「そうか。仮に嘘を言うてたとしても、この後のおまえの反応でどっちみち分かるさかいにな」
そうつぶやくと、九左衛門は大陰唇に指をあてがいそっと左右に広げた。
tag : はまぐり啜陰秘所と菊門未知の感覚まだ薄く柔らかな若草自分でいろて愉しんで舌先ですくうようにそっと舐めあげM字に固定しょんべん着いてても膣前庭を覗き込む醜怪な物体
四畳半での謝礼 ~放浪癖~
もうひとつ理由があるとすればそれは、夫の和義の性格・性癖かもしれない。
わざわざ近所中に知れ渡るように妻を、深夜の浴室で犯しまくる。 あの母に育ててもらった以上、どんなに賢い女性として生きようと努力したとしても、それをサポートする立場にある夫が歪んでいたのでは立ち直ろうとしても立ち直れない。
たまたまだが、歪んだ人生を送る誰かに出会ったのだろう。 彼女としてはそれを良しとしなかったのだろう。 その歪みの現況を突き止め、自分が正してあげようと思い立ったとこからして泥沼の入り口、罠だった。
もっと他に理由があったであろうはずなのに、当時の彼女は完全に夫に支配されていて、やることなすこと全て夫がらみの罪悪だと決めつけ、それが夫に助けになると信じ、見えない敵を追い始めた。
畠山和義は諸悪の根源のような漢だが、その彼に家族に渡すべくお金をすべて持って犯人を追うというスタイルを教え込んだのは誰あろう、三郎 つまりあかりの父なのだ。
tag : 母の生きざま深夜の浴室で犯しまくる見えない敵を追い娘の紫野を女にした狂う原因となった妖艶さ条件次第で漢を変え売春の世界に脚を突っ込んで住所不定それすら気づかないまま突進し続け根無し草となり
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第六話 「青竹開脚縛り」 Shyrock作
「痛い!痛いです……そこは堪忍ください!」
「そんなに痛いんか?」
処女にとって肉芽の愛撫は刺激が強すぎて、時として痛みを覚えることがある。
自慰の経験が豊かな娘であればそれほど痛がらないが、ありさの場合、自慰の経験が乏しかったため無理もなかった。
女に手練れた九左衛門ともなれば、処女のありさが肉芽の包皮を剥かれるだけで苦痛を感じるなど百も承知であったが、加虐変態嗜好者の九左衛門としてはそれを承知であえてありさの包皮を剥こうとしたのであった。
「ひぃっ!や…やめてください!だんさん!痛いんです!」
ありさはまたもや脚をよじって九左衛門から逃れようとした。
「ええかげんいせんかい!なんぼ注意してもすぐに脚を閉じおって!」
「許してください……だんさん……」
「こうなったらあれを使わなしゃあないな」
九左衛門は長さが四尺ほどある青竹と硯箱そして数本の麻縄を棚から取り出した。
ありさは九左衛門の意図を読み取ることができず、不安げな表情でそれらを見つめた。
「そう恐がらんでもええ。青竹で殴ったりするつもりはない。もっとええことしたるからな。ぐふふふふ」
四畳半での謝礼 ~三郎と千草の抑圧された性~
「おい、あいつ独りじゃないのか? さっきから見てたらまるで誰かを探してる風だのに、それらしき奴はいない。 いったい何しに来たんだ? それにしても震い付きたくなるようないい女だねぇ」
「まあたお前の悪い癖が出たな 女とみると直ぐこれだ」
安くて量呑め、しかもツマミが豊富の居酒屋が、千草が来店しものの数分も経とうかという頃になると、なんだか妙な雰囲気になる。
「あのう~、お客様」
仲間同士脇腹を突っつき合って、一体だれが彼女を店から追い出すかで終いにはじゃんけんが始まる。 ぼったくりバーじゃあるまいし店内であからさまに男をハントしてもらっては困るのだ。
千草は飲み代は頂きませんと捨て台詞を吐かれ、交換条件として出て行くことを約束させられた。 店側が言うのも無理はない。 健全が建前の居酒屋で男漁りに来たかと思えるほど、男らをその気にさせてしまうらしい。
では千草ら夫婦の性活はそういったものだったかと言えば、それこそまるで逆だった。
tag : 震い付きたくなるようないい女居酒屋で男漁り妙な雰囲気力でねじ伏せ動けなくしほとんど漢を知らない人妻が堕ちる様子を見たくてエッチに不満を持つ孕んだ経験のない妻常連客がナンパ母を終えた後娘に手を出す嫉妬心を露にし
ありさ 土蔵の濡れ人形 (改) 第五話 「窮屈な孔」 Shyrock作
「次は下やな」
「もう許してください……」
涙ながらに許しを乞うありさだが、九左衛門はいっこうに取り合おうとしない。
「下はどないなっとるんか調べたるわ」
商売人にしては意外なほど厳つい手が、ありさの着物の裾に触れた。
「ひぃ!」
着物の裾をめくると、いきおい内側に着けている腰巻もいっしょにめくれ上がってしまい、日焼けしていない白い太股が露わになってしまった。
ありさは懸命に脚をよじって抵抗を試みたが、上半身を柱に縛られているため自由が利かない。
いとも簡単に九左衛門に着物をまくり上げられ、腿のほとんどが露出してしまった。
「いやっ!」
ふくらはぎが僅かに見えるだけでも『はしたない』と言われる時代だ。
ましてや年端もいかない生娘が人前で腿まで露出させるなどあってはならないことであった。
ありさは顔を真っ赤にし、膝をぴったり閉じ合わせて泣きじゃくった。
「ぐふふふふふ、こらぁええ眺めやわ。おまえは絹ごし豆腐みたいに色が白うてつるつるの肌しとるさかいに、男としたら堪らんで。触り心地も言うことなしやしなあ」
九左衛門は淫靡な笑みを浮かべながら太腿に手を伸ばした。
その他連絡事項
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アップデート 2024/02/21 12:45
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