
●あるところで転送
私が担当しているお客様のところで、IBM i(愛称はAS/400ですね(笑))から、別のIBM iへのシステム移行を行うことになりました。
そこで、「どの方法を使えば処理時間が一番短くなるか?」を検証してみることにしました。
●リプレース
AS/400のリプレース作業は、これまでに6回ほど経験があります。
そのたびに経験値がアップし、いろいろな転送手段を試すことができるようになってきました。
●何度か経験
私が以前勤務していた職場では、上司の方針が「何でも自分でやれ(笑)」という、なかなかハードかつ楽しいものでした。
サーバー室のパーティション設営
ネットワーク配線、機器の選定・設定・設置
WANの設計、キャリア選定、ファイアウォールの設定・設置
システム室の模様替えはもちろん、壁紙張りまで!
…などなど。思い出せないほど、いろんなことをやりました(笑)
当然ながら、基幹コンピュータのリプレース作業も自分で担当。
最初のころは、LAN接続が使えなくて、データはテープカートリッジで転送していました。
ですが、2003年ごろからはLANケーブルで直結してFTP転送を使い始めました。
年々データ量は増えていき、LAN回線速度が遅かったときには、なんとLANケーブルを3本も直結して対応したこともありました(笑)
●ZLIBやと?
さて、本題の「転送実験」について。
転送の流れは以下のような感じです:
① 旧AS/400で、転送対象のライブラリを「保管ファイル」に圧縮して保存
② その保管ファイルをFTPで新AS/400へ転送
③ 新AS/400で保管ファイルを受け取り、復元する
……まぁ、ザックリ言えばこんな流れです。
ここで悩みどころなのが「圧縮アルゴリズムの選択」。以下のようなオプションがあります:
No:圧縮しない(圧縮時間ゼロ)
Low:軽く圧縮(ファイルサイズは半分くらい)
Medium:もう少し圧縮(サイズは40%ほど)
High:かなり圧縮(サイズは15%程度まで)ただし、圧縮に時間がかかる
ZLIB:かなり圧縮される(サイズはHighと同じぐらい)が、圧縮時間がめちゃくちゃ速い!
今回試した結果、ZLIBが圧倒的に優秀!
……でも、まだ続きがあるんですよ。
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