
【はじめに】
「国の借金は1200兆円!国民一人あたり1000万円の借金を背負っている!」
…よく聞くこのフレーズ、聞くだけで不安になりますよね?
でもちょっと待って。それ、本当に“あなたの借金”なんでしょうか?
【数字のマジック】
まずは事実から。
① 日本政府の債務残高は約1200兆円。
② 日本の人口は約1億2000万人。
③ 1200兆円 ÷ 1億2000万人 = 1000万円
……はい。計算は合ってます。でも、これが「国民一人ひとりの借金」って本当に言える?
【たとえ話で考えてみよう】
🧓 たきさんの親に1000万円の借金があるとします。
たきさん一家は3人家族。
じゃあ、たきさん自身が自動的に333万円の借金を背負うことになるでしょうか?

たきさんが保証人でもない限り、親の借金を背負うことはありませんよね。
これ、国と国民の関係も同じなんです。
【誰が借りて、誰に返すのか】
国債は「政府」が「日本銀行」や「民間」に向けて出す借用証書。
そしてその利払いは税収から賄われています。
でも!
実際に国債を**一番持っているのは日本銀行(≒政府自身)**です。つまり、自分で借りて、自分で返している部分もあるという不思議な構造。
【ではなぜ「一人あたり1000万円」なんて言うの?】
単に数字で割っただけの「雑な印象操作」
聞いた人が勝手に「自分の借金」と思い込むよう仕向けられている
メディアや財務省が「増税や緊縮財政」を正当化するための常套句
【まとめ】
🟥「国の借金=あなたの借金」ではありません。
🟧 誤解を与えるような数字の使い方は、まさに詐欺的ミスリード。
🟨 本当に考えるべきは「そのお金がどこから来て、何に使われているか」。
🟩 不安をあおられる前に、正しい知識で判断しましょう。

「それ、ちゃんと説明してくれませんか?」
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