10冊手にとれば、
読書
あなたが誰かを殺した
東野圭吾
あらすじ
最初から最後までずっと「面白い!」
至高のミステリー体験。
8月の別荘地。
様々な家族が夏を過ごすためにやってくる。
総合病院を経営する夫妻と
我が儘な一人娘、その婚約者。
大企業の会長とやり手の妻とその部下家族。
経営者の妻と
公認会計士の夫のパワーカップルと、
中学生の娘。
別荘地に移り住んだ未亡人、その姪夫婦。
そして、いまは空き家になっている別荘。
彼らには、毎年恒例の行事があった。
それは優雅なバーベキュー・パーティー。
いつも通り開催されたその催しが、
思いがけない悲劇の幕開けとなる。
閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。
愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。
残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。
そこに現れたのは、
長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。
――私たちを待ち受けていたのは、
想像もしない運命だった。
とにかく読みやすい!面白い!
東野圭吾さんのミステリーは
本当に毎回読みやすいです
彼の小説がいつもランキング上位に来るのは
読んでいて必然だな、といつも思います
色々な小説を読めば読むほど
東野圭吾さんの小説の読みやすさ、面白さが
際立ってくるのです
今回、何で読みやすいんだろうなぁ…
と思って読んでいったら、
なんとなく、
その理由が分かった気がします
例えばこちら↓
わかりました、といって春那は氷が溶けかけているアイスティーのグラスに手を伸ばした。話が長くなりそうだから、まず喉を潤わせる必要があった。
この文を読んで、
私も一度飲み物を取ってきて休憩しました
もしかして「ここ休憩するところだよ」と
休むタイミングを作ってくれてるから、
読みやすいのかなぁ…と
感じたのです
その他にもこんな文とか↓
「十分後、この部屋で集合です。それまでにあたまをリフレッシュさせてきてください。」
こんな文とか↓
「これから話します。少し長くなりますが」そう前置きし、加賀は語り始めた。
こういう文の後に、
章が変わったり、
間が空いていたりするので、
そこで、少し休憩したり、
ちょっと休んだりすることができたんです
だから、読みやすいのかなぁ〜
…と、今回読んでいて思いました
でも、このまま読むのを止めよう
とは思わなかったです
内容の面白さに、
また本の中に引き戻されていく
ほんとに、初めて
ミステリー小説を読みたい方には
読みやすいので、
東野圭吾さんの本がおすすめです
今回のお話は、
刑事・加賀恭一郎の推理が素晴らしいです
なかなか、誰が犯人か分からない
みんな怪しい
この人かも?と思いつつ、
読み進めていくと、
まさか?まさか?嘘でしょ?の結末でした
読み終えると、
はぁ〜〜〜そうかぁ、としばらく放心状態
こういう体験をしてしまうと、
やはり、本を読むのはやめられないです
本当にミステリの傑作でした!
間違いなく面白いし、
読みやすいので、
ぜひ、たくさんの人に読んで欲しいです!